【参院選-九州-情勢速報】大分:民現と自新が激戦 福岡:公明が24年ぶり議席か 長崎:「選挙無敗」現職を民新が猛追

      2016/07/07

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参院選・九州の7選挙区。

「保守王国」九州では、全体として自民現職が優位を保ちながら、選挙戦の最終盤に入る。

注目は、民進現職と自民新人がデッドヒートを繰り広げている大分、公明新人が24年振りの議席を狙う福岡、民進新人が自民現職を猛追する長崎だ。

九州各選挙区の終盤情勢を追った。

 

参院選-大分-情勢速報

民進現職・足立氏、自民新人・古庄氏による大接戦 最終盤の主戦場は大分市

大分では、民進現職の足立信也氏(2期目)と、自民新人の古庄玄知(こしょう はるとも)氏が大接戦を繰り広げている。

3選を目指す足立氏は、支持母体である連合大分の労組票に加え、民進、社民、共産支持層を固めているほか、無党派層への浸透で古庄氏に水をあけている。

九州で唯一の民進現職である足立氏は、民進にとって「最重点候補」のひとりであり、全国的な党勢が低迷する民進にとっては「取りこぼし」が許されない選挙区だ。

最終盤にかけては、足立氏の地元・大分市でさらなる浸透を狙う。

 

一方の古庄氏。

「九州1人区の全県制覇」を狙う自民にとっても、大分は「重点選挙区」。

当初、無名の新人として知名度不足が懸念されたが、安倍首相をはじめとする党幹部が続々と入り、知名度不足を挽回しつつあるという見方も。

同時に、地元国会議員を先頭に党組織をフル稼働させ、組織票を固めに奔走する。


(古庄氏の個人演説会の様子)

「激戦必至」と予想された大分だが、両陣営のデッドヒートが続いいたまま、選挙最終盤へと突入する。

大分合同新聞社は参院選大分選挙区(改選数1)について3日から5日まで、電話による世論調査を実施。結果に独自取材を加味して選挙戦終盤の情勢を探った。新人の古庄氏と現職の足立氏が大接戦を繰り広げ、激しく競り合いながら最終盤になだれ込む展開となっている。
(7/6 大分合同新聞「古庄氏と足立氏大接戦 参院選大分選挙区」より)

参院選-福岡-情勢速報

自民現職、民進新人が先行 3議席目は公明新人が有力

今回、2から3に改選議席が増えた福岡。

トップ当選を目指す自民現職・大家敏志氏と、民進新人の古賀之士氏が安定した選挙戦を展開。

大家氏は、今回「70万票、トップ当選」を目標に選挙戦に臨み、選対本部長を務める麻生副総理や地元党組織をフル回転させ、選挙戦をリード。

一方の古賀氏は、民進・大久保勉参院議員が急きょ出馬を辞退したことで擁立され、党内に混乱を招いた大久保氏と、民進関係者・支持団体との軋轢が懸念されていたが、元民放アナウンサーの知名度を活かして無党派層にも浸透する。

また、3議席目に手が届くところにいるのは、参院福岡で「24年ぶり」の議席を狙う公明新人・高瀬弘美氏だ。

公明は今回、福岡での議席を狙うため、党本部のトップダウンで自民の推薦を取り付けた。


(高瀬氏の応援に駆け付けた首相夫人の安倍昭恵氏)

地元自民県連からは、頭越しでの推薦決定に不満の声も出ている模様だが、選挙終盤で自民現職・大家が優勢を保っていることから、その影響は限定的と見られる。

埼玉では、3選を狙う公明現職が「当落線上」との見方もあり、公明としてはここ福岡で、是が非でも選挙区の議席を確保したいところだ。

他紙は、

改選数が1増えた3議席をめぐり、自民現職の大家と民進新人の古賀、公明新人の高瀬が優勢だ。大家は党所属国会・地方議員の後援会をフル回転させる組織戦を展開し、トップ当選を目指す。古賀は連合の全面支援に加え、元民放アナウンサーの知名度を生かし無党派層への浸透を図る。
公明が24年ぶりに独自候補として擁立した高瀬は、支持母体の創価学会が精力的に動き、自民の推薦を得て保守層の取り込みも狙う。
(7/4 時事ドットコムニュース「大家、古賀、高瀬が優勢=福岡【参院選情勢】」より)

改選議席が1増となった3議席目は高瀬が先行。支持母体の創価学会の組織力に加え、自民票の上積みをはかる
(7/6 日本経済新聞「2016 参院選の終盤情勢」より)

などと報じている。

 

