武器輸出三原則から武器装備移転三原則へ

      2016/10/11

スポンサーリンク

武器装備移転三原則

武器輸出三原則という言葉はご存知でしょうか?

この原則は武器の輸出に関わることを説明したものです。

近年この原則が変更されて武器装備移転三原則と変更されました。

その流れや、意味などを説明いたします。

武器輸出三原則

%e4%bd%90%e8%97%a4%e6%a0%84%e4%bd%9c引用:wikipediaより

1967年に佐藤栄作元首相が武器の輸出に関して、その前から決められていたことを改めて国会で政府の方針として説明しました。それは、戦後から以下の3つのケースで武器輸出を禁止するものでした。

(1)共産圏
(2)国連安保理決議によって武器輸出が禁止されている国
(3)国際紛争の当事国、またはその恐れのある国

 

共産圏:共産党政権のもとにある諸国の総称。社会主義圏とも呼ばれる。かつてのソビエト連邦やポーランド,ドイツ民主共和国 (東ドイツ) ,チェコスロバキア,ハンガリー,ルーマニア,ブルガリア,ユーゴスラビア,アルバニアの東ヨーロッパ諸国,モンゴル,中国,朝鮮民主主義人民共和国 (北朝鮮) ,ベトナム,キューバなど。

国連安保理決議:国際連合の安全保障理事会(安保理)において行われる決議。法的拘束力があり、加盟国は決議に従わなければならない。安保理を構成する15か国(常任理事国5か国、非常任理事国10か国)のうち9か国以上が賛成し、かつ常任理事国のいずれもが反対しないことが決議採択の条件となる。国際連合安全保障理事会決議。→国連決議 →制裁決議 →総会決議 →非難決議

           引用:コトバンクより

※(当時、共産圏に対し国連は武器を輸出を規制していましたことがわかります。)

戦後まもなくから通産省内に武器輸出に関する決まりはありました。佐藤栄作元首相は、その判断基準を説明したと言っていますが、国会で首相の口からの説明だったことから、政府としての方針とされ、それ以降「武器輸出三原則」として定着していったのです

「武器輸出三原則」の内容そのものを直接的に規定した、法律は作られませんでした

スポンサーリンク
 

その後の武器輸出三原則

1976年に三木元首相が3つの原則意外も全面禁止とした政府の考えを答弁しました。「武器輸出を慎む」と表現しました。

田中六助通産大臣(当時)は「原則としてだめだということ」と答弁し、

1983年の中曽根内閣以降、歴代内閣が部分的に輸出を認める「例外」を官房長官談話などによって設けてきました。

日米安全保障条約の観点からアメリカ軍向けの武器技術供与を緩和することが理由です。

スポンサーリンク

 

武器装備移転三原則に移行

2014年4月1日に安倍内閣が武器輸出三原則を、「容認」と「禁止」の基準を明確化するために武器輸出三原則を変更して、”武器装備移転三原則”となる閣議決定をしました。

武器や武器技術の海外への移転に関%e9%98%b2%e8%a1%9b%e8%a3%85%e5%82%99%e7%a7%bb%e8%bb%a2%e4%b8%89%e5%8e%9f%e5%89%87する原則。武器輸出三原則に代わるものとして、平成26年(2014)4月、閣議決定により策定。移転を禁止する場合、認める場合および審査プロセスを明確にし、情報公開を図るとした。

引用:THE PAGEより

佐藤栄作総理の答弁から現在まで、三原則がアメリカへ例外を認めるものになり、現状を明確化する目的があっての移行でした。

 

 

防衛装備庁

2016年9月1日の閣議で10月1日 

内閣で、防衛省の外局である「防衛装備庁」を設置する閣議決定がされました。

その目的は防衛庁によると

1 防衛装備品の効率的な取得(プロジェクト管理)

2 諸外国との防衛装備・技術協力の強化

3 技術力の強化と運用ニーズの円滑・迅速な反映  

4 防衛生産・技術基盤の維持強化

5 コスト削減の取り組みと監察・監査機能の強化  

%e9%98%b2%e8%a1%9b%e8%a3%85%e5%82%99%e7%a7%bb%e8%bb%a2%e4%b8%89%e5%8e%9f%e5%89%87

 防衛省は、装備品の調達や研究開発を防衛装備庁を外庁に設置して統合した。これまでは内部部局の装備グループや、陸海空各自衛隊の装備品取得部門、技術研究本部などが別々に担当していた部署を集約して、調達コストの削減と輸出の後押しを目的としています。

防衛装備庁が閣議決定で設置されたのは、2015年9月17日の安保法案強行採決直後だった為、ネットでの批判がツイッター上で多くあがりました。

スポンサーリンク

 - 猫でもわかる、政治、時事用語解説 , , ,