【特集】「野党共闘」を検証する ‐ 民進党岩手県連 ‐(上)

   

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告示日直前、選挙序盤の感触は?

 

(出典:Twitter)

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告示日直前では、木戸口氏の知名度不足という問題がまだあって、正直、「厳しい選挙だな」と思っていました。

加えて、共闘と言っても初めてのことですし、選挙終盤のブースターと言いますか、「陣営全体を締める」ということが可能なのかどうなのか。

序盤のポイントは切迫していましたし、同時に、準備期間も短かかった故の「走り陣立て」でしたから、その辺の不安はありました。

 

しかし、主濱氏の知名度、達増知事の知名度、あとは今までの生活さんの実績が重要であって、そういった部分では、自民党候補よりも上回っていた面もありました。

そのため、今回は「先行逃げ切り」の選挙になるかなぁ、という感触を持っていました。

 

共闘という面では、生活さんが中心となってやってきた流れの中で、序盤は「第一声は各党一緒にやりますか」というくらいで、動員などについてもそこまで厳しい要求はなかったと思います。

 

なお、木戸口氏に対する知事の支援については「要所要所」という感じでしたが、主濱先生は告示日前からフル回転で、ほぼ付きっきりのような形でした。

そのため、木戸口氏が「主濱先生の後継」というイメージは、十分に浸透したと思います。

 

市民グループの動きについては?

(出典:Twitter)

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まず、市民グループ「ミナセンいわて」(「みんなで選挙 市民勝手連いわて」)共同代表の3人の方と、木戸口さんが一緒に映った「4連ポスター」を作りました。

「こどもたちの平和な未来を守るパパとママの会いわて」、「いわて市民ネット」など、安保法制の廃止を求める市民団体が出来上がってきて、その方々が野党4党による統一候補擁立を呼びかけました。

純粋な選挙活動としては、市民団体の方々を交えて、盛岡駅前で合同演説会を開催しましたが、大きい活動としてはそれくらいでした。

実際、市民グループの方々が選対の中に組み込まれて、戦略的に動いてもらう、というところまでは行かなかったのだと思いますが、これまで我々がリーチとして届かなかったお母さん世代などには、市民団体の方々を通じて声が届いた部分があったと思います。

 

一方で、活動のやり方として、例えばダンスを踊ったり、歌を歌ったりということもされていて、そういった団体にも所属されない一般の有権者にどのように受け止められたのか、検証の必要があると思われます。

首都圏で行われた「SEALDs」主催のデモなどは、若者も多いですし、コールや音楽についても、盛り上がりの中の自然発生的なものなのでしょうけれど、岩手に限らず地方の場合だと、そのやり方をそのままトレースしてやる、というのも少し無理があるような感じはしていました。

市民団体の方々も、有権者のリアルな反応や雰囲気を感じ取られたのだと思うので、市民グループの方々の選挙への関わり方については、今後、発展させ成熟させていくという側面はあると思います。

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与党側の動きと、その対策は?

(出典:Twitter)

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自民党さんは、今までにないくらい、団結力をもってやられたと思います。

岩手県は、自民党の側では重点区とされていて、あれだけ力が入ったのは「野党共闘に対抗するため」という面もあると思います。

田中真一氏(自民党公認候補)は落下傘でもありますので、我々としては正直、これまでやりやすかった部分もあったのですが、今回、共産党と組んでまでやるという野党に対して「負けられない」というのがあったのだろうと思います。

やはり空中戦には力が入っていて、自民党幹部の方、大物の方も何度も入っていました。

 

一方で、民進党としては、他選挙区との兼ね合いもあって岩手が重点区というわけではなく、党首クラス、大物が頻繁に来る、という状況ではありませんでした。

 

選挙中盤から終盤にかけての状況については?

(2016年6月28日、岩手県庁前で行われた野党4党合同演説会。出典:Twitter)

(2016年6月28日、岩手県庁前で行われた野党4党合同演説会。出典:Twitter)

 

選挙中盤から終盤の間くらいの時期(6月28日)に、岩手県庁の前で、中央から弁士を呼んで4党合同演説会をやったのですが、その時は2000人以上の人が集まりました。

私は、この演説会の雰囲気、盛り上がりを見て「木戸口氏が行った(当選圏に入った)かなぁ」と感じていました。

陣営としても、後半になるにつれて各党それぞれの動きも活発になって、最終盤に近づくころには、木戸口さんがだいぶポイントを上げている、という状況になりました。

選挙戦が進んでいくにつれ木戸口氏がリードしていくという展開の中で、陣営全体の「盛り上がり」によって、一定程度、無党派層にも広がったという側面はあると思います。

 

(下)に続く

 

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