大学生らが未来の政策競う『未来国会 宮城地域予選』レポート

      2017/09/14

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若年層の政治参加拡大をめざすNPO法人ドットジェイピー 宮城支部主催の政策コンテスト『未来国会 宮城地域予選』が4日(月)、東北大学の片平さくらホールにて開催された。

インターンシップ生の政策発表の集大成となったこの日の未来国会。議員のフィールドワークのもと大学生が考案した独自性の高い政策に迫った。

開会

ドットジェイピー 未来国会 宮城

会の冒頭ではドットジェイピー宮城支部から開会宣言が為された。この日は宮城県や東松島市、名取市、白石市などの自治体職員のほか、インターネット技術を通じて政治啓発を行うNPO法人メディアージ 代表代行の漆田 義孝氏や、東北の起業家を支援するINTILAQ東北イノベーションセンター センター長 佐々木 大(ひろし)氏などがゲストとして参加。この未来国会では、政策としての妥当性のほか、大学生らしい政策の未来性・独自性が重視される。この日の大会には100名超の参加者が一堂に会し、東北最大級の政策コンテストが幕を開けた。

政策発表

この日の宮城地域予選には、6チーム20組の大学生らが参加。

ドットジェイピー 未来国会 宮城

一見過激にみえる政策を披露した『若者怒り新党』。極論だからこそ、社会保障費などのロジックをしっかり固めている。

発表の冒頭を飾ったのは、『若者怒り新党』を結成した衆議院議員 秋葉賢也事務所のインターンシップ生ら。「金の雨を降らす」「日本から高齢者を消し去る」といった衝撃的なキャッチフレーズで始まったこの発表は、これにより若者と高齢者との差を無くし、意識からの老化を防ぐ・年金問題へ終止符を打つなどの意図がある。全国民に一律毎月8万円を付与する『マネーシャワー』という解を示し、若者世代から現在の高齢者世代までの働き方改革と社会保障負担の不平等是正を訴えた。

ドットジェイピー 未来国会 宮城

『TOMOYOSHI's』の『日本列島モグラ化計画』は防災から経済振興までを包括する壮大な未来都市開発計画だ。

北朝鮮のミサイル発射などの時事トピックを柔軟に取り入れ、『日本列島モグラ化計画』を打ち出したのは利府町の及川智善町議会議員のインターンシップ生『TOMOYOSHI's』のメンバーら。日本に対する様々な危機を回避するため、日本全土の地下に核シェルターを用いた地下都市を開発する大胆な政策を打ち出した。津波といった災害からの防災の役割を果たし、通常は行楽地としての機能を果たすなど、中長期的な日本のグランドデザインを示す大胆な政策を示した。

ドットジェイピー 未来国会 宮城

『コミュ力UP政策』を掲げた和田政宗事務所。参加チームで唯一社会保障費を減らす政策をアピールする。

審査員からの注目を大きく浴びたのは参議院議員 和田政宗事務所の『コミュ力UP政策』。若者の心理に注目し、健康な人を増やすことで社会保障費を削減する政策を打ち立てた。この政策は、日本人のストレスを受けやすく元気がない状態を改善するため、身体活動を推進させる「アクティビティポイント政策」や、他にも「自己表現」といった科目を各学校教育に導入する政策も同時に提案した。

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パネルディスカッション

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今回の大会初となるパネルディスカッションでは、3つのテーマに合わせて参加者とゲストの間で議論が交わされた。

パネルディスカッションでは、一つのお題に対して各チームが回答し、その後7名のゲストが気になった点を質問・意見する。お題として挙げられた「誰の幸せを求め、誰の幸せをあきらめるか」「若者らしい視点で未来を考えられているか」「政策の実現性」などが議論された。各チームはゲストから挙げられた厳しい質問や感想に対し、政策の根拠となった海外の事例や政策の実現可能性についてそれぞれ回答を行った。

ドットジェイピー 未来国会 佐々木大

インティラック センター長・佐々木大(ひろし)氏。

ドットジェイピー 未来国会 宮城

NPO法人メディアージ 代表代行 漆田義孝氏。

結果発表

ドットジェイピー 未来国会 秋葉賢也

1位に輝き、Web予選に出場する『若者怒り新党』のメンバー。

衆議院議員 秋葉賢也事務所『若者怒り新党』のメンバーが1位を獲得。2次予選となるWeb予選への切符を勝ち取った。

衆議院議員 秋葉賢也事務所『若者怒り新党』のメンバーは、政治プレス新聞社の取材に対し、この結果について「素直に嬉しい。今回、やっているときが本当に楽しかったが、準備になかなか時間が割けないなか本番に臨むことになった。
アピールタイムで自分の素直な心情を話し、聞いていた方にはそれが響いたのではないかと思う。ゲストからの指摘にあったように、『マネーシャワー』という自分たちの政策そのものについてきちんと議論が出来ていたかということが今後の課題だ。これから一から政策を練り直し、さらにいいものを作りたいと思っている。」と語った。

本大会の事務局を務めたドットジェイピー宮城支部は「今回の未来国会は、今まで以上に大きな規模の大会になった。昨年の未来国会は発表だけだったが、今回はパネルディスカッションなど新しい挑戦ができたと思う。スタッフの提案での実施だったが、参加者自身も自分なりの意識をもって発表をしていて、結果としてすごくいいものになった。このまま毎回新しい事を続け、この未来国会で宮城が有名になれるように、いろいろなことに挑戦していきたい」と来年度以降の大会への意欲を語った。

宮城地域予選で1位に輝いた『若者怒り新党』の2人はWeb予選に進出し、同じく予選を勝ち抜いてきた全国からの代表と東京で行われる決勝への切符を争う。『若者怒り新党』の二人の活躍にさらに注目したい。

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