【参院選-長崎-情勢速報】「選挙無敗」自民現職に民進新人が挑む 現職は盤石の態勢

      2016/07/07

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参院選-長崎-情勢速報

改選1の長崎選挙区では、自民現職の金子原二郎(かねこ げんじろう、72)氏、民進新人の西岡秀子(にしおか ひでこ、52)氏、幸福新人の江夏正敏(えなつ まさとし、48)氏の3人が出馬するが、選挙は金子氏と西岡氏の事実上の一騎打ちとなる。

「選挙無敗」の金子氏 盤石の態勢を敷く

自民現職の金子氏は、これまでに出馬した長崎県議選3回、衆院選5回、長崎知事選3回、参院選1回のすべてで当選。

「無敗記録」を更新し続けている。

今回の選挙でも事前の対策は万全で、

今回も1月から、県内の自民党県議や市議の会合にくまなく出席し、地域振興策や道路の基盤整備など実績をアピールした。すでに県内全21首長の支持を取り付け、企業や団体から2千を超える推薦状が届いた。
(6/8 産経ニュース 「【参院選】長崎選挙区 復活期す西岡党 民共協力にモヤモヤ 自民現職は危機感」より)

と報じられるなど、組織票の上積みに余念がない。

野党統一候補となった民進新人・西岡氏に対しての警戒も怠らない。地元紙も、

相手は民進、共産、社民、生活4野党の「共同候補」。こうした共闘の動きを金子氏は「野合」と切り捨てた。それでも、楽観視しているわけではない。

県北出身ということもあって、長崎、諫早両市など県南では西岡氏の父、故西岡武夫参院議長の「ネームバリューが残っている」と警戒する向きは強い。後援会幹部は内情をこう言い表す。「今まで以上に彼は神経質になっている。候補者でありながら細かく指示を出す"選対本部長"のようだ」

(4/21 長崎新聞 「迫る夏決戦 参院選ながさき情勢・上」より)

と報じるように、地元では「選挙の神様」とまで呼ばれる金子氏本人が、細かく指示を出すほどの熱の入れよう。

「無敗記録」の更新に向け、盤石の構えで選挙戦に突入した。

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父・西岡武夫氏の地盤での選挙戦 労組、無党派層への浸透がカギ

野党共闘で一本化された候補が民進新人の西岡秀子氏だ。

秀子氏の父・武夫氏は、参院議長も務めた長崎の「大物」。2011年に亡くなったが、選挙の地盤とした長崎市、諫早市において、その影響力は未だ残る。

1998年には、衆院議員を辞職して長崎県知事選に出馬するも、金子氏に敗れた。

今回の選挙は、世代を超えた「因縁の対決」ともなっている。

西岡氏の選挙戦については、

父の後援会組織をフル稼働させる。出陣式では「ルールを無視した政治に憤っています」と述べ、政権批判票の取り込みを狙う。
(6/23 産経ニュース 「【2016参院選】長崎選挙区、後援会の“地力勝負”」より)

と見られている。

一方、地元紙は、西岡氏と後援会組織との「温度差」について、次のように報じている。

 武夫氏を長年支えてきた後援会幹部は「今どき家名で選挙をする時代ではない」と素っ気ない。そしてこう続ける。「武夫は自民党青年団からスタートした完全な保守。カリスマ性や長年かけて築いた地盤は父のものであって、娘のものではない」

(4/22 長崎新聞 「迫る夏決戦 参院選ながさき情勢・下」より)

 

また、「野党共闘」にも不安が残る。

民進党副代表で、県連代表も務める高木義明氏(衆院議員)を生んだ「三菱重工業長崎造船所」の労働組合(三菱重工労組長崎造船支部、連合長崎に加盟)は、長年にわたり、共産系と反共産系(旧民社系)で争ってきた歴史的経緯があり、共産との共闘に対する反発は根強いと見られる。

長崎市で大きな影響力を持つと言われる同労組。連合長崎としても、その意向は無視できない。

全国の1人区で進められた「野党共闘」は、地域によって、その実効性にばらつきがある。

「選挙無敗」を誇る自民・金子氏に対抗するには、各野党の票の結集が不可欠だが、「野党共闘」が最も必要な長崎において、それが有効に機能するかどうかは不透明だ。

西岡陣営としては、父・武夫氏の地盤であった長崎市、諫早市において金子氏に勝り、合わせて都市部の無党派層への浸透を図りながら、勝機を見出したいところだ。

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