アメリカでの出産は本当に合理的?中国での「米国出産」ブームを振り返って

   

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中国ではアメリカで子供を産むことはもう産業になりました。日本では医療条件など産婦を一番に考えているのは一般的なのですね。中国の文化では、母親よりも子供の将来を元に考えている親は多いです。起業家たちはこれをビジネスのチャンスとして、会社を作りました。

これは一体どのような会社なのでしょうか?

一般的に考えうる通り、アメリカで子供を産むことは費用が高くつきます。そのメリットは果たしてお金をかけるだけの甲斐があるのでしょうか?一方、この「出産ビジネス」にはどのようなトラブルがあるのでしょうか?

中国の月子(yue zi)センター

月子は中国の産後の習慣「坐月子」に由来する概念です。妊婦は出産後一ヶ月はしっかり安静にして、体力を回復させるという中華圏に根付いた習慣です。

月子センターはそういった文化を前提として、妊婦がよく休めるようなサービスを提供する場所です。一般的には、専門的な栄養士が月子餐(yue zi can)と呼ばれる妊婦が早めに回復ようにする特別な食事を提供したり、産後の不安なメンタルのケアや不自由な体のサポートをしたりといったいろいろなサービスがあります。

赤ちゃんもここで預けられ、お母さん自身もゆとりのある時間をもらえて、体の回復や、体型の管理などに専念できます。

このサービスは贅沢なので、値段も高いです。一般的には70万円から数百万円まで、建物とサービスの質により値段も違います。

アメリカで「坐月子」の概念を始めたのは台湾人です。近年はゆっくりと発展して完璧なビジネスモデルを形成しました。

このような月子センターはアメリカで営業許可書がないものの、不法とも言いきれないグレーなビジネスです。企業はこのモデルを使って、アメリカで子供を産みたい中国の妊婦に産後休憩する場所を提供します。

妊婦が産後住む家は一戸建てあるいはマンションで、周りは病院やスポーツセンター、公園、スーパーといった日常に必要な施設が揃っていて、安全性と機密性が高い地域です。掃除と食事は提供されていて、出かける際は運転手がいます。

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アメリカでの出産のメリット

「月子センター」を利用する妊婦。

「月子センター」を利用する妊婦。

アメリカでの出産のメリットは、主に次のようなものだといわれています。

1.赤ちゃんはアメリカの国籍を取ることができ、将来海外に旅行するのに便利だ。

2.生まれた子どもが18歳になると、親と子供は中国か米国のいずれかの国籍を選べる。

3.アメリカの大学授業料が(海外からの)留学生として勉強する場合と比べて安く、奨学金の申し込みも簡単になる。

4 政府や航空会社など、アメリカ国籍の人しか就職できない領域でも仕事に従事できる。

現実はどうですか?

1.小学から高校までの授業料が免除になる?

授業料が免除になるのは、いずれも自分の戸籍がある公立の学校の場合です。どこの学校に通うかは買った住宅の場所によります。そしてその場合、中国とアメリカの小学校と中学校、高校での教育質量が高いかどうかはまた別問題ですね。

また大学の授業料の免除は本州の人に対する政策ですが、外州の人は留学生とおなじです。また、私立大学は誰でも同じ授業料を払わなければいけないです。注意すべき点は、アメリカの私立大学は高質の教育の代表です。これは日本と中国とは違います。

2.簡単にいい大学に入れる?

アメリカのいわゆるアイビー・リーグは確かに世界のトップレベルの大学群ですが、アメリカ人でも簡単に入れるところはないですね。逆に、中国のレベルの高い高校を卒業し、ハーバード大学に入るような例もあります。

3.仕事の保障と年金はどうなる?

アメリカのパスポートを持っていたら、必ず仕事を探せて、老人になると年金をもらえると思っている親が多いですが、実際はどうですか?
まず、アメリカの戸籍はアメリカで仕事をできる資格を提供するものです。必ずいい仕事を探せる保障はないです。アメリカで経済が悪いときや、失業率が高い時もあります。だから沢山中国の親達はアメリカの戸籍に対して期待が高すぎると思います。

アメリカのパスポートを持っていたら、必ず仕事を探せて、老人になると年金をもらえると思っている親が多いですが、実際はどうでしょうか?
まず、アメリカの戸籍はアメリカで仕事をできる資格を提供するものです。必ずいい仕事を探せる保障はないです。アメリカで経済状況が思わしくないときや、失業率が高い時もあります。だから中国の親達は、時にアメリカの戸籍に対して期待が高すぎるのではと思うときもあります。

年金というと、もしアメリカの国籍を持って、ずっと中国で生活をしている老人(65歳以上人)は突然にアメリカに住みたい、アメリカの年金はもらえますか?答案はできます。もし中国の給料はアメリカで「低い」と考えられる場合、アメリカのある州で一ヶ月住んでいてから、SSI(アメリカの年金)をもらう資格を持ちなります。しかし、この年金をもらう人はアメリカに離れる長さは一ヶ月以内しかないです。それ以上の時間をアメリカに離れると、もう一度申し込みになります。

4.医療保険

どのような人はアメリカの医療保険を使えるでしょうか。これは、65歳またそれ以上な老人、あるいは65歳に足りない長期体が不自由な人と腎不全な人。申込者は必ずアメリカの国籍また永住権を持っている人しかないです。特に強調したいのは本人あるいは配偶者は国家に医療保険税を10年以上払わなければいけないです。(収入と預け金に問わず)

また現実では、未来の事は予測できませんよね。まず、親がどこで仕事をするのか。もし中国で仕事をすると、子供も中国の学校へ通わなければなりません。そうなると、(アメリカの国籍を持っている子どもは)中国では戸籍の問題で、インターナショナルスクールしか行けなくなりますね。国際学校は一般的な学校より費用が高いです。これは普通の家庭には負担になるかもしれません。

まとめ

いかがですか?アメリカで子供を産むのコストはとても高いとはいえません。中国の中産以上の家庭や日本の一般的な家庭が負担できる程度です。

しかし、メリットをよく考えてみると、果たして自分の需要と本当に合っているのでしょうか?もし問題があったら対応することはできるのでしょうか?筆者はこのような問題は人によって状況も違うと思いますが、どんな人にとっても絶対にいい方法だとは必ずしも言えないと思います。

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林冰清 (リン ビンチン)
1991年生まれ。中国杭州市出身。アメリカ・マイアミ大学卒業、現在東北大学経済学研究科在学中(修士1年生)。専門は経済史と対比研究。政治プレス新聞社・学生記者。

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