【特集】「野党共闘」を検証する ‐ 共産党山形県委員会 ‐ (下)

      2017/01/06

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連合との関係は、今後の課題... 直接の話し合いも視野に、「正しい選挙協力の在り方」を追及していく

(志位委員長は、衆院選に向けて「本気の共闘」を呼び掛けている)

(志位委員長は、衆院選に向けて「本気の共闘」を呼び掛けている。出典:wikipedia)

 

選挙協力の確認や、政策合意の確認の実現、また舟山候補の奮闘もあって勝利に結びついた、という点で、今回の選挙は非常に大きな前進点となりました。

一方で、克服すべき問題点も明らかとなった。

選挙における共闘を今後も進めていくため、4野党の協議の中において、特に、今回現れた問題の克服、という方向性をしっかりと確認していかなければなりません。

 

また、連合山形の皆さんとも、きちんと話し合いをすることが必要だと思っています。

「共産党と組むと、票が逃げる」という考えについて、「そうではない」ということを、数字の上できちんと示していくことが、まず大事になります。

本音が別なところにあるのであれば、それも出してもらって、それについてはどう考えたらいいのか、と協議していく。

一つひとつ詰めていって、どうあるべきなのかを考えていく、ということです。

 

我々は、あくまで野党共闘を進めていこうとしている訳だし、連合と喧嘩して、喧嘩別れしようという立場ではありません。

連合の皆さんとも、一致できる課題で一緒にやる、気持ちよく相互支援、相互協力ができるようにしよう、というスタンスです。

事実とは違う認識を改めながら、正しい選挙協力の在り方を追求していきましょう、という立場で臨んで行きたいと考えています。

 

「政策的な対決点を明確にしたこと」「選挙協力の歴史」が、勝利の要因

(街頭で訴える舟山氏。出典:「舟山やすえ事務所」Facebookより)

(街頭で訴える舟山氏。出典:「舟山やすえ事務所」Facebookより)

 

山形の選挙で特徴的だったポイントとしては、2点あると考えています。

まず、選挙戦を通じて、政策的な対決点を明確にできたことが挙げられます。

舟山さんは、与党との対決点と同時に、対案も示した。

これにより、選挙自体が、「安倍政権への審判を下す」という性質のものとなりました。

 

具体的な政策としては、安保法制はもちろん、アベノミクス、TPPが中心となって訴えられ、これらを進める安倍政権の暴走を許さない、という民意が示された。

他地域の詳細について全て把握しているわけではないですが、やはり、安倍政権との対決軸を明確にできたことが重要だったと思います。

 

2点目は、野党による選挙協力の歴史があったことです。

山形では、山形市長選挙、また知事選において、野党がまとまって自公勢力と対決し、一定の成果を上げてきたという歴史があります。

 

例えば、前知事の齋藤弘氏(自民党推薦)の時代には、30人学級をストップしたり、暮らしや福祉に関わる補助金をカットしたりするような「冷たい県政」が行われていた。

当時の自民党政権が進めていた構造改革路線、新自由主義に基づくやり方が、そのまま県政に反映されていました。

「自公に任せていられない」という一致点で、野党がまとまって選挙戦を戦い、結果、吉村美栄子知事という、新たなリーダーを生みだしました。

このような歴史的な経緯が、今回の参院選にも影響を与えたと考えています。

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新潟県知事選に見る「本気の共闘」 参院選での「誤った総括」を覆す結果に

(「本気の共闘」で選挙戦を制した米山隆一新潟県知事。出典:米山氏のFacebookより)

(「本気の共闘」で選挙戦を制した米山隆一新潟県知事。出典:米山氏のFacebookより)

 

参院選後のことですが、野党共闘に関わる大きな出来事がありました。

それは、先日(10月16日投開票)の新潟県知事選挙での勝利です。

この選挙では、「大義を明確に掲げて」、「本気の共闘が行われた」という点で重要です。

大義は、「柏崎刈羽原発の再稼働反対」。

「本気の共闘」とは、民進党が入っていない共産党、社民党、自由党と市民を中心にして、「互いに敬意を持って、心を1つに戦った」ということです。

参加した野党が、本当にまじめに、全力を挙げて選挙をやった。

知事候補の米山隆一さんも、そこに勝利の要因があったと言っている。

「大義の下、お互いがリスペクトしながら、力を出し合った」、そこに勝利の源があったということです。

 

野党共闘においては、常に「共産党と組むと、票が逃げる」と言われていますが、先ほども述べたとおり、それは全く、事実とは異なるということ。

共産党がしっかり共闘の環の中に入った戦いをやった結果、新潟知事選では、無党派層の7割、自民党支持層の3割を、米山さんが獲得したのです。

実は、参院選山形・舟山さんの選挙でも、これと同じことが言えます。

舟山さんは、無党派層の7割、それから自民・公明支持層の3割から票を集めた。

だから、12万票以上もの大差を付けて、与党候補を破ることができたのだと思います。

 

参院選・山形の総括において、「共産党との絶妙な距離感が、この勝利につながった」といった、誤った総括をしている人たちもいます。

このような総括は、正式な場では出ていない。

民進党はそうは言っていません、連合です。

取材をしてもそういう返答が返ってくるので、一部マスコミも、そのような論調で記事を書いたところもありますが、実際の数字、事実からして、相当無理な議論だと思います。

 

そういう意味でも、新潟県知事選の結果は、「共産党と組むと票が減る」という認識が誤りであるということを、証明したと思います。

 

次頁、「衆院選で『本気の共闘』は実現するか?山形3選挙区における展望は・・・」

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