機密ハードディスクを巡る攻防激化-習政権反対分子狩りの一環か

      2016/07/08

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14日に拘束を解かれ香港に帰還した書店主、林栄基氏を巡り早くも攻防が激化しつつある。

「不当な弾圧」に立ち上がる林氏と支援者たち

16日以降、断続的に記者会見を開き、事件の全容を記者団に明かす一方、早くも地元民主化団体は林氏の不当な言論弾圧に対し、行動を練り動きが始まった。

林氏は声明の中「私は(当局の弾圧)を恐れていない」と、本土の当局に屈しない姿勢を示し、全容の解明と抗議活動を続けていく意思を表明した。

ABCオーストラリアは林氏周辺の抗議活動の激化をいち早く報じた(6/18)

ABCオーストラリアは林氏周辺の抗議活動の激化をいち早く報じた(6/18)

林氏の解放後、数千人規模のデモが散発的に開催されている。

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一方、林氏に対する批判・スキャンダル合戦も始まった。

一方、林氏の動きをけん制する動きも俄かに生じ始めた。

林氏が昨年10月、拘束される"きっかけ"となった、「本土で会う約束をしていた"女性"」の存在だ。この女性は林氏の恋人と言われ、林氏は彼女と会うために10月、本土入りした際に拘束されたのだ。

その"女性"が口を開き始めた。

本土紙「星島日報」は6/18の紙面で、林氏の恋人とされる30代女性のインタビュー記事を掲載した。

星島日報6/18 女性は林氏の人格批判を始めた

星島日報6/18 女性は林氏の人格批判を始めた

インタビューの中でHu氏と名乗る30代の女性は「(林氏は)人非人だ」「私は彼に騙された」と林氏の素行への糾弾を始めた。

林氏個人へのスキャンダル報道や、人格攻撃はますます激化するとみられ、香港内の民主系メディアとのせめぎ合いは加熱するとみられる。

"本土当局"が躍起になる「機密ハードディスク」の行方は

一連の流れでさらに注目を浴びているのは、林氏の8ヶ月あまりの拘束を「解く」交換条件となった、本土当局に受け渡す約束の書店顧客「ハードディスク」の存在だ。

林氏は一連の記者会見で、習政権への批判書を購入した「中国本土の顧客」が保存されているとされるハードディスクを当局側に要求されていることを明かした一方、「応じるつもりはない」とあくまで、言論の自由と民主化のスタンスを堅持し、戦い続ける考えを示した。

本土当局の一連の拘束事案では、ますます締め付けが厳しくなる習近平政権中枢の「反対分子狩り」の動きの中、「反対分子」を一網打尽にするためその先鋭出版物を出している林氏ら周辺が狙われたとみられている。

ハードディスクを巡る攻防の行方が見守られる。

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