【参院選-四国-終盤情勢速報】愛媛:「野党共闘」力強く大接戦 香川:自現優勢 共産は苦戦 徳島・高知:自現リード 投票率にも注目

      2016/07/08

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参院選・四国地方の3選挙区。

注目は、自民現職と「野党統一候補」の新人が横一線で並ぶ展開の愛媛だ。

四国各選挙区の終盤情勢を追った。

 

参院選-愛媛-情勢速報

自民現職と「野党統一候補」による大接戦 自民も危機感強く

四国最注目の選挙区である愛媛では、自民現職の山本順三氏(2期目)と、「野党統一候補」で無所属新人の永江孝子氏が大接戦を繰り広げている。

愛媛では、選挙序盤から両候補が「激しく争う展開」との見方が強く、そのまま終盤までもつれ込んだ形だ。

野党統一の新顔永江孝子氏が、3期目をめざす自民現職の山本順三氏と接戦を繰り広げてきた愛媛では、引き続き激戦。

(7/7 朝日新聞「野党統一候補、接戦続く 朝日新聞・参院選情勢調査」より)

愛媛は、衆参全選挙区の議席を自民が独占する「自民王国」。

自民の塩崎恭久厚生労働大臣も衆院愛媛1区の選出で、自民党にとっては、絶対に落とせない選挙区のひとつとなっている。

3選を狙う現職の山本氏については、

各種業界団体の支援を取り付けて組織票を着実に取り込む山本は、自民支持層の7割をまとめた。首相の応援などで、さらなる票の上積みを狙う。

(7/6 日本経済新聞「2016 参院選の終盤情勢」より)

と報じられているが、7月1日の安倍首相の愛媛入りは、山本陣営、自民党本部の危機感の現れとも見て取れる。

山本氏が当選した2010年の参院選以降、「自民王国」の流れが加速する愛媛において、自民の現職議席を失うことは手痛い。

山本陣営が、終盤まで続いた接戦を勝ち抜くには、既に固めた組織票に加え、無党派層への浸透がカギとなりそうだ。

「野党共闘」のモデルケースとなるか 永江氏、「悲願」の野党議席へ向け全力

一方、「野党統一候補」となった永江氏は、元南海放送アナウンサー。

出身の民進党県連で代表を務めたこともあり、知名度では山本氏に負けていない。

永江氏は旧民主党時代、2009年、2012年、2014年の衆院選で愛媛1区から出馬し、いずれも次点での落選。先述の塩崎氏から議席を奪うことはできなかった。

今回、「野党統一候補」として無所属での出馬を決意した永江氏だが、無所属ながら、民進党本部からの支援は強力だ。

特に選挙終盤に入ると、枝野幸男氏、蓮舫氏、細野豪志氏、山尾志桜里氏ら「党の顔」が続々と愛媛入り。それだけ、「獲れそう」な情勢であることがうかがえる。

また、永江氏への支援と合わせ、投票率向上に向けた活動も行う市民グループとの連携も強固。

6月29日には、4野党党首と永江氏、市民グループによる大規模な街頭宣伝活動を成功させるなど、

「野党共闘」が上手く進んでいる選挙区のひとつと言える。

 


都市部・無党派層への浸透で自民・山本氏よりも優位に立つ永江氏は、最終盤に向けてさらに差を拡げたいところだ。

「自民王国」愛媛の地で「悲願」の野党議席獲得に向け、「野党共闘」のモデルケースとなるような選挙戦を展開している。

10日投開票の第24回参院選で愛媛新聞は5日、本社・支社局での取材に期日前投票出口調査(2、3日実施)と世論調査(3~5日実施)の結果を加味し愛媛選挙区(改選数1)の終盤情勢を探った。自民党現職の山本順三氏(61)=公明党推薦=と無所属新人の永江孝子氏(56)=民進党、社民党推薦=が引き続き激しく争っている。追い上げを図る政治団体・幸福実現党新人の森田浩二氏(56)は広がりに欠ける。

世論調査では、約4割が投票先を「まだ決めていない」と回答しており、情勢は最終盤までもつれ込む可能性がある。
県内では、安全保障関連法の是非や改憲、アベノミクス、四国電力伊方原発の再稼働を含む総合的なエネルギー政策などが争点になっている。「18歳選挙権」が国政選挙で初適用されて約2万人が有権者に加わり、各陣営は浸透に懸命だ。
前回2013年参院選で愛媛選挙区の投票率は49・40%で過去最低。今回、投票率が伸びれば情勢に影響を与える可能性がある。

(7/6 愛媛新聞「愛媛選挙区 終盤情勢 山本・永江氏激戦続く 投票先未定なお4割」より)

