【2016沖縄県議選・情勢予想】基地の街・宜野湾市 保革の逆転なるか (11)宜野湾市選挙区(定数:3)

      2016/06/03

スポンサーリンク

沖縄県議選・宜野湾市選挙区

6月5日投開票(5月27日告示)まで1カ月に迫った2016年の沖縄県議選。現在、13選挙区(定数:48)に70人が立候補を表明しています。前回2012年の選挙に立候補した63人を上回る数字です。

現在の知事・翁長雄志知事にとって初めて迎える県議選。今回の県議選は(1)県知事の県政の審判、また(2)夏の沖縄選挙区の参院選の前哨戦とも位置付けられ、県内の各選挙区で政治活動が本格化しています。

政治プレス新聞社では沖縄県議選の各選挙区の候補者の情勢予想をお届けします。第11回目は宜野湾市選挙区(定数:3)を紹介します。

宜野湾市選挙区

人口は約9万5千人。沖縄本島南部の中央、那覇市の北東約10kmに位置し、市の中央部の台地を普天間飛行場、北部をキャンプ瑞慶覧が占め、その面積は、全市域の約32.4%を占めています。
市内には沖縄国際大学、また琉球大学も隣接する学生の街。
更に近年、那覇市の外延的な拡大に伴い、市街地化が進展しており、沖縄コンベンションセンターが整備されるなど、県内の都市機能の一部を担う重要な地域となりつつあります。

宜野湾市にある普天間飛行場 (出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Marine_Corps_Air_Station_Futenma_20100526.jpg)

宜野湾市にある普天間飛行場
(出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Marine_Corps_Air_Station_Futenma_20100526.jpg)

宜野湾市選挙区では、定数3議席に対して 革新2 保守1 で推移していたところ、前回選挙(平成24年)で社民党公認候補の現職が落選。革新1 保守2となり、保革が逆転しました。

今年1月に行われた宜野湾市長選では、自民・公明推薦の佐喜真候補が約2万7千票を集め、翁長知事を支持する「オール沖縄」の支援を受けた志村候補に、6千票近い差をつけて勝利、再選を勝ち取りました。

今回の選挙では、県議会与党会派である社民が新人を擁立し議席奪還を狙う一方、自民党も新人を擁立。市長選での結果を受け、各陣営がどのような思惑で動くのか。基地の街・宜野湾市では、激戦が予想されます。

誤解だらけの沖縄・米軍基地

スポンサーリンク

宜野湾市選挙区-予想される候補者一覧(五十音順)

(1)アラカキ清涼候補(無所属・現職)

2016沖縄県議選 宜野湾市選挙区

アラカキ清涼候補
(出典:http://arakakiseiryo.ti-da.net/)

政党:無所属
経歴:現職
年齢:66
地元・喜友名を地盤に3期目を狙う新垣氏。普天間高校卒業。沖縄国際大学卒業、宜野湾市商工会成年部副部長、喜友名区自治会長、宜野湾市議会議員(3期)を経て、現在、沖縄県議会議員2期目。県議会では、米軍基地関係特別委員会委員長、土木環境委員会委員を務めます。

(2)伊佐ミツオ候補(自民・新人)

2016沖縄県議選 宜野湾市選挙区

伊佐ミツオ候補
(出典:https://okinawajimin.com/2016/02/12/%E7%AC%AC12%E5%9B%9E-%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%81%B8%E6%8C%99/)

政党:自民党
経歴:新人
年齢:64
宜野湾市議から県議選に挑戦する伊佐候補。市内大山地区を地盤に、自民党公認として定数3に挑みます。

(3)ゴヤ宏候補(無所属・現職)

無題

政党:無所属
履歴:現職
年齢:57
同市内・喜友名生まれ、沖縄国際大学中退後、参議院議員秘書などを務め、平成10年に宜野湾市議選に初当選。市議2期目の平成16年に沖縄県議会選挙で当選。平成17年に「政党そうぞう」代表代行。県議1期目の平成19年には参議院選挙比例区で出馬するも落選。平成24年の県議選で返り咲き。元自民党の保守中道で、「保革にとらわれない政治」を信条に通算3期目を狙います。県議会では、文教厚生委員会委員長を務めます。

