アメリカ大統領が任期中に死んだらどうなるの?戦後の大統領を調べてみた

      2016/11/09

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こんにちは!政治プレス新聞社です。

再来月に投開票を控えたアメリカ大統領選。

ヒラリー=クリントン元国務長官を擁する民主党と、モノ申す不動産王ドナルド=トランプ氏を擁する共和党とで激しいせめぎ合いが展開されています。

世論調査ではクリントン氏が優勢と見られる中、今月11日にある事件がアメリカを騒然とさせました。

11日、ニューヨークで開かれた同時多発テロの追悼式典で体調を崩して途中退席。クリントン氏の主治医は、9日に肺炎と診断を受けていたことを明らかにしたのです。

これに対して、共和党のトランプ氏を中心にクリントン氏が大統領としての公務を全うできるのか不安視する声が出てきており、

大統領選まで2カ月を切ったこの時期に「大統領の健康問題」が新たな争点の一つとして浮上してきています。

政治プレス新聞社は「アメリカ大統領が任期中に死んだらどうなるの?」を取り上げ、検証していきたいと思います。

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心臓病が最多!戦後歴代アメリカ大統領の死因

 任期最終年の年齢  没年齢  死因
 フランクリン・ルーズベルト  民主党  63  63  脳卒中
 ハリー・S・トルーマン  民主党  68  88  肺充血、心臓および膵臓衰弱
 ドワイト・D・アイゼンハワー  共和党  70  78  鬱血性心不全
 ジョン・F・ケネディ  民主党  46  46  狙撃
 リンドン・ジョンソン  民主党  60  64  心臓発作
 リチャード・ニクソン  共和党  61  81  脳卒中とその関連症
 ジェラルド・R・フォード  共和党  63  93  心臓病
 ジミー・カーター  民主党 ---  ---  ---
 ロナルド・レーガン  共和党  77  93  肺炎
 ジョージ・H・W・ブッシュ  共和党  --- ---  ---
 ビル・クリントン  民主党  --- ---  ---
 ジョージ・W・ブッシュ  共和党  --- ---  ---
 バラク・オバマ  民主党  --- ---  ---

※表内で「---」となっているものは存命の人物(2016.9.13現在)

政治プレス新聞社ではルーズベルト大統領以降の戦後大統領の没年齢とその死因を調べてみました。

ルーズベルト大統領以降の戦後13名の大統領のうち、8名が亡くなり、一方、現職のオバマ大統領を含めて5名が現在存命です。

亡くなった8名のうち、4名と半分が心不全といった心臓病で亡くなっています。また、亡くなった8名全体の平均没年齢は75.75歳。

米保健福祉省所管のアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の統計によると、アメリカ人の死亡で最も多いのは2016年現在も心臓病。

戦後大統領の死因も、ある意味現在のアメリカの状況を反映している結果になっていると読めそうです。

大統領が任期中に死んだらどうなるの?これまでのケースを見てみた

ルーズベルト大統領より後の戦後大統領で、任期中の辞任となったのは凶弾に倒れたケネディ大統領と

ウォーターゲート事件で辞任したニクソン大統領の2名だけ。ケネディ大統領とニクソン大統領の辞任後の経緯を見てみました。

副大統領が就任するのが原則

合衆国憲法修正25条第1節によると、アメリカでは、大統領が死亡・辞任・免職などにより欠けた場合は、副大統領が大統領に昇格します。

事故・病気などにより大統領が一時的に職務遂行不能になった場合は、副大統領が臨時に大統領権限を代行することになります。

ケネディ大統領とニクソン大統領の死亡や辞任の際も、副大統領のポジションにあった者が大統領に昇格しています。

ジョンソン大統領

ジョンソン大統領

キング牧師などの公民権運動の担い手と話し合うジョンソン大統領(中央)

 

ケネディ大統領の後に副大統領から昇格したジョンソン大統領。

ケネディ大統領の悲願だった公民権法を成立させ、法律で公然と行われていたアフリカ系などの有色人種への差別を全て撤廃し、有色人種の社会進出に道を作りました。

一方で対外的には長期化するベトナム戦争を収拾できず、国内の支持は低下し、次のニクソン大統領にとってかわられることになりました。

フォード大統領

フォード大統領

フォード大統領

ウォーターゲート事件で辞任したニクソン大統領のもとで副大統領を務めていたフォード大統領。

「私は(高級車の)リンカーンではなく(大衆車の)フォードです」と自認するように素朴な人柄で、

ウォーターゲート事件で著しく失墜したホワイトハウスの信頼を回復するのに大きく役立ったとされています。

ただ、ある意味、戦時以上に難しい国家運営を求められた時期で、改選の選挙では落選してしまい、

合衆国大統領選挙に勝利して選出されたことのない、唯一のアメリカ合衆国大統領』として記録に残っています。めちゃくちゃ不名誉な肩書き…

トランプ・ヒラリーの副大統領候補って?

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いざというとき、アメリカ最高の権力を担っていく副大統領。

クリントン氏やトランプ氏が「片腕」として指名している副大統領候補を見てみましょう。

トランプの副大統領:マイク・ペンス インディアナ州知事

マイク・ペンス氏はインディアナ州知事を務める57歳。これまでも大統領選出馬を検討してきた実力派です。

連邦下院議員(6期)、連邦下院予算委員長などを歴任した実績から、共和党内の主流派の抵抗に対する信頼性を強め

トランプ氏にとって心もとない「経験」の部分を補う役割を果たすことが期待されています。

各地の保守派やキリスト教福音派から人気が高く、ジョニ・エルンスト上院議員や、

大統領予備選でテッド・クルーズ氏の選挙事務長を務めたジェフ・ロー氏などから支持されています。

ヒラリーの副大統領:ティム・ケーン上院議員

クリントン氏の副大統領候補として選ばれたバージニア州選出のティム・ケーン上院議員。現在58歳です。

ケーン氏はバーニジア州の州知事や民主党全国委員会の委員長を務めたこともある主流派。

以前から経験豊かで「無難」な候補とみられ、民主党はケーン氏の選出により白人労働者階級の有権者の支持拡大につながる可能性を期待しています。

「もしも」が現実になってしまったら?副大統領候補の実力にも注目

11日のクリントン氏の体調不良を訴えた件で、一気に注目を浴びるようになった大統領の健康問題。

今回健康問題が心配されているクリントン氏は68歳。そして対抗する共和党候補のトランプ氏は70歳。

「もしも」のときに大統領の代わりとして国を担っていく副大統領の役割にも注目されます。

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