仙台から世界をリードする地震研究 -「被害を最小限に」(1)[東北大・趙大鵬教授]

      2018/04/30

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趙 大鵬(ちょう たいほう)

東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター 趙大鵬教授

 

東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター教授

中国・黒竜江省ハルビン市出身、アメリカ国籍

1984年 北京大学卒業、1988年 東北大学 修士学位取得、1991年 東北大学 博士号取得、1992-1995年 アメリカ・カリフォルニア工科大学 博士研究員、1995-1997年 アメリカ・ワシントン大学 主任研究員、1997‐1998年 アメリカ・南カリフォルニア大学 研究助教授、1998‐2002年 愛媛大学 准教授、2003‐2007年 愛媛大学 教授、2007年4月から現職。

主な研究テーマは、「地震波トモグラフィー」を用いた地球内部構造とダイナミクス、地震の発生機構、火山の深部構造と起源などの解明。

 

24万人もの命を奪った中国「唐山大地震」をきっかけに、地震研究の道へ

 

東北大学に在籍していた趙教授の博士論文。日本列島地下の三次元構造を明らかにしたもの

 

趙教授が地震研究者を志したきっかけは、1976年7月28日、中国・河北省唐山市(北京から東に約110キロ)で発生した「唐山大地震」だ。

M7.8を記録したこの地震では、当時、唐山市の人口約100万人のうち、4分の1の約24万もの人が亡くなった。

「あの時私は13歳、中学校2年生でしたが、新聞などで悲惨な被害状況を目にし、大変心を痛めました。

そして、もし地震が予知できるなら、沢山の人の命を救うことができるのではないかと考え、4年後に北京大学地球科学科に進学し、地震研究の道に足を踏み入れました」(趙教授)

北京大学を卒業した趙教授は、難関試験を突破して1985年10月に日本に留学。

宮城県仙台市にある東北大学「地震・噴火予知研究観測センター」で本格的な地震研究を始める。

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