本当に防衛だけ?韓国へのTHAAD設置が日本・中国にもたらす影響

      2017/05/04

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林

こんにちは!政治プレス新聞社 学生記者 東北大学大学院経済学研究科の林冰清 (リン ビンチン)です。

緊張高まる朝鮮半島情勢。私の母国・中国でも北朝鮮・金正恩氏の動向は注目を浴びています。

そんな中、アメリカが韓国への設置に成功した対北朝鮮防衛ミサイル「THAAD」。でもこれは、本当に『防衛』だけなのでしょうか?

今回はTHAADが国際社会にもたらす影響を取り上げていきたいと思います。

対北朝鮮ミサイル「THAAD」の設置

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日本海沖にミサイルを北朝鮮が発射し、多くの人が金正恩氏の次の動向に注目しています。アメリカは強硬な姿勢を表明し、韓国に防衛のためにTHAADを設置するように働きかけることに成功しました。

多くの人が「迎撃ミサイルは防衛のために設置されているだけで、ミサイルを使わなければ、自分に被害が及ぶことは全くありえない」と考えています。

事実THAADは私たちが考えている以上にずっと複雑なものだったのです。THAADは防衛のためだけではなく、北朝鮮や中国への監視の機能もあります。

迎撃ミサイルは当初は戦略的抑止力でしたが、 その次に、他の人々からの攻撃をただ受け身で待つだけのいわば「盾」ではなく、

情報とモニタリングを絶えず続け、ゆくゆくは他国を支配する役割を果たします。

本当に「防衛」だけ?THAADの本当の怖さ

ここでは、THAADシステムの中核技術としてAN / TPY-2レーダーを使用されています。この2000km半径の円がアメリカの監視下に置かれています。

北朝鮮だけでなく、日本、ロシア、中国がすべてこの大きな円の中にいることがわかります。

中国とロシアの政府はどう考えてもこの厄介な代物をアメリカに入れてほしくないのです。

中国の「ロッテマート」は閑散としている

中国のロッテマートは閑散としている(Weibo from 宋忠平)

中国のロッテマートは閑散としている(Weibo from 宋忠平)

中国でも展開されている韓国の大規模チェーン「ロッテマート」。今日では、中国でこの店内で人を見ることはめったにありません。

今や中国国内では、ロッテグループの下にあるスーパーの多くが閉鎖されています。これを「THAAD効果」と呼びます。

国際関係の専門家は「これは経済界が政治的な出来事に巻き込まれた事件だ」と語っています。

国際社会は、13億人を抱える中国の反応の早さに驚いています。

今や 『中国版LINE』WeChatと『中国版Twitter』Weiboのおかげで、誰もが24時間以内にこういったニュースを入手することができ、情報は以前より急速に普及するようになりました。

THAADが国家間の平和に与える懸念

THAADが国家間の平和に影響を与えるだけではなく、世界全体の経済に影響を与えるのは明らかです。

このような中国からの経済的な制裁は、韓国経済に深刻な影響を与えます。韓国の市民はたちまち中国に反発を感じるでしょう。

しかし経済的な影響とは別に、このTHAADの設置によってやりすぎな「エセ愛国者」が出てこないか多くの中国人が心配しています。

そういった人たちは、非常に深刻な紛争を起こす可能性があるのです。私たちはケガをしたり悲しい思いをしたりする人が出てくるのを見たくありません。

次の記事では、「本当の愛国者」と「エセ愛国者」についての見解を表明します。

林冰清 (リン ビンチン)
1991年生まれ。中国杭州市出身。アメリカ・マイアミ大学卒業、現在東北大学経済学研究科在学中(修士1年生)。専門は経済史と対比研究。政治プレス新聞社・学生記者。

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