【タイ】「ゾウのお寺」ワット・バン・ライ

   

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金と白であしらわれたお寺はタイじゅうにあります。これがカンボジアやラオスでみられる典型的な「ワット(お寺)」です。

円錐や鐘のような形をしているもので、時々ピラミッドのようなとがった屋根のものも見られます。

もしあなたが東南アジアを旅して回ったら「お寺なんて、さほど違いはないだろう」と思うでしょう。そういった寺院がなぜ建てられたかという歴史を知って初めて、その違いが鮮明になるんです。

wat ban rai ワット・バン・ライ

もしあなたがバンコクにいるのなら、タイの北東部・ナコーンラーチャシーマーまでは車で3時間半で行くことができます。

そして、ゾウの形をした「Wat Ban Rai(ワット・バン・ライ=ゾウのお寺)」の美しさに魅了されることでしょう。

このワット・バン・ライは48,562平方メートルの湖の真ん中に建設されています。

寺は対をなす2頭の蛇神「ナーガ」に守られています。「ナーガ」はヒンドゥー教・仏教の蛇神で、19もの頭部をもつとされています。

wat ban rai ワット・バン・ライ

19もの頭を持つ蛇神「ナーガ」。

この寺は現存しているセラミック・モザイク調の建物としてはアジア最大のもので、

特色あるゾウのお堂だけではなく、驚くほど美しい彫像や絵が至る所でみられます。

ここワット・バン・ライを訪れる人は誰でも、ブッダの人生を描いた作品の数々にため息をつくほど見惚れるものです。

ワット・バン・ライでは柱から壁、天井などの細部にわたって、心を震わせるどこにもない芸術が絶え間なく広がっています。

そしてまるで美術館を歩いているような素晴らしい体験にもかかわらず、このお寺では拝観料などの料金は一切求めていないのです。

wat ban rai ワット・バン・ライ

ワット・バン・ライは、お金こそ大変なものがかかりましたが、ここイサーン地方の人たちにとってはとてもかけがえのない存在です。

お寺は寄付や個人のボランティアによって再建されました。この貢献は政治家だけではなく、一般の参拝者の人の多くが関わりました。

タイの高僧ルアン・ポー・クーンの確固たる努力のおかげで、約1億バーツ(約3億2000万円)ものお金が集まり、このワット・バン・ライの再建に役立てることができました。

wat ban rai ワット・バン・ライ

ワット・バン・ライは旅行者にとっては途方もなく大きい芸術作品の集まりですが、

敬虔深いタイの人々にとってはとても重要な場所で、どんな人でもその敬意を表することを求められる場所なのです。

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Sheila Tagaro (シェイラ・タガロ)
フィリピン生まれのフリーランスライター・トラベルライター。6年間もの東南アジア周遊記録をインターネットで発信中。米「Huffington Post」等有名メディアに寄稿中。 オンラインで英語学習者向けの執筆を行いながら、さらなる旅を続けるためフリーランスで働いている。

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