【宮城4市長選-情勢分析】保守分裂・熱戦たぎる栗原、東松島は3新人の戦い、石巻・登米は現職の防衛なるか注目

   

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任期満了に伴う宮城県北部の4市長選が16日告示され、現職・新人の候補者が立候補を届け出た。動向と情勢を分析した。

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【開票速報・結果】石巻市長選挙(市長選) 2017

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選挙の1年となる宮城県 夏は仙台市長選・秋は県知事選と重要選挙が連なる

奥山恵美子 仙台市

今期での引退を表明した仙台市・奥山市長。新人候補擁立は経済界も視野に入れて、波乱含みの展開になりそうだ(出典:日本記者クラブHP)

夏に選挙戦を控える仙台市は現職の奥山恵美子市長が今期限りの引退を表明。各党派が現在新人の擁立を急いでいる。

また、秋に控える県知事選では現職の村井知事が出馬を表明している。

今回の北部主要4市長選を含む選挙戦の結果次第では、宮城県内の勢力図は大きく塗り替えられそうだ。

宮城4市長選挙・情勢分析

栗原市長選挙

左から新人の千葉氏。(出典:千葉氏Facebook)

栗原市長選挙に出馬するのは、共に無所属・新人の千葉健司氏と佐藤智氏の2氏だ。

新人の千葉健司氏は國學院大學法学部を卒業後、銀行勤務などを経て、2009年に栗原市議会議員に初当選。現在は経営コンサルタント会社社長をつとめる。

対する佐藤智氏は築館高校卒業後、旧築館町役場に入り、栗原市役所では財政課長・教育部長・総務部長を経て2015年1月に副市長に就いた。

千葉氏は前回2013年選挙で「市政刷新」を訴え、佐藤勇市長に敗れて以来の2度目の挑戦となる。対する佐藤智氏は佐藤勇市長を受けた後継者だ。

今回の選挙戦は自民党宮城県連が自主投票を決め、合併前の9つの町で支持が拮抗している。地元紙・河北新報はその様子を次のように伝えている。

佐藤智氏は現市長の地元・一迫と、若柳、金成、鶯沢の計4支部の単独推薦を獲得。一方、千葉氏は出身地の築館と志波姫、高清水の3支部を取り込んだ。

瀬峰支部は両氏を推薦した。関係者は「意思統一は無理な状況。一方に偏れなかった」と打ち明ける。栗駒支部は「片方に絞るのは困難」として特定候補の支援を見送った。

(<栗原市長選>割れる自民 2新人の支持拮抗|河北新報)

汚染廃棄物めぐる対立は市長選にも?

今回の選挙戦では、現職の佐藤勇市長は後継者の佐藤智氏の応援に入る一方、村井嘉浩知事は対立する千葉健司氏の支持に入る。

村井知事は23日の定例記者会見で、千葉氏への支持について「汚染廃棄物の問題は関係ない。彼がどのような考えなのかも確認していない」と説明しているが、

一方で佐藤勇市長は「政策でぶつかったのは事実で、対立の引き金になったとすれば仕方ない」と対立する発言を行っている。

今回の選挙戦で新人の佐藤智氏が当選すれば、村井知事の県政と対立する可能性も否定できず、秋の知事選にも影響するおそれがある。

東松島市長選挙

左からともに新人の渥美氏、木村、五野井氏。(出典:河村氏HP、岩城氏Facebook)

同じく現職が引退する東松島市では、3新人が争う群雄割拠の争いが展開されている。

東松島市長選挙に出馬するのは、いずれも無所属・新人で、元県議の渥美巌氏、元市議の木村清一氏・五野井敏夫氏の3氏だ。

3名の候補者の中でも、自民党会派で県議会議員を6期22年務めた渥美巌氏が、現職の阿部氏の後継者指名を受け、自民・民進・公明の推薦を受け幅広く支持を取り込んでいる。

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石巻市長選挙

左から現職の亀山氏、新人の阿部氏・黒須氏・青木氏。(出典:河村氏HP、岩城氏Facebook)

県北部の雄・石巻市の市長選には現職の亀山紘氏のほか、元市議の阿部和芳氏と黒須光男氏、元東北大学講師の青木満里恵の3新人が出馬する。

元市議の阿部氏と元東北大学講師の青木氏は2013年選挙戦に続く2度目の挑戦。

ここで2013年選挙戦の得票数を振り返ってみると、前回選挙戦は「復興加速」を掲げた現職の亀山氏が次点の阿部氏を13,000票余りもの差をつけて圧勝している。

当時の選挙戦では自民・民主党の推薦と、共産党からの支持を受け、幅広い支持層に受け入れられた。

亀山市政下での東日本大震災からの復興が問われる今回の選挙戦。まちの再生が立ち遅れている半島部や仮設住宅の住民の不満は根強く、前回選挙で次点だった阿部氏を中心に

新人候補の支持の伸びはやや期待できるが、13,000票以上もの差を埋めていくまでにはやや心もとないというのが率直な所だ。

【参考】2013年石巻市長選挙(石巻市選挙管理委員会より)

亀山 ひろし 28,607 当選
阿部 かずよし 15,132
青木 まりえ 8,308
ふじた としひこ 2,015

登米市長選挙

左から現職の布施氏、新人の熊谷氏。(出典:登米市HP、熊谷氏Facebook)

任期満了に伴う登米市長選には、現職の布施孝尚氏(民進党推薦)と新人で元県議の熊谷盛広氏の2氏が出馬する。

現職の布施氏は県立佐沼高校を卒業後、日本大学歯学部に入学。大学卒業後は歯科医院を開業し、2005年の登米市長選挙で初当選を果たした。

対する新人の熊谷氏は登米市合併前の旧本吉郡津山町長を、2007年には自民党会派で県議会議員(登米市区選出)を1期務めた。

前回2013年選挙戦では自民・民主・公明の主要政党や多くの市内団体から推薦を獲得し、高齢者層を中心に支持を集めた。

今回元自民党県議の熊谷氏が出馬するためか自民党は推薦を控えたが、前回2013年と同様布施氏が選挙戦で優位な展開を進めそうだ。

【参考】2013年登米市長選挙(登米市選挙管理委員会より)

候補者氏名 党派 得票数

布施  孝尚

無所属

30,418

遠藤  音

無所属

17,154

総得票数

47,572

宮城が変わる!?2017年

北部主要4市と、夏には仙台市長選、秋には知事選が執行される宮城県。

また復興や汚染物処理を巡っての県と各市町村の対立は根深いものがある。

この春の選挙戦は宮城県を変えていくものになるのか?引き続き情勢を注視していきたい。

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