都市と農村の境界から見える中国像:上海の「城郷結合部」をフィールドワーク

      2018/04/13

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「城郷結合部」とは、中国語で拡大する都市とその周縁で都市化の波に出遅れている農村部の間の地域(半都市・半農村)のことを言う。そこに住んでいる住民の多くは都市で働いているが都市の戸籍を持たず、それゆえ都市住民と同等の社会保障も受けられない。つまり、彼らは、都市住民の生活を支えながらも都市生活から排除されているのである。このような「城郷結合部」は、発展が目覚ましいと言われる現代中国において希望と絶望の入り混じった場所であり、またこれも赤裸々な「中国」のリアルである。

「城郷結合部」に位置する上海ディズニーランド

上海浦東国際空港から一時間の地下鉄を経て、2016年に開業した上海ディズニーランドのすぐそばにある秀沿駅の周りにつく。そこは、中国でも有数の「城郷結合部」である。一面に広がる畑の傍らに高層ビルがそびえ立ち、天気が良ければディズニーランドの城も見えるところである。中国で最も発展している都市・上海のリアルな側面とはどんなものだろうか。

秀沿駅近くの路上生活者の荷物(筆者撮影)

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