【2016沖縄県議選・情勢予想】現職4人に新人が挑む、当選ラインは1万票超か (10)うるま市選挙区(定数:4)

      2016/05/28

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沖縄県議選・うるま市選挙区

6月5日投開票(5月27日告示)まで1カ月に迫った2016年の沖縄県議選。現在、13選挙区(定数:48)に70人が立候補を表明しています。前回2012年の選挙に立候補した63人を上回る数字です。

現在の知事・翁長雄志知事にとって初めて迎える県議選。今回の県議選は(1)県知事の県政の審判、また(2)夏の沖縄選挙区の参院選の前哨戦とも位置付けられ、県内の各選挙区で政治活動が本格化しています。

政治プレス新聞社では沖縄県議選の各選挙区の候補者の情勢予想をお届けします。第10回目はうるま市選挙区(定数:4)を紹介します。

うるま市選挙区

うるま市は、平成17年4月1日に具志川市・石川市・勝連町・与那城町が新設合併し、発足しました。人口は約12万2千人。那覇市より北東へ25km、沖縄本島中部の東海岸に位置しており、戦後沖縄の文教、政治、経済の中心地として発展してきた歴史があります。
旧勝連町は平成12年に世界遺産の指定を受けた勝連城跡を有し、10代目城主“阿麻和利”の時代は、沖縄最古の歌謡集“おもろそうし”の中で「きむたか」 (心豊か・気高い)と称され、大和の京や鎌倉にたとえて詠われるほど繁栄しました。
旧与那城町には約2500年前の沖縄貝塚時代中期のもので沖縄最大の段丘集落跡といわれる「シヌグ堂遺跡」があります。

2016沖縄県議選 うるま市選挙区

うるま市にある「勝連城跡」
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%AF%E6%99%82%E4%BB%A3)

また、うるま市は闘牛のメッカで、春、秋には全島闘牛大会等が開催され、盛況を呈しています。

2016沖縄県議選 うるま市選挙区

うるま市は「闘牛」のメッカ
(出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Uruma)

うるま市選挙区。その課題とは?

うるま市は、農業などの第一次産業比率が低い都市型の産業構造を持ち、商業大型店舗の進出が進む一方、既存の小規模零細企業の集客力は落ち込みが目立ち、市が抱える課題のひとつとなっています。

また、同市には、キャンプ・コートニー、キャンプ・マクトリアス、ホワイト・ビーチ地区、陸軍貯油施設、嘉手納弾薬庫地区などの米軍施設・区域や海上自衛隊沖縄基地隊、陸上自衛隊勝連高射教育訓練場などの自衛隊施設・区域が所在しており、市面積の約7.7%を占めています。

2016沖縄県議選 うるま市選挙区

うるま市にある「キャンプ・コートニー」は、駐日米海兵隊の中枢機能を有する。
(出典:http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kichitai/1210.html)

これら基地の存在は、同市の都市計画及び振興開発を図るうえで大きな制約となっており、また、基地に起因する事件、事故等に対する不安や恐怖等、地域住民との間に種々の影響を与えています。

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うるま市選挙区-予想される候補者一覧(五十音順)

(1)照屋タイガ候補(社民・現職)

2016沖縄県議選 うるま市選挙区 照屋タイガ候補

照屋タイガ候補
(出典: http://www.pref.okinawa.jp/site/gikai/)

会派:社民党
履歴:現職
年齢:44

東海大学法学部法律学科卒。2002年に具志川市議、2005年には合併に伴い、うるま市議となる。2008年に沖縄県議会議員に初当選。現在、2期目を務めます。2014年には、社民党沖縄県連書記長に就任しました。最重要課題に、辺野古新基地建設阻止を掲げます。今回の県議選では、今後の国政選挙も見据えつつ、辺野古の問題を争点化させるとともに、TPPや消費税など身近な課題、憲法などの問題も訴えます。

(2)照屋モリユキ候補(自民・現職)

