超競争社会・中国で加熱する海外留学

   

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こんにちは!東北大学学生記者のリンビンチンです!日本の皆さんは中国の留学生に対してどんな気持ちを持っていますか?好きですか?それとも「よくしゃべっていてうるさいなあ…」など、頭痛の種ですか?

奨学金などの提供で有名なJASSO(日本学生支援機構)の調査によると、日本に住んでいる留学生の中で、中国からの留学生数は13.44万人と、日本の留学生の総数の60%以上を占めているそうです。実際に、中国人の留学生が日本を選ぶ理由として、マンガ・アニメが好きというのを理由に挙げる人は多いです。そして毎年2万人の中国人留学生が大学・短期大学・大学院から卒業し、大部分の学生が日本で就職します。

これは日本社会に対して良い事なのでしょうか、悪い事なのでしょうか?筆者は、これで日本の少子化による労働力不足の問題を解決できると思う一方、日本社会の文化に与える衝撃も問題になるのではないかと心配しています。

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中国の留学ブームの原因

筆者はアメリカへ留学した時に気付いたことがあります。筆者が留学した大学には、中国人の留学生は大勢いましたが、日本からの留学生はたったの10人ほどしかいませんでした。

日本の家庭より、中国の家庭または個人のほうが留学に熱心であると思います。この原因は何でしょうか?

それは、国の経済発展の段階や家庭の収入、そして教育について認識の違いから来るものではないかと思います。

①経済の発展段階の違い

中国は近年、経済がグローバルに発展し、各産業で国際教育を受けた留学生を雇う必要性が増えています。グローバルな視野を持ち、総合的な能力が高い人材が、中国全体で以前よりもっと人気になりました。この経済発展が続いていくという楽観的な見通しも、留学生の人数が増えた原因のひとつです。

一方発展段階の中国と比べると、日本はもう先進国なので、社会情勢は中国より安定していると思います。各方面の産業はすでに成熟しており、必要な人材も自国での教育システムで賄えます。また、日本は独自の生活スタイルを持っている国なので、例えば大学生が日本を出てヨーロッパで留学すると、きっと色々な不便があるのではないかと思います。

②家庭の収入と留学の関係

統計データによると、中国人の家庭では国の経済の発展とともに、収入も毎年増加しています。家庭の収入が高いほど、教育に投入する額も高い事がわかりました。留学生の親が、私営企業と国営企業で働いている比率は、それぞれ25%と27%になり、ついで個人経営者になります。この中で会社役員等は62%で、一般の会社員は27%を占めています。つまり、現在は高収入の家庭だけではなく、一般的な収入の家庭でも自分の子供を留学させてあげるようになっているのです。このような家庭は子供の小さい頃から、留学のためのお金を準備していることが多いです。

 

一方、中国人の私から見ると、日本の人は子供が小さいときから留学させようと考えている人は少ないと思います。「年功序列」が一般的な日本の家庭の収入は、中国の家庭の収入より格差が少ないと思います。例えば、日本では一般的な会社に勤めている20代と30代の給料は一定の差がありますが、同じ30代の社会人の給料はほぼ同じでしょう。中国での貧富の格差の大きさと比べると、日本の方が生活水準は均等だと思います。だから、日本の人にとって日常生活以外で必要なお金を将来的な投資に使うことは、予算外の出費になるかも知れません。

③日中の教育や留学についての認識の違い

中国には「知識は運命を変える」という言葉があります。本当に変えるかどうかわからないですが、中国人の中では高学歴であることに対して強い執念を持っている人が多い事は事実です。親も自分の子供の進路がもっと良くなるように全力で支えています。

しかし、中国でも今は大学生が多すぎるのが現状です。では、その中でどうすれば自分の将来の競争力を高めることができるか考えると、留学は悪くない選択肢です。これも中国の留学生が増えている原因だと考えられます。

日本人は勉強熱心ではない?

では、日本人は勉強熱心ではないのでしょうか?それは絶対に違います。

しかし、日本の学生は、家庭の決定より、自分の周囲の環境によって進路を決めている人が多いと思います。友達の間で留学する人がいないのなら、自分はそのような事も考えない、これも自然な考え方ではないでしょうか。留学は親のお金より、奨学金や自分でアルバイトをして貯めたお金で行うことが一般的だと思います。中国のような激しい競争がない限り、留学の意味もそんなにないのではないでしょうか。

おわりに

いかがでしょうか?この文章は中国の留学ブームの現象と日本からの留学生が少ない原因を分析しました。

日本の独特な文化、特にアニメの文化は中国の学生を魅了しています。将来もたくさんの中国人留学生が日本に勉強しに行きたいと考えるでしょう。日本での文化や知識の交流は、留学生にとって珍しく、記憶に残る体験になると思います。

しかし、留学生たちは、留学の結果、将来本当により多くの選択肢を得られるのでしょうか?あるいは、その選択肢はより厳しくなるのでしょうか?今回の記事で皆さんに紹介していきたいと思います。

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林冰清 (リン ビンチン)
1991年生まれ。中国杭州市出身。アメリカ・マイアミ大学卒業、現在東北大学経済学研究科在学中(修士1年生)。専門は経済史と対比研究。政治プレス新聞社・学生記者。

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