【特集】戦争の記憶-加害体験を後世に伝える-(上)

      2018/08/21

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昭和20年(1945年)8月15日、日本は終戦を迎えた。

73年前の今日、前線に送り込まれた兵士、日本で帰りを待っていた家族、それぞれがどんな思いで終戦を迎えたのだろうか。

「日本中国友好協会」の矢崎光晴さんは、戦争体験者、特に戦地に赴いた元日本兵の加害証言DVDの上映活動、また全国で講演しながら「戦争は人をどう変えるのか」「戦争の恐ろしさとは何か」を伝えている。

戦争体験者の多くが亡くなっていく今、彼らが私たちに伝えたかった思いとは。

矢崎さんへのインタビュー、また元日本兵の証言を通して、戦争の本質について改めて考えてみたい。

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「平和のための戦争展」をきっかけに、元日本兵の証言を映像化

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矢崎さんの父・新二さんは、中国戦線に赴いた元日本兵だった。

幼い頃から父の知人である元兵士らとの交流があったが、矢崎さんが戦争に対する強い問題意識を持ったのは大学生のころ。

「私の子供のころの遊びと言えば、兵隊のプラモデルを使った遊び。アメリカのドラマ『コンバット』など戦争ものが好きでよく見ていた」(矢崎さん)

大学生だった1980年、東京で開催された「平和のための戦争展」(主催「日本中国友好協会」)を手伝うことになった。

戦争展では、中国戦線で撮影された写真(元日本兵・村瀬守保さんが撮影したもの)や映画上映、そして元日本兵の証言コーナーも設けられた。

ここで矢崎さんは、実際の戦地に赴いた元兵士の生々しい証言をはじめて聞くこととなる。

その後、矢崎さんが中心となって元日本兵らの加害証言を映像化し、1991年に第1作となるビデオ(現在はDVD化 ※ )が完成、現在まで全4作が制作されている。

※ DVD「証言-侵略戦争」(全3部作)、「泥にまみれた靴で」(第4作)。購入・問い合わせは「日本中国友好協会」HPまで。
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