中国ネット社会も騒然、中国の結婚式で広がるマナー違反

      2018/04/30

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林

こんにちは!東北大学学生記者のリン・ビンチンです!

日本や中国など国を問わず、出会った男女がパートナーとして結ばれる、結婚という儀式。素敵ですよね。

私が日本に来て初めて、日本の花嫁さんに対して抱いた最も大きな印象は「真っ白だ…」でした。ウエディングドレスのベール、白無垢、コートまで、あらゆる全てが白いと感じました。

神社で挙式をあげる花嫁さんは、中国の人にとってとても新鮮だ。(出典:weibo)

神社で挙式をあげる花嫁さんは、中国の人にとってとても新鮮だ。(出典:weibo)

最初はよく理解できませんでした。なぜなら中国では結婚は非常に楽しい活動ですから。中国の新郎新婦は赤いドレスを着て、結婚式もとてもにぎやかに行います。

日本では、結婚はもっと厳かな儀式なようです。日本式の結婚式のルーツを辿ると、平安時代から花嫁衣裳として白が尊ばれてきて、室町時代に様式が確立されたようです。花嫁の衣装の「純白」には、花嫁の精神や体がまっさらな状態になり、実家から離れて新しい家族と共存し、新しい状態から出発することを表しています。

中国の新郎新婦(イメージ)。全身が赤色に包まれる。

中国の新郎新婦(イメージ)。全身が赤色に包まれる。

結婚は日本と同様に中国でも神聖な行事ですが、近年中国では色々な醜い姿と行為が散見されるのも事実です。例えば、花嫁や女性の介添人へのセクハラまがいの悪習や、厚顔無恥に知らない人の結婚式で暴飲暴食をする人など、思わず呆れてしまうような習慣もたくさん残っています。

ちょっとやりすぎ?新郎新婦をからかう「闹洞房」

闹洞房の様子。

闹洞房の様子。

これは中国に昔からある風習で、結婚式の夜に同年代の親戚や友人が新郎新婦の部屋に押しかけて花嫁と花婿をからかって、夫婦二人の幸せを祝うというものです。

元々はいい行事でしたが、今中国の一部では悪ふざけがエスカレートして、夫婦をからかい過ぎた、度を越した行為がネットに流出し、中国国内でも呆れ返る人が続出しています。

例えば、親戚や友人が花嫁をどこかに隠し、新郎が見つけられるまで新郎新婦の部屋に入れます。新郎に女性の下着を着させて、ゲームをやります。

筆者はこのような愚かな行為が今の中国の農村でまだ見られる事に驚きました。

新郎新婦に無断で無銭飲食

また、台湾の結婚披露宴で、新郎・新婦にまったく無関係な女性が式に混じって食べ物や飲み物をびっくりするほど食べたり飲んだりしている動画がウェブで拡散されました。

彼女は自分が新郎・新婦ともに関係のない人だと暴露されると、逆上して、その人に怒鳴りつけるなどしました。彼女は「自分は新郎の友達だ」と主張しましたが、新郎と新婦はこの女性が誰か全然分からなかったそうです。彼女は式場を離れる際もなお、まだ食べ物を持って帰ろうとしていました。

どうしてこのような人が結婚式に現れてしまうのかというと、中国の結婚式は元々にぎやかな雰囲気で、沢山の人を誘うのが一般的であるためです。友達の友達や親戚の親戚なども参加でき、人が多ければ多いほど良いとされています。全然知らない人はもちろん入られませんが、時々誰の友達や親戚か新郎新婦ともわからない場合もあります。不審者はこの時の喧騒を狙って、食べたり飲んだりします。彼女もそのケースだったようです。

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ブライズメイドへのセクハラの過激化

中国のブライズメイド。(出典:weibo[@女神潮搭手册] ※写真はイメージです)

中国のブライズメイド。(出典:weibo[@女神潮搭手册] ※写真はイメージです)

実は元々花嫁にやる悪ふざけが中国にはありましたが、最近中国でブライズメイドが流行りになり、ブライズメイドが受けるセクハラも最近話題になりました。

ブライズメイドは結婚式での女性の介添人で、中世ヨーロッパに起源を持つ習慣の一つです。世界的に花嫁の親しい友人や親族などの未婚女性が務めることが多いですが、中国では、そういった花嫁の友人のほか、プロの女性がお金をもらい仕事としてブライズメイドを行うケースが多いです。

ブライズメイドへのセクハラや嫌がらせは中国でも既に真剣な社会問題になりつつあり、2009年に、海南省の女子大生が結婚式で新婦のブライズメイドとして結婚式に参加しました。しかしその女子大生は、その当日新郎の友人に別の所に連れて行かれ、強姦されました。

また2015年8月には、西安のある結婚式の後で、ブライズメイドが闹洞房に参加した男性5名に輪姦されてしまいました。またあるブライズメイドは、結婚式で侮辱され、その後何度も自殺を図りました。

その他無理やりブライズメイドにお酒を飲ませたり、プールに投げ飛ばしたり、服を脱いで体を触ったりといった行き過ぎた事件が目立ちます。そういったこともあり、ある地方では、ブライズメイドとして仕事に来る女性は少なくなりました。

いじめられる対象はほぼ女性です。花嫁やブライズメイドに対する侮辱を楽しむ人が、本当に社会的に責任に負わなくでもいいんでしょうか?このような風習はまた続いていくのでしょうか?

まとめ

いかがですか?いろいろな国でその国独自の結婚風俗がありますが、中国の伝統的な結婚式は元々日本のようにもっと厳かなものでした。

いつからこのようになったのか分かりませんが、人に迷惑をかけたり、傷つけたりする事は避けたほうがいいのではないでしょうか。

中国の大都市でこのような悪い習慣はもう見られなくなりましたが、中国の農村部はまたこのような事件が続いており、非常に残念だと思います。今後、状況が改善されるように願うばかりです。

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林冰清 (リン ビンチン)
1991年生まれ。中国杭州市出身。アメリカ・マイアミ大学卒業、現在東北大学経済学研究科在学中(修士1年生)。専門は経済史と対比研究。政治プレス新聞社・学生記者。

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