参院選-長崎-情勢速報

「選挙無敗」自民金子氏がリード 民進西岡氏は父の地盤に勝負をかける

「選挙無敗」を誇る自民現職・金子原二郎氏が選挙戦を優位に進める。

県内全21首長の支持を取り付け、また多くの団体・企業から推薦を得るなど、組織票で新人を圧倒する。

自民現職の金子が主要団体の推薦を受けて優位に戦いを進め、民進新人の西岡が後を追う。リードを広げたい金子は組織を引き締め、長崎市など接戦が予想される都市部を中心にてこ入れを図る。西岡は労組票を固めつつ、党幹部の応援を得て街頭演説や個人演説会を重ね支持拡大に懸命。候補者を取り下げた共産の支援も受け、反自民票の取り込みを狙う。
(7/4 時事ドットコムニュース「自民金子が先行=長崎【参院選情勢】」より)

 

一方、最強の現職に挑む西岡氏は、連合長崎を通じた労組への浸透を進める。


(民進党・山尾志桜里政調会長と並んで支持を呼びかける西岡氏)

また西岡氏の父・武夫氏の地盤であり、金子陣営も警戒する長崎市、諫早市で後援会組織をフル活用。

当初、金子氏が圧倒するかと思われた長崎だが、西岡氏が「金子氏を猛追」しているとの報道もある。

西岡陣営としては、都市部・無党派層への浸透に勝負をかける。

(長崎の選挙情勢に対する岡田代表の発言)

参院選(10日投開票)の長崎選挙区(改選1)に、民進党の幹部が次々と応援に入っている。新人の西岡秀子氏(52)が、父で元参院議長だった武夫氏の支持層をフル稼働し、自民現職を猛追しているからだ。全国的に劣勢が伝えられる中、民進党は「西岡党」に起死回生を託す。
(中略)
もともと長崎市内の三菱グループを中心に、労働組合の力が強い。その上、西岡氏は祖父・竹次郎氏、父・武夫氏の代から続く支援者を抱える。この「西岡党」は保守系の人が多く、県内に数万人いるとされる。

西岡陣営によると、民進党本部による世論調査の結果、公示前後の10日間で、自民現職との差が大きく縮まった。
(7/6 産経ニュース「【参院選 長崎】民進起死回生の「西岡党」頼み 代表、幹部ら続々来援し自民現職を猛追」より)

参院選-佐賀-情勢速報

自民・福岡氏が優勢 民進・中村氏は知名度アップがなお課題

2選を目指す自民現職・福岡資麿氏が優勢を保ったまま、最終盤に突き進む。

当初、自民党の支持団体である「佐賀県農政協議会」が「自主投票」を決定したことによる影響も懸念されたが、

(福岡氏は)農林水産業票などでも優位に立つ
(7/6 日本経済新聞「2016 参院選の終盤情勢」より)

など、その影響は限定的と見られる。

県内の政党支持率でも自民が圧倒しており、「保守王国」佐賀の牙城は堅牢だ。

 

【支持政党】自民49% 民進12% なし18%

支持政党は、49・2%の人が自民党を支持すると答え、野党第一党の民進党の12・7%を大きく引き放す結果となった。自民の支持は2013年の前回参院選同様に4割後半で推移している。対する野党は、民主と維新が合流して民進となり微増したものの、自民との差は前回参院選と比べほとんど変わっていない。
(7/6 佐賀新聞「参院選 県内世論調査詳報(下)支持政党 比例投票先 支持政党別の投票先」より)

 

一方、現職に挑む民進新人の中村哲治氏。

地元が奈良で、今回は「国替え」での出馬となった中村氏は、労組への浸透で組織票固めを急ぐも、当初から懸念されていた知名度不足は未だ解消されていない。

選挙序盤から福岡氏に先行を許す、苦しい展開だ。

現職の自民福岡が幅広い団体から支持を受け、公明票も固めてリードしている。昨年の知事選をめぐって対立した農協の政治団体は6月に自主投票を決定したが、単位農協には福岡を支援する動きもある。民進中村は農家への戸別所得補償制度の復活を訴え農業票の取り込みを図るが、出馬表明が5月と出遅れ、知名度不足を解消できていない。共産も支援するが苦しい戦い。
(7/4 時事ドットコムニュース「自民福岡がリード=佐賀【参院選情勢】」より)