(4)又吉セイギ候補(自民・現職)

2016沖縄県議選 宜野湾市選挙区

又吉セイギ候補
(出典:http://www2.pref.okinawa.jp/oki/meibo.nsf/doc/116843769356791449257A25002EAF3A?OpenDocument)

政党:自民党
経歴:現職
年齢:58

同市内・我如古に生まれ、県立普天間高校、琉球大学短期大学部と進む。地元・我如古自治会会長を務めるなど地域活動にも参画。その後、宜野湾市議会議員(4期)を経て、平成24年の沖縄県議会議員で初当選。県議会では、米軍基地関係特別委員会副委員長などを務めます。

(5)宮城イチロ候補(社民・新人)

2016沖縄県議選 宜野湾市選挙区

宮城イチロ候補
(出典:http://miyagi16.ti-da.net/)

政党:社民党
経歴:新人
年齢:48

前回落とした社民現職・渡嘉敷喜代子氏の後継として党公認で立候補。若手実業家として観光業に従事する傍ら、基地問題でも活動してきました。翁長県政を支える与党会派として、基地の街での議席奪還を狙います。

日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか

各候補者の論評

前回市長選では、「オール沖縄」と保守でそれぞれ候補1人ずつを立て、自公の推薦を受けた佐喜真氏が当選。
市長選での得票を、保守3(又吉、伊佐、ゴヤ)、革新2(アラカキ、宮城)の構図に当てはめた場合、革新系の候補がそれぞれ1万500票で当選圏、保守系候補はそれぞれ9千票と、単純に割れば保守にとって厳しい数字。

しかし、無所属保守系のゴヤ候補は、前述の市長選で佐喜真市政を強く批判した上、「オール沖縄」・志村候補の支援に回り、現職・佐喜真市長との関係にヒビが。佐喜真市長を支持する地元の保守勢力からゴヤ候補に票が流れるかどうかは不透明で、保守系候補の間で票の動きが出る可能性も。

革新では、伊波洋一氏とのつながりが強いアラカキ候補(無所属)が優勢か。知名度があり、宜野湾市の市職労を押さえる伊波氏に加え、「結の会」など市民団体の支援も受けます。社民の宮城候補は、社民現職が落選した前回県議選以上の取り組みが不可欠で、「オール沖縄」の支援に加え、浮動票をどの程度取り込めるかが焦点となりそうです。

国政で「野党共闘」を進める共産党も、革新として知名度の高い伊波氏の流れを汲み、また無所属であるアラカキ候補であれば、勝手連的な支援も可能と見られます。

「オール沖縄」の敗北と「翁長神話」の綻びを見た宜野湾市長選。それを目の当たりにした各陣営は、今次選挙でどう舵を取るのか。2議席を狙う自民、議席奪還を狙う社民、無所属保守と無所属革新を交えた宜野湾市選挙区では、激しい選挙戦が予想されます。

【2016沖縄県議選・情勢予想】各選挙区の情勢予想リンク

沖縄県議会議員選挙 宜野湾市区 開票速報 2016 当選落選結果

沖縄県議選・宜野湾市区 告示日を迎えた候補者たち

沖縄県議選・宜野湾市区 開票結果(2008年、2012年)

【2016沖縄県議選】沖縄県議会議員選挙 開票速報 2016 当選落選結果一覧

【2016沖縄県議選】開票結果(2008年、2012年)一覧

【2016沖縄県議選・情勢予想】各選挙区の情勢予想一覧

【2016沖縄県議選】告示日を迎えた候補者たち一覧

※政治プレス新聞社では、毎週開票速報をお届け。2016沖縄県議選の当選落選結果もいち早くお届けいたします。

誤解だらけの沖縄・米軍基地

スポンサーリンク

Comments

comments

 - 九州・沖縄地方選挙, 沖縄県内選挙, 沖縄県議選_2016, 注目選挙, 選挙区・情勢予想