【北九州市議選-情勢分析】野党共闘の主導権はどちらに 共産・民進は党幹部も入る総力戦 (3)共産・民進編

      2017/02/01

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任期満了に伴う北九州市議選が22日告示され、定数57に対し80人が立候補を届け出た。

各党から候補者が乱立する大混戦となる北九州市議選。各党派ごとに、動向と情勢を分析する。

第3回目の本日は、共産党・民進党の動向・情勢を追った。

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候補者の動向・情勢 共産党・民進党編

総選挙をにらんだ総力戦 民進を上回り、野党共闘の交渉で優位に立てるか

昨年9月の参院選に引き続き、次の総選挙でも野党共闘を目指す共産党。

今回の市議選では、現有議席9を上回る10人が立候補。

共産は、前回の市議選(2013年)で、10あった議席を1減らした。

その時落としたのが、八幡東区の議席だ。

今回、八幡東区からは、前回同区で落選した藤本さとみ氏が立候補し、議席の回復を狙う。

1月21日には、市田忠義副委員長が応援に入ったほか、27日には、小池晃書記局長も駆け付ける力の入れようだ。

 

(出典:共産党福岡県委員会のFacebookより)

(出典:共産党福岡県委員会のFacebookより)

 

 

今回の市議選は、共産党にとって特別な意味を持つ。

北九州市は、共産が次の総選挙で「必勝区」と位置付ける福岡9区(若松区・八幡東区・八幡西区・戸畑区)、同10区(門司区・小倉北区・小倉南区)に該当するからだ。

他紙も、

党福岡県委員会のある幹部は「市議選で共産の総得票数が民進系を上回れば、候補者調整で優位に立つ材料となる」と、民進党へ“挑戦状”を突きつける。

(1/18 産経ニュース「北九州市議選 公明・維新、民進・共産、むき出しのライバル心」より)

と報じている。

 

福岡9区には、前回総選挙(2014年)で同区から出馬し、比例復活を果たした真島省三氏が立候補を予定しているほか、同10区には、同じく前回総選挙で比例当選した田村貴昭氏が出馬予定。

党本部間で、野党共闘に関する協議が行われている最中、今回の市議選で民進党を上回る得票を得られれば、「必勝区」の福岡9区、10区において、党の自前候補を擁立させるための好材料となる。

 

前回総選挙における共産の得票を見てみる。

■ 福岡9区  26,443票(得票率14.2%)

■ 福岡10区 25,941票(得票率14.1%)

■ 北九州市・共産比例票 50,319票(得票率 13.4%)

■ 福岡県・共産比例票 204,164票(得票率 10.42%)

県全体の比例票のうち、約4分の1を北九州市で賄っている計算だ。

得票率で見ても、北九州市で、共産が一定の勢力を持っていることが分かる。

一方、北九州市における民進比例票は、67,856票だった。

 

前回総選挙ベースで見ると、野党共闘が成立すれば、9区、10区ともに、野党側が自民候補を上回る得票となる。

しかし、9区は、前回比例で復活当選を果たした現職の緒方林太郎氏(民進党県連代表)の地盤であり、共産が自前候補を野党統一として擁立するのであれば、10区が現実的と思われる。

 

総選挙での野党共闘に影響を及ぼしかねない今回の市議選。

「全員当選」、そして民進を上回る得票を得て、衆院選に向けた最高のシナリオを描けるか。

 

前回減らした3議席を回復し、総選挙に向けた足場を固められるか

民進党は今回、計9人を公認し、1人を推薦。

民主党時代の前回(2013年)は、現職10人が出馬するも、3人が落選し、議席を7まで減らした。

前年の衆院選(2012年)で民主党が大敗した後に行われ、国政選挙での結果が強く影響したものと見られるが、今回、推薦も含めて全員当選すれば、以前の水準である10議席への回復となる。

共産も同じく、10人の全員当選を狙う中、総選挙での共闘で主導権を握られるわけにはいかない、という思いもにじむ。

 

前回総選挙における民主党(当時)の得票を見てみる。

■ 福岡9区  71,871票(得票率38.6%)

■ 福岡10区 58,599票(得票率31.8%)

■ 北九州市・民主比例票 67,856票票(得票率 18.2%)

■ 福岡県・民主比例票  314,357票(得票率 16.0%)

北九州市の党勢としては、県の中で特に強いというわけではないが、市内比例票で見れば、共産に1万7千票以上の差を付けている。

また、福岡9区は、前回総選挙で比例復活を果た緒方林太郎氏(県連代表)の地盤であり、是が非でも共産をリードしたいところだ。

緒方氏も頻繁に地元入りし、候補者の応援に回る。

 

前回総選挙・福岡9区で民進・緒方氏は、自民・三原朝彦氏に約1万6千票差を付けられたが、野党共闘が成立し、共産票が乗れば逆転する計算だ。

市議選で党勢を伸ばし、同時に、次の総選挙での「選挙区当選」に向け、足場を固めたいところだ。

 

 

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