【岩手・奥州市長選-情勢分析】持ち味違う2新人奮闘、現職・小沢氏は市政継続なるか

   

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任期満了に伴う奥州市長選(岩手)が2月25日告示され、現職1名・新人2名が立候補を届け出た。動向と情勢を分析した。

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奥州市とは?

(前沢牛Facebookより)

(前沢牛Facebookより)

奥州市は、西側の奥羽山脈、東側の北上山地に挟まれ、北上盆地の南部に位置する。

人口は約12万人で、県内では盛岡市、一関市についで第3位の人口規模となる。県内では宮古市、一関市に次ぐ第3位の面積を擁する。

県内屈指の農業地帯で、前沢牛・江刺りんご・江刺金札米などの有名な農産物を生産している。

また、交通の利便性の良さを背景に県内でも屈指の商業集積が進み、

工業団地等が整備され、農・工・商のバランスがとれた産業基盤が特徴である。

奥州市長選

奥州市長選の候補者

(出典:奥州市HP、佐藤ひろしHP、佐藤くにお公式ブログ)

奥州市長選挙に出馬するのは、現職の小沢 昌記氏、新人の佐藤 洋氏、佐藤 邦夫氏の3名だ。

現職の小沢氏は岩手県立水沢高校、東京経済大学経営学部をそれぞれ卒業後、株式会社モミジ入社。1999年に水沢市議会議員に当選し、

2006年には奥州市議会の初代議長に就任した。2010年に奥州市長選挙で初当選し、2014年再選。

昨年11月に「市政の課題は山積している」として現市政の継続のため出馬を表明した。

新人の佐藤 洋氏は水沢高等学校と早稲田大学をそれぞれ卒業後、1978年に水沢市役所へ入所。2014年に現在の奥州市役所を退職し、同年奥州市議選に当選。

現市政は住民訴訟を抱え、議会と本質的な議論ができていない」として(<奥州市長選>元市議の佐藤氏、立候補を表明|河北新報)、同日投開票の初の改選を待たず、市長選にくら替え出馬する。

同じく新人の佐藤 邦夫氏は奥州市出身で、早稲田大学大学院を修了。1999年に旧江刺市議選で初当選し、2期を務めた。

合併後の奥州市議3期目の任期途中で辞職し「企業誘致などで積極的にトップセールスし、元気で明るい奥州を目指す」と話す。

(<奥州市長選>佐藤邦・元市議立候補を表明|河北新報)

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市長選の見どころ

現市政の「痛いところ」を突く佐藤洋氏の戦略

奥州市長選は、2新人の戦いに注目だ。3選目を掲げる現職の小沢氏だが、新人のひとり 佐藤洋氏は

奥州市が現在係争中の「有地売却訴訟」を主要論点として掲げ、現職と相まみえる。

これは奥州市が売却したJR水沢駅前の市有地について、市が奥州商工会議所へ不当に安く売却し、

市民に損害を与えたとして住民団体から訴えが提起されている。

本係争は控訴を経て高裁判決にまで発展し、昨年12月に仙台高裁判決にて「市長の裁量権の逸脱はない」との旨が示され、

原告側の住民団体の訴えが棄却されたものの、同団体は最高裁への上告を明らかにしており、紛争の解決は長期化しそうだ。

その他にも佐藤氏は、2015年に現市政で問題となった

メガソーラー施設の不適切な事務処理問題などを挙げ、現市政と真っ向からの対決姿勢を示す。

奥州市の中心部と周辺部の対立

2010年市長選の候補者別得票数(出典:奥州市選管)

小沢 まさき 46,157
相原 まさあき 33,537

2014年市長選の候補者別得票数(出典:奥州市選管)

小野寺 こうき 29,984
小沢 まさき 37,932

佐藤氏が初当選を果たした2010年・2014年の奥州市長選を見てみると、

2010年の初当選から2014年の再選にかけて約9000票もの得票数を落としていることに注目だ。

小沢氏が得票数を大幅に落とした2014年選挙戦では、告示1か月前に出馬した前沢町出身の新人候補者が旧町村部の支持を集め、大幅に追い上げた。

平成30年1月31日までの奥州市世帯人口(出典:奥州市HPより)

水沢区 56,388
江刺区 28,633
前沢区 13,503
胆沢区 15,549
衣川区 4,158

今回の選挙戦においては、3候補のうち唯一の江刺区出身である佐藤邦氏が「周辺部の活力がない」と訴えており(奥州市の将来像どう描く 市長選立候補予定3人が討論|岩手日報)、旧水沢市と周辺部との対立の様相が際立てば、旧水沢区出身の小沢氏・佐藤洋氏の得票数に影響があるおそれがある。

現職の小沢氏は2期8年の実績をもとに市政の継続できるか。引き続き、最終盤も情勢に注目したい。

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