【特集】「野党共闘」を検証する ‐ 共産党山形県委員会 ‐ (下)

      2017/01/06

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(当選の報を受けた舟山陣営、出典:https://www.minshin.or.jp/article/109648)

(当選の報を受けた舟山陣営、出典:https://www.minshin.or.jp/article/109648)

【特集】「野党共闘」を検証する ‐ 共産党山形県委員会 ‐ (下)

今年7月に行われた第24回参議院議員通常選挙。

憲政史上初めて、「野党共闘」による国政選挙が戦われた。

結果、全国32ある1人区のうち、11か所で「野党統一候補」が勝利。

その中でも、6県のうち5県で「野党統一候補」が勝利した東北地方は、全国でも際立つ存在となった。

歴史的な選挙となった先の参院選において、「野党共闘」の当事者は、どのような思いを抱きながら選挙を戦ったのか。

関係者への取材から、参院選における「野党共闘」の裏側を探る。

今回、共産党山形県委員会・本間和也委員長から話を聞いた。

※ 第24回参議院議員通常選挙・山形県選挙区では、無所属・舟山康江氏が当選。自民党・月野薫氏が落選した。

本間 和也

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日本共産党山形県委員会委員長。

民主青年同盟山形県委員長、党山形県議団事務局長、党山形県委員会副委員長、同書記長などを経て、2010年1月より現職。

山形市在住。

 

舟山氏の当選は「歴史的勝利」 「1+1」以上の効果を生んだ野党共闘

(支持者らと当選を喜ぶ舟山氏、出典:http://yamagata-np.jp/news/201607/11/kj_2016071100264.php)

(支持者らと当選を喜ぶ舟山氏。出典:http://yamagata-np.jp/news/201607/11/kj_2016071100264.php)

 

舟山さんの当選は、「大義を掲げた野党共闘の、歴史的勝利」と言うべきでしょう。

そして、この道を更に確固として発展させるべきだと考えています。

それは同時に、今回の選挙で現れた「克服すべき点」を克服していく道でもあります。

政策的な大義をしっかりと確認して、野党間で、本格的な相互支援、相互協力ができる体制を作ることが必要です。

特に、総選挙に向けては、政権の問題も出てきますから、そういうところも含めて、きちんとした議論をしていくべきでしょう。

今回、12万票という票差(舟山:約34万票、月野:約22万票)で、舟山さんが勝利しました。

34万票という数字は、2013年参院選で舟山さんが取った票(約25万票)と、共産党候補が取った票(約3万票)を合わせた数よりも、約6万票多い。

これは、野党共闘がしっかりとした形でできれば、「1+1」がそれ以上になる、ということを示すものであり、また、共闘によって市民の方々も選挙に加わり、運動が発展した結果と言えます。

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総括会議にも出席を認められず... しかし進むべき道は、各種選挙の結果が示していく

(8月28日、山形市内で開催された舟山総合選対の総括会議。出典:「舟山やすえ事務所」Facebookより)

(8月28日、山形市内で開催された舟山総合選対の総括会議。出典:「舟山やすえ事務所」Facebookより)

 

民進党山形県連との協議の中で、私が「共産党との距離感を、という一部の誤った考え方について、克服すべき問題だと考えていますか」と尋ねると、一部の県連幹部の方は、「それは、克服すべき問題だと認識している」と話していました。

選挙が終わった後、9月の下旬ころですが、舟山総合選対の総括会議が行われ、当初、私の元にも正式な案内が来ました。

それは、ある県連幹部の方の意思によるもので、事前に「舟山さんの当選のため、一緒に選挙を戦ったわけだから、本間さんにも来てもらって、紹介をし、発言の場もきちんと取りたい」という連絡をもらっていました。

ところが、案内が届いた翌日、「選対事務局が難色を示している」との連絡があって、私は「そういうことであれば」と、結局、総括会議には出席しませんでした。

 

しかし、その県連幹部の方からは、「選挙区ごとで参院選の総括会議をやる場合は、きちんと共産党の責任者の方を呼ぶようにしたい」という提案を頂きました。

結局、選挙が終わっても、選対中枢にいる連合の方々の考えが変わることはありませんでしたが、一部の民進党県連幹部の方には、共産党を含めたしっかりとした共闘に向けて、色々な面で尽力して頂きました。

 

我々、共産党を含めた「本気の共闘」ができるかどうかは、今後の課題でもありますが、各種選挙での結果を踏まえて、だんだんとはっきりしてくるのだと思っています。

新潟県知事選(10月16日)では勝って、衆院補選(10月23日、東京10区、福岡6区)では負けた。

参院選の結果をベースに、この2つの選挙で何が違ったのか。

そこを明らかにして、市民と野党の共同が、本当に力を発揮できるやり方を探していくことが必要だと思っています。

山形だって、色々な条件から見て、相手候補がもっと力のある候補で、激しいつば迫り合いの選挙となっていたら、共産党を隠すようなやり方では、それが弱点になったかも知れない。

本当に、お互いが本気でやれる体制が必要だ、ということです。

 

次頁、「連合との今後の関係、『正しい選挙協力』の在り方とは・・・」

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