【特集】「野党共闘」を検証する ‐ 民進党岩手県連 ‐(下)

   

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次の衆院選に向けた調整状況は?

(木戸口氏と野党4党の代表者。出典:Twitter)

(木戸口氏と野党4党の代表者。出典:Twitter)

 

次の衆院選に向けては、現在、野党実務者会議を月1回ペースで開催しています。

メンバーは、多少のマイナーチェンジはありますが、昨年の参院選の時とほぼ同じです。

候補者調整、共通公約の締結は中央マターだと言われていますので、我々としては現職のいる1区、3区については話は進められない、というスタンスです。

一方、2区については、民進公認の畑浩治を野党統一に、という合意を頂いているので、これについては具体的に進めていこう、ということで話をしています。

今の議論としては、他党から「民進党としての2区の組織、また各地域の責任者を出してくれ」と言われており、それについては我々の側で提示していく用意を進めています。

 

衆院岩手における定数減(1減)への対応については?

(衆院で質問に立つ、民進党岩手県連代表・黄川田徹氏。出典:Twitter)

(衆院で質問に立つ、民進党岩手県連代表・黄川田徹氏。出典:Twitter)

 

ただもう1つ、これから議論になっていくのは、定数削減の問題です。

まだ正式に発表しているわけではありませんが、1~3区は現職を含めて候補者を擁立する一方、小沢先生(自由党党首・小沢一郎、衆院議員)のいる4区については、候補者を立てないという方向性で考えています。

実際の区割りがどうなるかにもよりますが、おそらく高い確率で、3区と4区が合区になると言われています。

仮に、2区、3区の合区となった場合は、これは我々の内部の問題という風になるのでしょうけれども、きっとそうはならない。

3区と4区が合区になった場合、調整が必要になります。

私見ですが、3区の沿岸部、釜石市、大槌町、住田町が2区に編入されるか、若しくは住田町の代わりに遠野町が2区に行くか。

大船渡市、陸前髙田市、一関市が4区にくっ付いて、花巻市が1区に編入される、というイメージで捉えています。

そうなると、合併後の3区の状況として、黄川田が強い沿岸部の半分が2区に取られ、加えて、小沢先生の強い奥州市、北上市が入った中で、現職である小沢先生と自民党・藤原崇氏(2014年衆院選で、岩手4区から比例当選)と戦わなければいけない、という状況になります。

これをガチンコでやると、きっと岩手県の野党共闘はもとより、全国的な野党共闘にも影響が出る可能性もあると思っています。

我々、民進党岩手県連として、黄川田の議席は譲るわけにはいかない大きな柱でありますから、その辺はこれからどうなっていくか。

党本部の考えも踏まえながら、今後の動きを注視をしなければならないと思っています。

 

ちなみに2区については、前回衆院選(2014年)ベースで見た場合、他党の票がそっくり乗れば、かなりいい勝負になります。

むしろ、例えば定数減後、3区の沿岸部が2区に入った場合は、黄川田の影響力で畑にとってはプラスになると見ています。

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岩手の政治状況における特徴点は?

まず根底にあるものとして、「反自民」という県民意識があるのかなぁと思っています。

その理由と言ってもなかなかひと言では言い表せないのですが、近年で言えば、やはり小沢先生の長年の活動と言うか、自民党を離党されてから地道に作ってこられた、という風土の中で、なかなか自民党には(票を)入れずらい、という状況がありました。

そのような中、2012年に民主党が分裂して、今度は、生活と民主の支持者の間でも、対自民党と同じくらいの距離感ができてしまった。

ですので、3区と4区が合区になって、どちらかに候補を統一しても、支持者が付いてくるとは限らない。

元々、黄川田を支持してくれていた保守系の方々は、「黄川田だから」という側面が強かった。

合区になって黄川田が出なくなり、もしかしたら「これを機会に自民党に」と支持政党自体を変えてしまう可能性もある。

これは、民進党岩手県連として、支持基盤が揺らぎかねない問題です。

 

民進党岩手県連としては、1区の階猛、3区の黄川田徹の支持率は高いけれども、それがそのまま政党支持率になっていない、ということが大きな課題です。

結局、議員個人のパーソナリティに依存しているところが大きい。

働き方改革、教育費無償化の問題など、我々が主導して進めるべき問題は多くあります。

野党第一党として、アイデンティティーを保ちながらこれらの課題に真摯に取り組み、党全体としての底上げを図っていく必要があると考えています。

 

(完)

 

 

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