 

参院選-香川-情勢速報

自民現職が安定した戦い 「野党共闘」進まず共産新人は苦戦

改選1の香川では、自民現職の磯崎仁彦氏が序盤からリード、共産新人の田辺健一氏は拡がりを欠いている。

全国で32ある1人区のうち、唯一の共産独自候補である田辺氏が「野党統一候補」となったことで注目を集めた香川だが、選挙戦は「自民現職の優勢」と前評判とおりの展開。

他紙は、

自民現職の磯崎が優位に戦いを進める。組織戦を展開し、企業・団体から幅広く支持を取り付けた。「民共」批判を繰り返し、さらなる浸透を図る。全国の1人区で唯一、共産公認の野党統一候補となった新人田辺は、政権批判票の獲得に懸命。ただ、民進は自主投票としており、野党共闘の効果は見通せない。

(7/4 時事ドットコムニュース「自民・磯崎が優位=香川【参院選情勢】」より)

と分析する。

現職に組織戦で差を付けられている田辺陣営は、民進県連、連合香川の「自主投票」が響き、接戦に持ち込むのは困難な状況。

香川では、民進の共産に対するアレルギーがもろに出てしまい、「野党共闘」が力強く進むお隣の愛媛とは好対照だ。

共産の自力が試される選挙。

田辺陣営は、最終盤で無党派層への浸透にかける。

参院選における野党共闘を終始リードしてきた共産。多くの1人区で公認候補を取り下げて実現にこぎ着けたのが実態だ。幹部には「全国で一つぐらい共産公認の選挙区がないと党内がもたない」との思いが強かった。1人区唯一の候補となっただけに、公示前から幹部クラスを頻繁に香川入りさせている。

香川は他の1人区と比べても民進の力がある県だ。衆院3選挙区のうち1人が小選挙区で当選、1人が比例復活している。一方で3年前も立候補した田辺氏の得票は8%で、共産がとくに強い地域とはいえない。その香川で共産への一本化が実現したのは、民進の候補者擁立作業が大きく遅れたことが要因だ。

(6/29 朝日新聞「(2016参院選 焦点区の攻防:2)香川 1人区に共産候補、苦心の民進」より)

 

参院選-徳島・高知-情勢速報

自民現職が、徳島・高知両県でリード 「野党統一候補」新人は伸び悩む

今回から合区となった改選1の徳島・高知。

自民現職の中西祐介氏が両県で支持を拡げリード、「野党統一候補」で無所属新人の大西聡氏が追う展開となっている。

徳島、高知の各地元紙は、中西氏の優勢を報じながらも、投票先を決めていない有権者が多いことから、「最終盤の攻防次第で情勢が変わる可能性もある」との見方を示している。

徳島新聞社は3~5日の3日間、全県で電話世論調査を実施し、その結果に本社取材を加えて参院選終盤の情勢を探った。合区となった「徳島・高知」選挙区(改選数1)は、中西祐介氏(36・自民現)が徳島、高知両県でリードし、安定した強みを見せている。大西聡氏(53・無所属新=民進、共産、社民推薦)は懸命に追うものの伸び悩んでいる。福山正敏氏(45・幸福新)は苦しい戦い。ただ、調査時点では30%以上が誰に投票するかを決めておらず、最終盤の攻防次第で情勢が変わる可能性もある。
中西氏は、徳島県ではほぼ全域でリードし、中でも徳島市や地元の阿南市がある県南部で優位に立つ。高知県も接戦の一部地域を除けば、広い地域で大西氏を上回っている。

(7/6 徳島新聞 「参院選徳島・高知 中西氏、安定した強み 大西氏は伸び悩む」より)

 

高知新聞社などは7月3~5日の3日間、電話による世論調査を実施した。高知新聞の現地取材も加味して情勢を分析した結果、現徳島選挙区選出で自民党現職の財務政務官、中西祐介氏(36)=1期=が両県で優勢に立ち、野党共闘で挑んでいる無所属新人の弁護士、大西聡氏(53)=民進、共産、社民推薦=が追っている。ただ、両県有権者の40・1%が投票する人をまだ決めていない。

(7/6 高知新聞 「参院選「高知・徳島」は中西氏優勢 追う大西氏」より)

 

一方、今回の候補者は全員が徳島出身であることから、合区となった高知県有権者の選挙関心の薄れ、それに伴う投票率の低下も懸念されている。

投票率が低下すれば、組織票を持つ自民現職がさらに有利となると見られるが、大西陣営としては、最終盤にかけて無党派層への浸透と、投票率がひとつのカギとなりそうだ。

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