兵庫労働局だけじゃない、「いじめ」「虐待」の障害者就労

   

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厚生労働省兵庫労働局で働いていた障害のある20歳の女性に対し、「組織として不適切な対応があった」として、厚労省が8月、同局幹部らを処分していたことをYahoo!ニュース編集部が報じた。

あろうことか障害者雇用を促進する部署で「いじめ」や「虐待」が行われ、退職に追い込まれたことに、インターネット上では議論を呼んでいる。

行政の障害者に対する無理解が明るみに出ることとなった今回の事件。実は、それ以前からも障害を持つ人に不適切な取り扱いが行われ、

行政や司法が適切に判断できなかった事件があったのだ。「水戸事件」「水戸アカス事件」と呼ばれるこの事件を見てみよう。

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90年代にもあったもう一つの悲劇

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茨城県水戸市の段ボール加工会社は積極的に知的障害者を従業員として雇用し、従業員全員を会社の寮に住まわせていた。

アカス紙器の赤須正夫社長は、障害者雇用に熱心な名士として地元では尊敬されていた。

しかし1995年10月、アカス紙器が障害者雇用により国から交付される特定求職者雇用開発助成金を受け取っていながら、

実際には知的障害者の従業員に対してほとんど賃金を支払っていないことが発覚し、翌年社長は詐欺容疑で逮捕された。

詐欺容疑で赤須正夫社長の近辺を捜査する過程、彼が長年にわたり、従業員の知的障害者に対して虐待を行っていたことが判明した。

角材や野球のバットで殴られたり、時にはタバスコをふりかけた飯や腐ったバナナなどを食べさせられたりさせられることもあったという。

社長から障害者女性に強姦被害も 民事裁判で1500万円の賠償金支払い命令

さらに知的障害者の女性従業員に対する強姦も頻繁に行われ、民事裁判で元従業員の女性3名から起訴され、

赤須社長に対しては被害者に1500万円(1人500万円)の賠償金を支払うよう命ずる判決を下されている。

問題になった司法・行政の不理解

水戸警察署は、詐欺事件だけでなく知的障害者に対する暴行・強姦事件に関しても捜査を開始したが、被害を受けた日時や状況を正確に証言出来る被害者が少なく、

暴行・虐待事件の多くが不起訴となった。社長は暴行2件・傷害1件で起訴され、水戸地方裁判所は懲役3年執行猶予4年の判決を下した。

当時の裁判長は執行猶予を設けた理由として、社長が「障害者雇用に熱心に取り組んだ」ことをあげた。

悲しみを乗り越えて つくばで被害者を支える沼尻さん夫妻

水戸事件で性的被害に遭った女性を18年間にわたって支え続けてきた夫妻がいる。

つくば市の沼尻好夫さん(80)・かつえさん(65)夫妻だ。

二人は同事件の民事訴訟が始まった1998年から被害者女性たちに寄り添っている。

レクリエーションを一緒に楽しみ、今でも交流が続いている女性たちが味わった苦痛を受け「水戸事件を忘れないで」と話す。

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