中国発のソフトパワーが世界を席巻 動画アプリ「TikTok」に世界の10代が熱狂する理由

      2018/05/31

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スマホ 女性

中国発の動画ソーシャルアプリ「TikTok」。いまや日本では10代の女性100人のうちの24人が使っていると言われており、中国はもちろん韓国、東南アジアを中心に大人気になっている。

世界的に定着したサービスやSNSには、 Youtube、Facebook、ツイッターなどのように、アメリカ発のものが多く、その殆どは中国では使えなかった。しかし2017年に中国の動画アプリ「抖音(Douyin)」の国際版「TikTok」がリリースされると、この中国発のアプリは一躍世界的なアプリの一つとして、世界の流行を左右しているとさえ言えるほどの存在となった。さらに国際版において、ユーザーが動画作りの際に中国の流行曲を使用するなど、今まで海外であまり知られていなかった中国のソフト・パワーの広がりを見ることができる。

今回は、この運営会社「ByteDance」の戦略と、このアプリが世界的に流行った理由について考察してみる。

運営会社「ByteDance(字節跳動)」の実態

「TikTok」の運営元は中国で大ヒットしたニュースアプリ「Toutiao(今日頭条)」でも有名なメディア会社 の「ByteDance(字節跳動)」である。「ByteDance(字節跳動)」は、2012年3月に北京で創業され、現在1日平均読者数が1億2000万人、提携メディアは3700社に及び、中国のネット関連企業の中で最も注目されている。その事業の一つである動画ソーシャルアプリ「抖音(Douyin)」が2016年9月中国国内に配信されて以来、2017年には中国国内で急成長を遂げ、中国SNS市場のトップを争ってきた。

そして2017年5月に国際版の「TikTok」が配信され、11月には、すでに世界的な成功を収めていた。それまでライバルアプリとされていた中国発ショート動画アプリ「Musical.ly」を8億ドル(日本円で約890億円)で買収して会社のグローバル化を果たし、世間を驚かせた。

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