2016沖縄県議選 うるま市選挙区 照屋モリユキ候補

照屋モリユキ候補
(出典: http://www.pref.okinawa.jp/site/gikai/)

会派:自民党
履歴:現職
年齢:60
前回の選挙(2012年)でトップ当選を果たした照屋候補。自民党沖縄県連副会長を務め、県議会では、歯に衣着せぬ質問で翁長知事と真っ向から対決します。翁長県政になって初めての県議選。前回トップの実績を力に、今回の選挙で4期目を狙います。

(3)ナカタ弘毅候補(自民・現職)

2016沖縄県議選 うるま市選挙区 ナカタ弘毅候補

ナカタ弘毅候補
(出典: http://www.pref.okinawa.jp/site/gikai/)

会派:自民党
履歴:現職
年齢:68

今回、4期目に挑むナカタ候補。全国高等学校PTA連合会副会長、沖縄県教育委員等を歴任するなど、教育分野での活動に実績があります。長年のPTA経験を活かして、子育て支援や医療福祉の充実などを訴えます。

(4)森根伸夫候補(無所属・新人)

2016沖縄県議選 うるま市選挙区 森根伸夫候補

森根伸夫候補
(出典:https://www.facebook.com/profile.php?id=100011812660772&fref=ts)

会派:無所属
履歴:新人
年齢:58
旧与那城町屋慶名生まれ。1977年九州産業大学、1981年同大学研究生、1982年那覇市役所へ。市職員として、長年、都市計画などに携わってきました。辺野古の新基地建設に反対し、翁長県政に対しては中立の立場として無所属での立候補。趣味は、潮干狩り、シーカヤック、サイクリングなど自然派の森根候補。「地域自治の連携」を訴え、現職の4人に挑みます。

(5)山内スエコ候補(無所属・現職)

2016沖縄県議選 うるま市選挙区 山内スエコ候補

山内スエコ候補
(出典: http://www.pref.okinawa.jp/site/gikai/)

会派:無所属
履歴:現職
年齢:58

旧石川市生まれ。うるま市議を4期、副議長も務めました。県議会では、与党会派として翁長県政を支える立場から、辺野古新基地建設反対などを訴えます。全駐労(基地労働者による労働組合)などの推薦を受けながら、今回の選挙で3期目に挑戦します。元民主党沖縄県連副幹事長。

各候補者の論評

定数4の現状の配置は、合併前の市町村ごとの勢力図となっています。
うるま市北部・旧石川市方面1人(山内スエコ候補)、同市中部・旧具志川市方面2人(照屋タイガ候補、照屋モリユキ候補)、同市南部・旧勝連町、旧与那城町方面1人(ナカタ弘毅候補)と上手く住み分けがなされ、保革勢力も2対2となっています。
今回、新人として立候補した森根候補の地盤は、同市南部の旧勝連・与那城町地域となる見込み。4期を目指すナカタ候補との凌ぎ合いに加え、他の地域にどれだけ支持を拡げられるかが注目されます。
また、前回選挙において、トップ当選した照屋モリユキ候補(約1万3千票)を除けば、他現職はいずれも9千票台の得票。翁長知事の誕生によって前回とは政治情勢が異なる中、各候補1万票を超えられるかどうかが勝負を分けそうです。

【2016沖縄県議選・情勢予想】各選挙区の情勢予想リンク

沖縄県議会議員選挙 うるま市区 開票速報 2016 当選落選結果

沖縄県議選・うるま市区 告示日を迎えた候補者たち

沖縄県議選・うるま市区 開票結果(2008年、2012年)

【2016沖縄県議選】沖縄県議会議員選挙 開票速報 2016 当選落選結果一覧

http://seijipress.jp/?p=10255

http://seijipress.jp/?p=9140

http://seijipress.jp/?p=10197

※政治プレス新聞社では、毎週開票速報をお届け。2016沖縄県議選の当選落選結果もいち早くお届けいたします。

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