タージ・マハル―王が2万人の手首を切った理由

   

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タージ・マハル

私たちの多くがインドにある壮麗なタージ・マハルについて知っています。

小学校や中学校などで、タージ・マハルについて学びます。間違いなく世界で最も美しい宮殿のひとつです。

タージ・マハールは、世界一のスタイリッシュな宮殿の一つと考えられています。

通常、どんな美しい宮殿でも先に立った宮殿の影響がみられるものです。

しかしながら、タージ・マハルは全くそういった所がなく、今日に至るまで世界一美しい宮殿として知られています。

なぜ誰も、タージ・マハルのような宮殿を作ろうとしなかったのでしょうか?

それには理由があります。あなたはそれを知った後に驚くでしょう。真実を知る前に、宮殿についてお伝えさせてください。

愛する妻のために建てられた廟

シャー・ジャハーンの愛妃ムムターズ・マハル

シャー・ジャハーンの愛妃ムムターズ・マハル

タージ・マハルはムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンによって建てられました。

1632年から1653年の間に建てられました。タージ・マハルは死者を祀る「廟」として、出産中に亡くなった愛する妻のムムターズ・マハルに贈られました。

「タージ・マハル」という廟の名前も彼女にちなんでいます。

タージ・マハルはインド・イスラーム文化の頂点に位置する建築であり、ムガル帝国時代のスタイルで建てられています。

妻を想って作られた庭園は、楽園の象徴であり、墓標を挟んで、対称な形で向かい合う赤砂岩の建物があります。太陽が東から昇ってから沈むまで、絶えず宮殿は表情を変化させます。

王の不安

宮殿に関する最も興味深い事実は、その美しさではありません。

皇帝シャー・ジャハーンはタージ・マハルの美しさに心の底から驚いていました。

その一方、彼は自分自身を信じることができませんでした。

シャー・ジャハーンはロマンチックな気分に浸るより、「この宮殿を他の誰かが真似しないだろうか?」という不安に駆られました。

「世界中でこれほど美しい宮殿は他にないはずだ」と考えた皇帝は、タージ・マハル廟作りに従事した労働者を

「彼らはこの廟の作り方を知っている。他の人に雇われ、容易に真似されるだろう」として、剣で腕を切るように命じたと言われています。

その数は2万人にのぼるとも言われ、これがインド国内でタージ・マハル風の建築が広まらなかった原因と言われています。

愛する女性に捧げられた美しい廟には、こんな逸話があったのです。

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Bhusal Anil (ブサル アニル)
政治プレス新聞社フォトグラファー・映像ディレクター。1989年生まれ。ネパール首都カトマンズ出身。趣味は動画・自主映画制作。好きな映画は黒澤明『七人の侍』。

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