海外進出企業の架け橋・国際税務の専門家としてアジアで活躍する原高明さんにインタビュー

   

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海外進出企業の架け橋・国際税務の専門家としてアジアで活躍する原高明さんにインタビュー

東北地方には日本国内や、世界中で活躍している方々がたくさんいます。

そこで、東北で輝く人々を紹介する企画第1弾!

今回は、宮城県仙台市で公認会計士事務所を運営している原高明さんをご紹介します。

 

昨今、日本では少子高齢化による国内市場の縮小が進む一方、アジア地域など海外では人口の増加により市場が拡大しています。

このような状況の中でアジア地域へグローバル展開する企業が数多くあり、特に東南アジアを含むASEAN地域は大きな市場として日系企業が注目している地域でもあります。

そこで、この東南アジア地域を専門に海外進出企業を支援する、原高明公認会計士・税理士・行政書士事務所長の原高明さんにお話を伺いました。

(以下、インタビュー)

(原高明さん)

ひょんなことからフィリピンへ出向することに

私は、公認会計士として監査法人に入社後、1997年から2002年までの5年間、フィリピンの会計事務所へ出向しました。

というのも、勤務していた会計事務所が所属するグループのアジア地区の研修会に参加した際、日本と韓国以外の参加者のほとんどが英語を流ちょうに話していたことに衝撃を受け、英語圏での勤務を希望するに至ったためです。

その当時、英語圏の勤務先はオーストラリアとフィリピンの2択で、気軽な気持ちでフィリピンを希望したところ、希望者が私だけだったため、フィリピン事務所へ出向することになったという経緯がありました。

フィリピンでの勤務も予定では1年でしたが、結局5年間勤務し、その間に様々な方と出会うことができました。その縁が現在の仕事にも繋がっています。

生活面では、慣れるまで苦労したことも多々ありました。当時は公共料金の支払いが自動引き落としでなく、払い込み用紙が届いたらすでに期限切れだったということもありました。

 

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海外を飛び回り様々な経験を

2002年に帰国した後、まもなく外務省へ出向となり、在外日本大使館の査察業務に携わりました。

そこから1年かけて世界20か国の日本大使館や領事館を回り、世界各国にいる日本大使はもちろん、各地で頑張る日系企業の方々などに出会いました。

中でもアフリカの大使館は強烈でした。

移動時には現地の警察官が先導したり、戦闘が行われていたという地域を訪れた際には、大使館が入居している建物の壁に銃弾の跡があったりと、日本では見られないような光景に遭遇しました。

このように、海外勤務を通して様々な貴重な経験をしました。

その後、現在の個人事務所を2015年に立ち上げ、フィリピンと日本を行き来する日々を送っています。

 

技能実習生の受け入れ事業にも取り組んでいます

当事務所では、フィリピンからの技能実習生の受け入れを専門に行っている「協同組合アミティ」に参加し、「協同組合アミティ東北事務所」としても活動しています。

昨年8月からこの事業を始めましたが、現在50人ほどの実習生を迎え入れている状況です。

フィリピンは、政府が海外へ働きに出る国民の保護に力を入れているため、の多くの国と異なり、技能実習生の送り出しに際し、送り出し手数料の徴収が禁止されており、実習生が来日に際し多額の借金を抱えてくることがなく、金銭的理由による失踪の心配も他国に比較するとかなり少ないです。

また、フィリピン人は陽気で協調性の高い人が多く、日本人と一緒に働くうえでも馴染みやすいのかもしれません。

現在、日本にいる技能実習生の出身国で最も多いのは中国ですが、最近はベトナム出身者が増加傾向にあります。

ベトナム人実習生は現地で日本語を勉強してくるので、日本に来てからのコミュニケーションが取りやすいことや、真面目な性格で熱心に仕事に励むので日本の企業にも受け入れられやすいのではないかと思います。

ただしこの11月から施行された技能実習新法により、高額な送出し手数料の問題が注視されており、技能実習生の有力な供給地に関しては、今後何らかの変化があると思われます。

今後の展望について

これまで国際税務に長年携わってきた中で、フィリピンなどの外国人技能実習生を受け入れてくださった企業が、実習生らの真面目で熱心な働きぶりを実際に見て、現地への進出を決めるということがあったのですが、そのときにとてもやりがいを感じました。

このような良い循環を作り出し、インバウンドとアウトバウンドをバランスよくやっていけたらと思います。

そして、日本企業とフィリピンを結び付け、ウィンウィンな関係を築く、架け橋として海外進出企業を支援していきたいと考えています。

日系企業が人手不足の中で生き延びるには海外のマーケットを目指しますが、そうした中では外国人の人材が必要になるという流れが今後も継続してあると思うので、これまで進めてきたように、世界の力を借りて中小企業が良い仕事をできるようなサポートをしていきたいです。

フィリピンに足を運んだことのない人も多いと思いますが、百聞は一見にしかずなので、ぜひ一度足を運んで現地の事情を自分の目で見て感じて頂ければと思います。


 

◇原高明公認会計士・税理士・行政書士事務所

宮城県仙台市若林区石名坂27-4

022-281-8725

 

 

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