台湾地震72時間近づき救出正念場に

      2016/05/26

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傾く台南新化區京城銀行ビル

傾く台南新化區京城銀行ビル

2/6未明、台湾南部を襲ったマグニチュード6.4規模の地震の救出活動が正念場を迎えている。

 

72時間の壁の存在だ。一般的に地震・自然災害で水分と食料を摂取できずに生命を維持できる限界値、また建物の倒壊などにより密閉された空間で健康状態を維持し続けることが、この72時間を超えては困難になるという指標である。

 

2/6未明から明日2/9の未明でちょうど72時間が経過する。

傾く台南新化區京城銀行ビル

傾く台南新化區京城銀行ビル

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発災当日以降、増え続ける犠牲者たち

震災当日、3~5名と報じられていた死者も、2/8の段階で30名を超すと各メディアが伝えている。39名の死者が確認されたと報じるCNNによると。

 

(CNN) 台湾南部で発生した地震は、8日の時点で少なくとも39人の死亡が確認された。依然として118人の行方が分かっていない。台湾の中央通信(CNA)によると、負傷者は500人超に上っている。」
CNN 2/8

 

と報じ、日に日に増えていく犠牲者の数に、救助活動の早期化が求められる。

 

一方、毎日新聞(2/8)が報じるところによると、台南市長の悲観的声明も出され、台湾南部を襲った悲劇的な災害の悲しみの色を一層濃くしている。

 

「台湾南部で6日早朝に起きた地震で、被害が大きかった台南市の頼清徳市長は8日、「犠牲者は100人を超える恐れがある」と述べた。」
毎日新聞 2/8

広がる支援の機運と、倒壊家屋への調査と疑念

今回の震災の犠牲者が集中する16階建てのビル以外に、被害が少ないことから、倒壊した建物の建築のずさんさを指摘する声も少なくはない。

 

「倒壊原因について、コンクリートの柱などからサラダ油の一斗缶が見つかるなど手抜き工事による人災との見方が強まっている。」
時事通信 2/7

 

また先の東日本大震災において、台湾から多大な支援を受け復興を進める東北地方では、早くも支援の輪が広がっている。

 

2/8宮城県仙台市の仙台市役所では、庁舎の正面入り口に有志の仙台市議が中心となり、台湾支援のための募金箱が設置された。

社会福祉協議会等と連携し、市内13箇所に順次募金箱が設置され、被災地仙台からの「恩返し」が始まった。

 

2011年の大震災で74名の犠牲者を出し、病院も壊滅的な打撃を受けた、宮城県南三陸町の南三陸病院では病院の再建に22億円余りの台湾からの募金支援を受け、施設の再建を果たした恩返しを病院、そして町ぐるみで開始した。

壊滅的な被害の爪痕を見せる志津川病院

壊滅的な被害の爪痕を見せる志津川病院

日本と台湾、極めて親しい両国が同じ震災という苦境をともに助け合う「絆(きずな)」が傷ついた台南の悲しみに応え始めている。

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