ロシアから見た終戦70年-抗日勝利と日本牽制のうごき

      2016/05/26

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8/27日に報じたロシアメドベージェフ首相による北方領土訪問への抗議、それに対するロシア強硬派ロゴジン副首相による「ハラキリ」発言が議論を呼んでいることは記憶に新しい。

北方領土を望む宗谷岬

北方領土を望む宗谷岬

ロシアロゴジン副首相-露首相抗日70周年北方領土(8/27-みやぎの政治新聞社「国際欄」)

国際的な報道活動においても、その動きが注目される。

プーチン大統領の直接の要請により、2013年秋に設立された「ロシアの今日(露:оссия Сегодня)」、その傘下の「スプートニク」がその急先鋒だ。スプートニク社は2014年11月に設立された。注目すべきはその媒体を「ネット」「マルチメディア」に軸を置いていることだ。

対西側諸国、および日本を含む「密接に国益に絡む議論」を呼ぶ国々への対抗メディアとして一種「政府喧伝」メディアの側面ものぞかせている。

中でも日本の終戦70周年に当たるこの時期の記事の数々は我が邦でも注目されている。

「ウラジオストクでは23日、第2次世界大戦の最後の戦いの場面が再現された。」(2015/8/23)
「共通の勝利を分割することは出来ない」(2015/8/31)

2015年、世界は2つの記念すべき日を祝う。ナチスドイツに対する勝利を祝う5月9日と、軍国主義日本に対する勝利を祝う9月3日だ。中露にとって、これら日付が共通の祝日となっていることは象徴的だ。2つの偉大な国家が両国民の発展と世界平和の名のもとに永遠にともにあることは、運命によって定められているのだ-ジャオ・ジュンクン氏

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国際情報発信を巡る国内の動き「新型『国際放送』」機関の立ち上げ構想

終戦70年を経て、「葛根廟事件(1,000名を超える満州駐留邦人がソ連軍侵攻により暴行、虐殺された事件/1945年」など、その生存者が重い口を開き始めている今、先の大戦を美化し捉え合う対立は、この70年という節目の今、新安保法制を巡る議論からも慎重に注視をしていかなくてはいけない課題だ。

このような対外的な動きに対し、今春より政府与党内でも議論が立ち上がっている。NHKとは異なる新たな対外メディア発信の取り組み「新型国際放送」機関の立ち上げを巡る自民党「国際情報検討委員会(原田義昭委員長)」等による動きだ。

先の「名産業革命遺産」の世界遺産登録を巡る議論においても、その必要性を説く動きは「歴史認識の喧伝合戦」などを超え、貴重な文化、歴史遺産とその記憶を守り、後世へ伝えて行くといった「文化的」側面においても注目される動静の一つだ。

参考:「世界遺産登録で日本の立場主張を、韓国の非難決議で 自民党」(産経新聞:2015/5/14)

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