【弘前市長選 結果分析】新人・桜田氏勝利 市民へのサービスを訴えた選挙戦とその後の難しい舵取り 

   

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4月8日に投開票が行われた弘前市長選挙の結果は、新人の桜田氏が約44000票を獲得し、初当選を果たした。今回の選挙の投票率は53.40%と、投票率38.35%を記録した2014年の選挙と比べ約15%上昇し、その注目度の高さがうかがえるものとなった。

現市政に疑問を投げかけ続けた選挙戦

支援者と握手する桜田氏

今回の選挙がこれだけ高い市民の注目を集めたのは、祖父が市長であった市役所職員の桜田氏が出馬したことにより「保守分裂」の様相を呈したためであろう。同じ保守と称された葛西氏陣営及びその支援者たちにも選挙戦が始まると同時に焦りが報じられた。

桜田氏が特に訴えかけたのは、葛西市政の下で実行される「中核病院構想」や市所有施設の改修工事、運営体制についてであった。桜田氏いわく、市の財政を考慮した場合、数億から数十億円もかかるこれら事業に対して、財源が弘前市は限られているという。また、同氏のマニフェストの中に有料ゴミ袋の値上げについての訴えもあったが、桜田氏はこれを上記財源確保のための「税金」ではないかと疑問を投げかけていた。

「ひとのいのちとくらし」を訴えてきた桜田氏

今回落選した現職の葛西氏は、政策や公開討論でのやり取りにおいてこれまで自分の市政において成し遂げてきた成果を数字を用いつつ、詳細に示してきた。しかし、それでも有権者にとっては桜田氏が指摘する数々の問題に対して不安がぬぐい切れなかったのだろう。また、桜田氏が一貫して主張する医療や福祉などの住民へ直接届く行政サービスへの財源投入を訴えたことが、今回の桜田氏獲得票数44000票、葛西氏獲得票数28000票という大きな票数の差に反映されたといえる。

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