【横須賀市長選-情勢分析】小泉進次郎も連敗中。「最強現職」吉田市長とは?

   

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吉田雄人

(出典:小泉進次郎Facebook・吉田氏HP)

任期満了に伴う横須賀市長選が18日告示され、現職1名・新人2名が立候補を届け出た。動向と情勢を分析した。

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【開票速報・結果】横須賀市長選挙(市長選) 2017

横須賀市とは?

横須賀市(よこすかし)は、神奈川県の三浦半島に位置する都市。中核市に指定されている。

市内の行政・経済的都市機能が集中する東京湾岸には大工場や住宅群がひしめきあうが、相模湾岸には自然が多く残され農業も盛んである。

東京湾の入口に位置するため江戸時代から国防の拠点とされ、軍港都市として栄えた。現在も米海軍施設および海自・陸自基地が置かれている。

横須賀市長選の候補者

左から現職の吉田氏、新人の上地氏・林氏。(出典:各候補者Facebook)

横須賀市長選挙に出馬するのは、現職の吉田雄人氏と、元市議会議員の上地克明氏、団体職員の林伸明氏だ。

現職の吉田氏は早稲田大学政治経済学部を卒業後、コンサルティングファームのアクセンチュアに入社。2003年・2007年の横須賀市議選で当選。2009年の市長選で初当選を果たし、2013年も当選した。

新人の上地氏は早稲田大学商学部を卒業後、議員秘書等を務めた。2003年に横須賀市会議員初当選以降、3回当選。自民・民進・公明の3党の推薦を受ける。

新人の林氏は日本共産党三浦半島地区委員長。神奈川大学卒業。日本美術会会員として鑑賞者参加型インスタレーション作品を制作、発表している。日本共産党が推薦する。

吉田市長に連敗の自民、「雄輔パパ」擁立

近年の横須賀市長選は、後述の現職の吉田氏 自公が支援する候補者が次々と敗れる異例の選挙戦となっている。

横須賀は言わずと知れた小泉進次郎氏の地元で、自身の選挙では負け知らずの小泉家もこの市長選では2度土を踏んでいる。

前回選挙では当時の副市長を擁立した自民・公明だったが、あえなく敗戦。市議会での長年の実績があり、タレント・上地雄輔さんの父である上地克明氏に白羽の矢が立った。

政界引退した父・純一郎氏も、産経新聞の取材に対し「どっちが勝つのだろうね。分からないね」と今回の選挙戦の難しさを認めている。(2017.6.12産経)

果たして選挙戦はどのように展開していくのだろうか。

幼いころの雄輔さん(写真左)と上地氏(出典:上地氏HP)

幼いころの雄輔さん(写真左)と上地氏(出典:上地氏HP)

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数字で見る、小泉家が対峙する「最強市長」

(1)11,442票で市議選当選 統一地方選全国最多得票

市議時代の吉田氏(写真左)。同僚の藤野市議と。(出典:藤野英明ブログ)

市議時代の吉田氏(写真左)。同僚の藤野市議と。(出典:藤野英明ブログ)

現職の吉田氏は、市議時代改選となった2007年横須賀市議選では11,442票で当選。

これは政令市を除くこの年の統一地方選で全国最多得票となった。

(2)市議時代からの1700日の辻立ち

(出典:吉田雄人応援団Facebook)

(出典:吉田雄人応援団Facebook)

吉田氏はいわゆる辻立ち・駅立ちを重視している。公式ウェブサイトでは今年2月7日に市議時代から継続する駅立ちが1,700日を達成したと発表。

吉田氏について「市民にとっては身近な存在」(週刊朝日2017年6月2日号)と評する向きや、

また人気SNS・Twitterで、2013年当選時には「選挙に関係なく毎月の様に駅前で見かける」ことも勝因ではないかと推測するユーザーも見られた。

(3)2013年市長選:投票率45%→50%にアップ

吉田雄人 横須賀

2009年、自公支援の現職を破り下馬評を覆した吉田氏は一躍時の人となった。

初の改選となった2013年市長選では、進次郎氏が初めて選対本部長として選挙戦の中心を担った。

全国紙をはじめとした各メディアがその行方に注目。2013年選挙戦の投票率は、50.72%を記録。

これは昭和60年以降の市長選では最も高い数字で、2009年の45.22%に比較して約5%も跳ね上がった。

吉田氏vs上地氏、徹底比較

吉田氏・上地氏ともにトップ当選経験者

市議選での得票数

吉田氏 上地氏
2011年(平成23年) 出馬なし 6,495
2007年(平成19年) 11,442 2,551

赤字がトップ当選時の得票数。データ出典:横須賀市選挙管理委員会)

吉田氏・上地氏はともに市議会議員選挙でのトップ当選の経験者だ。

吉田氏の市議時代に築いた統一地方選最多得票11,442票はゆるぎないが、2011年(平成25年)選挙戦では上地氏も6,495票でトップ当選を果たしている。

なお、2007年に2,551票だった上地氏の得票数が4年後の6,495票にまで著しい伸びを見せたのは、

2006年~2011年まで放送していた「クイズ!ヘキサゴン」の影響も無視できない。

息子であるタレントの上地雄輔さんが一躍有名になり、上地氏の認知度向上に寄与し、2011年の選挙戦には「上地くんのお父さん」としての認知が定着したとみられる。

横須賀高校→早稲田大学の横須賀産エスタブリッシュメントの系譜

現職の吉田氏と新人の上地氏はともに地元進学校・横須賀高校を卒業後、早稲田大学に進学・卒業している。

横須賀高校は戦前の旧第四中学校を源流とするいわゆるナンバースクールで、

「自主自律」「文武両道」を掲げる県内の名門校だ。年長の上地氏は24期卒で、吉田氏が46期卒にあたる。

早稲田大学では上地氏は商学部、吉田氏は政治経済学部とそれぞれ異なる学部に属したが、同じ早稲田OBをめぐる争いは非常にシビアだ。

東京都出身の吉田氏はいわゆる「地元」のバックグラウンドはないが、「横須賀産エスタブリッシュメント」ともいえる二名の候補者の出自は非常に似通っている。

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