いまさら聞けないアメリカ大統領選挙 選挙の流れなどを解説

      2016/10/14

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バラク・オバマ現アメリカ大統領が2017年1月で任期満了するのを受けて、次期大統領を決める大統領選のまっただ中であるアメリカ。「大統領選挙って長いけど、なんでそんなに長いのかな」などと思ったことはありませんか。

日本の内閣総理大臣は国民から遠いところで選ばれる中、アメリカの大統領はみんなが決めるリーダーであることから、アメリカ大統領選中は全米が熱気に包まれ、日本でも連日スピーチがニュースになっています。

1年間かけて行われるアメリカ大統領選、今回は大統領が決まるまでの大まかな流れをご紹介します。

アメリカ政党の仕組み

アメリカは二大政党制をとってなっており、自由主義を掲げている民主党(Democrat)と新保守主義を掲げている共和党(Republican)があります。現大統領のオバマ大氏は民主党出身です。

民主党は環境問題や人権問題や福祉に積極的な姿勢を見せており、2010年に議会を通過し、オバマ大統領が署名した「オバマケア」も民主党の政策のひとつです。

一方現在野党である共和党は他国への介入、経済や大企業の発展に重きを置いており、大企業や軍事関係の支持層が厚い政党となっています。

共和党出身の大統領はレーガン大統領やジョージ・ブッシュ大統領などがいます。

先ほどのオバマケアが予算案として持ち出された時も、共和党は先延ばし、もしくは撤回させたい気持ちで、両政党の対立は激化しました。

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大統領選挙の流れ

まずアメリカ大統領選挙に立候補できる条件を見ていきます。

アメリカ大統領選挙に立候補できる条件は合衆国憲法第二条第一節に以下のように規定されています。

「アメリカ大統領選に立候補できる条件はアメリカで出生し市民権を有する国民、もしくは合衆国憲法制定時に合衆国市民だったもの。また35歳以上で14年以上アメリカに居住している者」

次に大統領が選出されるまでの流れを見ていきたいと思います。大統領が選出されるまでには大きく3段階あります。

1 連邦選挙管理委員会に書類を提出する。

大統領選挙に出馬する意向がある者は連邦選挙管理委員会(略称FECA)に書類を提出しなければなりません。

2016年の大統領選挙に立候補を表明した人数は、民主党6人、共和党17人でした。

2 政党予備選、党員集会

先ほども見たようにアメリカは二大政党制をとっており、大統領選挙の時には、本選挙の前に各政党から一人ずつ代表者を選びます。

各党の代表立候補者を選出する方法は政党予備選と党員集会の2種類があります。どちらの選出方法も各州から特定の立候補者を支持することを約束している代議員を選びます。

より多くの代議員を獲得した立候補者が政党の代表立候補者となり、本選挙に進みます。

現在民主党ではクリントン前国務長官が民主党の代表になることが濃厚とみられております。

また共和党ではトランプ氏が3月15日に行われたミニスーパーチュースデーと呼ばれる5州での選挙に勝利し、他の共和党立候補者と差をつけています。

3 本選挙

本選挙では民主党と共和党の両党から選ばれた2人の一騎打ちになります。本選挙でも代議員を選出したときと同じような方法で大統領が選ばれます。

有権者は投票日に特定の立候補者に投票することを約束している選挙人を選び、投票します。

この本選挙も各州ごとに行われ、選挙人は州ごとに人数が異なりますが、州ごとに1票でも票を多く集めた政党はその州の全選挙人を獲得することができます。

こうして各州で選挙人を選出し、全国538人の選挙人の過半数である270人以上を獲得した立候補者が大統領に当選します。

この本選挙は7月から11月かけておこなわれます。

まとめ

アメリカ大統領選は1年間かけて行われるビックイベントで、多少複雑な流れで、わかりにくいところもあります。

アメリカ大統領選は国民が大統領を直接選ぶ直接選挙のように感じている人もいると思いますが、今回見たように政党予備選では代議員を、本選では選挙人を選ぶなど間接選挙であることがわかりました

6月現在日本のニュースで取り上げられているのは予備選であり、本選ではありません。メディアが伝えているニュースを理解するためにも基本的流れを押さえておくことは重要です。

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