安倍外交 会談がドタキャンされたルーマニア訪問

      2018/04/07

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今回は東欧で数少ないラテン民族の国、ルーマニアとの首脳会談を取り上げる。今回のルーマニアの会談において、話題となったのがルーマニア首相の「ドタキャン」だ。安倍首相がルーマニアを訪問する前日に、首相は突然辞任。今回は、この首相不在で行われた会談の概要と辞任劇の背後に迫る。

首相不在の中ヨハニス大統領と行われた会談の概要

安倍首相とヨハニス大統領

1月16日、安倍首相は首都ブカレストにて、ヨハニス大統領と約50分間にわたって会談した。会談の中で安倍首相は日本が協力して進めているブカレスト国際空港アクセス鉄道の建設に言及。また、ルーマニアに対するビザ免除措置を通達した。これに対して、ヨハニス大統領は日本側のビザ免除措置を歓迎した。また、会談では日本・EU関係、北朝鮮問題が話し合われた。

日本側の援助で建設が進められている「ブカレスト国際空港アクセス鉄道」

ルーマニアとの会談で注目したいのはブカレスト国際空港アクセス鉄道の建設だ。現在、ブカレスト国際空港とブカレスト市内をダイレクトに結ぶ鉄道は存在しない。公共バスもしくはタクシーを使用することになる。実際、「ブカレスト空港から市内へのアクセスは本当に不便だ」という旅人の声を聞いたことがある。

そこで、ルーマニアは市内のビクトリア広場とブカレスト国際空港を結ぶ全長約15キロの鉄道を建設している。このプロジェクトに対し、日本は円借款という形でサポート。2010年、鳩山政権時代に決められた。この鉄道プロジェクトには渋滞解消の意味も込められてるという。セルビアの支援でも見られたが、環境問題の解決をサポートする日本側の姿勢がルーマニアでもあるようだ。空港鉄道が開通するのは2018年秋、とのこと。開通すると、市内からブカレスト国際空港までのアクセスは格段に改善される。

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1987年生まれ。神戸市出身。神戸大学大学院国際文化学研究科修了(国際関係・比較政治論コース)。専門はユーゴスラビアといった中東欧の政治・国際関係。 民間企業に勤務後、3ヶ月間の中東欧でのバックパッカー体験を経て、2016年より独立。『Compathy Magazine』『TRIP’S』など複数のメディアで活躍中。

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