拡大する中国市場、日本映画の可能性は?高い評価と今後の可能性

      2018/04/30

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中国映画市場の第1四半期総興行収入が初めて北米映画市場を超えて中国の映画マーケットの重要性がいよいよ無視できないものとなったと、4月3日アメリカNBCのニュースが報じた。(原題:China box office overtakes North America for first time"The importance of China as a movie market cannot be overstated.")

成長を続ける中国映画市場の中で高評価を得た日本映画、しかし、その興行収入は決して楽観的ではない。今後の中国映画市場において日本映画はどのように対応すべきだろうか。

空白期を乗り越え、中国で高評価を得た日本映画

2006~2015年の10年間で、中国で上映された日本映画はわずか10本だった。特に2011~2015年の5年間は1本も公開されておらず、中国での日本映画の空白期といえる。しかし2016年に入ると一気に12本の映画が公開され、2017年には8本が公開となり、今年も日本映画の公開が中国映画市場で増える見込みである。

中国の映画論評界においては、日本映画特有の「人情味」、「人物像の深さ」も高評価を得ていると言える。映画レビュー投稿サイト大手「豆瓣」では、2017年中国国内興行収入5位以内の映画は7点、5点前後を得ているに対して、日本映画は「続・深夜食堂」を始め、全て平均5点以上(満点は10点)の評価を得ており、これは微信(WeChat)公式アカウントの大手映画評論アカウント「Sir电影」でも話題になった。

点数 評価人数 タイトル
8.0 27025人 続・深夜食堂
7.1 17035人 劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール
7.0 76002人 銀魂
6.8 53279人 聲の形
6.6 16311人 映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険
6.3 23568人 君と100回目の恋
6.3 3135人 ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ
5.1 14830人 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

(「豆瓣网」のデータに基づき筆者作成)

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武暁桐
東北大学大学院国際文化研究科博士後期課程在学中。専門は中国メディア史。特に清末から戦前の新聞紙についての分析を行っている。日本生活6年目。

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