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参院選-熊本-情勢速報

自民・松村氏が手堅い選挙戦 野党統一候補の阿部氏は伸び悩む

衆参で全選挙区を自民が独占する、「保守王国」の熊本。

自民現職の村松祥史氏が、熊本地震からの復興をメインに訴え、与党の強みを活かした選挙戦を展開。

支持団体や組織票を固めながら、他候補を引き離す。

自民現職の松村が、組織票を手堅くまとめて盤石の態勢を敷く。主要団体の支援に加え、4月の熊本地震からの復旧・復興を訴えの柱に据えて政府・与党の取り組みをアピールし、引き離しにかかる。野党統一候補の無所属阿部は、安全保障関連法廃止や憲法改正反対を掲げ、無党派層への働き掛けを強める。地震の影響で、自治体職員が災害対応に追われ、自治労の活動が制約されることが懸念材料だ。
(7/4 時事ドットコムニュース「自民松村が盤石=熊本【参院選情勢】」より)

 

一方の阿部広美氏は、野党統一候補の第1号となったものの、自民党の厚い支持層に阻まれている。

震災の影響による投票率の低下も懸念されており、そうなれば組織票を持つ自民現職が有利となる。

選挙終盤にかけ、市民団体などと連携しながら無党派層への浸透を狙い、最後の追い上げにかかる。


(雨の中、街頭で支持を訴える阿部氏)

 

参院選-宮崎-情勢速報

3選を狙う自民・松下氏が盤石の態勢

2010年、2013年の参院選でいずれも自民が圧勝した宮崎。

現職の松下新平氏は、県内最大の政治団体である「県農民連盟」などの推薦を受けながら、選挙戦を優位に進める。

(公明党県議と握手する松下氏)

他紙も、「松下氏が他候補を大きく引き離す勢い」と分析。

盤石の態勢で、選挙最終盤に臨む。

■宮崎

宮崎は、自民現職の松下新平氏が他候補を大きく引き離す勢い。自民支持層と、推薦を受ける公明支持層の7割を固め、職業別や年代別でも幅広く支持を広げている。野党統一候補で無所属新人の読谷山洋司氏は、民進支持層の8割弱、社民支持層の7割弱を固めるが、共産支持層への浸透は5割程度にとどまっている。無党派層や、20代などの若い世代への支持拡大も進んでいない。
(7/6 西日本新聞「改憲勢力3分の2強まる 参院選情勢」より)

一方、松下氏を追う野党統一候補の読谷山洋司氏は、選挙前半から松下氏にリードを許している。

終盤は、無党派層への浸透を狙って大票田の県都・宮崎市を中心に回り、巻き返しを図る。

民進、共産、社民から支援を受ける読谷山は、安全保障関連法反対を訴え政権批判を強める。ただ、支持に広がりを欠いているとみて、大票田の宮崎市などでの浸透に全力を挙げる。
(7/4 時事ドットコムニュース「自民松下が安定=宮崎【参院選情勢】」より)

 

参院選-鹿児島-情勢速報

自民・野村氏が独走 野党統一候補・下町氏が追い上げに必死

3選を目指す自民現職・野村哲郎氏が優位を維持しながら、終盤に向かう。

党で畜産・酪農対策小委員会委員長を務める野村氏は、県内の主要支援団体から推薦を取り付け、また地元党組織をフル活用して、選挙序盤からリードを続ける。

終盤の段階では、野村氏の「独走」との見方もある。

■鹿児島

鹿児島は、自民現職の野村哲郎氏が抜け出し、野党統一候補で無所属新人の下町和三氏らが懸命に追い上げている。野村氏は自民支持層の7割弱を固め、公明支持層も8割近くに浸透。特に郡部で先行する。下町氏は民進支持層の7割、社民支持層の8割強を確保する一方で、共産支持層は5割弱の支持にとどまる。無党派層は6割近くが態度未定、両氏の支持はともに2割弱で差はない。
(7/6 西日本新聞「改憲勢力3分の2強まる 参院選情勢」より)

 

一方、野党統一候補となった下町和三氏。

連合鹿児島の事務局長を務める下町氏は、連合加盟労組のほか、共産、社民、安保法制に反対する市民団体と連携した活動を展開するが知名度に欠け、民進支持層を固めることにも苦戦。

選挙終盤にかけて逆転を狙い、無党派層への浸透を図っている。

 

3選を目指す自民野村が、無所属新人で野党統一候補の下町を大きくリード。野村は出身母体である農協の政治団体など幅広い組織のバックアップを受け、隙のない選挙戦を展開する。野党陣営は統一候補の擁立に手間取り、出遅れによる知名度不足を挽回できていない。無党派層への取り組みでも後れを取っている。
(7/4 時事ドットコムニュース「自民野村が引き離す=鹿児島【参院選情勢】」より)

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