【特集】震災から5年 福島第一原発事故の今

      2017/01/18

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(猪苗代湖から望む「磐梯山」、出典:http://blog.goo.ne.jp/syr9wk/c/d7cbd8ae7b942e7ccf93e01224fd9a9f)

(猪苗代湖から望む「磐梯山」、出典:http://blog.goo.ne.jp/syr9wk/c/d7cbd8ae7b942e7ccf93e01224fd9a9f)

 

【特集】震災から5年 福島第一原発事故の今

平成23年3月11日。

東北の太平洋側を中心に、未曾有の被害をもらたした東日本大震災から既に5年が経過し、今年3月で6年になる。

津波による浸水、福島第一原発事故による放射能汚染。

いずれも現代を生きる我々が経験したことのない震災であり、今なお、被災者の生活は元に戻っていない。

特に、今でも地震が起きるたびに、その状況が心配される福島第一原発の廃炉作業は、あと数十年は続くと見られている。

震災の風化が叫ばれる今、福島第一原発事故による被災者の現状はどうなっているのか。

震災前から福島市に住み続け、震災後も被災者支援を続けてきた、ある政党関係者から話を聞いた。

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(福島県会津地方の郷土玩具「赤べこ」、出典:http://blog.goo.ne.jp/syr9wk/c/d7cbd8ae7b942e7ccf93e01224fd9a9f)

(福島県会津地方の郷土玩具「赤べこ」、出典:http://blog.goo.ne.jp/syr9wk/c/d7cbd8ae7b942e7ccf93e01224fd9a9f)

 

2011年3月11日の福島第一原発原発の事故から、5年以上が経過しました。

今もなお、約8万人の方々が避難生活を強いられています。

私は、震災前から福島市に住み、震災後は、被災者支援を続けてきました。

この間の経験を通じて、原発事故による放射能被害について感じたことは、

「安全」と言われても、「安心」にはならない

ということです。

もともと、放射能がなかったところに、広範囲に、大量の放射能が降り注いだ。

その福島では、今もたくさんの子供たちが暮らしています。

専門家なども含めて、すぐに障害が出るわけではないと言っているし、我々も、そう考えざるを得ません。

そう思わないと、福島で生活できませんから。

だけど、断定はできませんよね。

なおかつ、専門家にそう言われても、安心にはつながらない。

 

誰しもが納得できるのは、放射線防護学上、

「不必要な放射線は、浴びるべきではない」

「そこにあると分かっているなら、取り除く努力が必要」

という点でしょう。

福島で生きる我々にとっては、それを徹底してやっていくほかないのです。

そうやって少しずつ、環境を改善していく。

それでやっと、安心が出てくるのではないでしょうか。

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(会津若松市にある「鶴ヶ城」、戊辰戦争で落城したが、当時、難攻不落の名城と謳われた。出典:http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html)

(会津若松市にある「鶴ヶ城」、戊辰戦争で落城したが、当時、難攻不落の名城と謳われた。出典:http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html)

 

放射能被害をなくしていくには、当たり前ですが、時間がかかります。

一気に進めたいと思っても、そうはいかない。

震災後から現在に至るまで、県民の暮らし、意識ともに変化してきている部分はあると思います。

しかし、地元の世論調査などを見ても、未だに、

「普段の生活で放射能に不安を覚える」

という方が半分程度います。

それも、避難指示区域の外に住む方々の声です。

それは当然なんですよ。

確かに、モニタリングをしっかりしなきゃいけないし、除染も徹底しなきゃいけないし、食品だってきちっと検査しなきゃいけない。

不必要な放射能を取り込まないように、色んな体制を作っていく必要があります。

だけど、それぞれの人によって、放射能に対する感じ方、感受性が異なります。

いくらそういうことをやったとしても、ダメな人はダメなのです。

「戻ってこれますよ」「大丈夫ですよ」といくら言われても、ダメな人はダメ。

福島県に住んでいて、「原発は必要だ」「原発はいらない」、色んな考えを持っている人がいます。

また震災後も、福島で暮らし続けている方もいる、自主避難された方もいる。

だけど、どちらか一方を責めることはできませんよね。

事故が起き、被害を被ったのは、皆が同じだからです。

どっちが良いとか悪いとか言う、そういう問題ではないのです。

大事なのは、「そもそも、原発事故の原因は何だったのか」ということ。

現象面だけ見ていては、根本にある問題がぼやけていってしまう。

誰が事故を起こしたのか。

どうして原発事故が起きたのか。

自然災害だったのか。

「予測できなかった」では済まされない問題が、現実に福島で起こってしまった。

このことを、政府、東電はしっかりと認識すべきです。

次ページに続く・・・

 

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