バルト3国が大人気! バルト3国の人気の秘密に迫る

   

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近年、日本人観光客の間でバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)が人気だ。

バルト3国は個々の国が小さいため、あまり観光客に注目されてこなかった。なぜ、バルト3国の人気が高くなったのだろうか。その背景に迫ってみたい。

そもそも、バルト3国とは?

バルト3国

ヨーロッパの地理に詳しくなければ「バルト3国」と聞いてもピンと来ないかもしれない。

バルト3国はバルト海に面するエストニア、ラトビア、リトアニアの3国を指す。バルト3国は1990年にソビエト連邦から独立した。

2004年にEU加盟、2015年にリトアニアがユーロを導入し、バルト3国の通貨がユーロになった。

「バルト3国」と一括りにされるが、個々の国のカラーは全く異なる。

エストニアはフィンランドの親戚と言える存在だ。事実、エストニア語はフィンランド語と同系のバルト・フィン諸語に属する。

ラトビアはエストニア人とは全く異なるバルト語系の民族になる。どちらかというと、リトアニア人に近い。

リトアニアはラトビアと同じバルト語系民族だ。

ただし、ポーランドに統治された期間が長かった。そのため、宗教はキリスト教のカトリックになる。

なお、リトアニア語は古いインド・ヨーロッパ語の影響を色濃く残している。

日本人観光客が急増しているバルト3国

エストニア 日本人 観光

エストニアにて。日本語で「いらっしゃいませ」と書かれた看板が市街地で見られる

近年、バルト3国へ渡航する日本人観光客は急増している。

実際に本屋の旅行コーナーに行くと、バルト3国を紹介するガイドブックが目につく。

バルト3国への人気は実際の数字に現れている。ラトビア政府観光局によると、2015年のラトビアへの日本人渡航者は2万1575人になった。

この数字は前年比28%増となっている。リトアニア政府観光局も好成績を発表している。

2016年のリトアニアへの日本人渡航者は前年の2割増になった。それぞれの政府観光局は日本人の観光局誘致に力を入れている。

Twitterでもリトアニアなどバルト3国での日本人目撃情報が散見されている。

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安全+世界遺産に登録されている首都

バルト3国 観光 日本人

それでは、なぜバルト3国への旅行者が増えているのだろうか。いろいろな要因が考えられるが、バルト3国が「安全」であることが挙げられる。

現在、フランスやドイツではテロが頻発している。それに対して、バルト3国ではテロが起きていない。今後もテロが起きる可能性は低いだろう。

二つ目はバルト3国の首都(エストニア-タリン、ラトビア-リガ、リトアニア-ヴィリニュス)が世界遺産に登録されていることだ。

それぞれの首都の旧市街は中世の雰囲気を保ちながら、カラーが異なる。

また、バルト3国にはおもちゃ箱をひっくり返したような可愛い町が多い。このあたりが日本人のニーズに合うのではないだろうか。

三つ目はアクセスがいいことだ。

日本からバルト3国へはフィンランドのヘルシンキ経由で約12時間だ。これは日本から西欧への直行便と変わらない。

これら3つの要因以外にもバルト3国には数多くの魅力が隠されている。今年の夏休みはバルト3国を訪れてみてはいかがだろうか。

フォトギャラリー

左からラトビア首都・リガ、エストニア首都・タリン、リトアニア首都・ヴィリニュス。おもちゃ箱をひっくり返したような可愛い街並みが広がっている。

1987年生まれ。神戸市出身。神戸大学大学院国際文化学研究科修了(国際関係・比較政治論コース)。専門はユーゴスラビアといった中東欧の政治・国際関係。
民間企業に勤務後、3ヶ月間の中東欧でのバックパッカー体験を経て、2016年より独立。『Compathy Magazine』『TRIP’S』など複数のメディアで活躍中。

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