【参院選-京都-情勢速報】野中広務の帰還は自民への追い風となるか。共産・大河原候補は若者に訴え追い上げを図る。

      2016/07/20

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参院選-京都-情勢速報

定数2の議席を4名の候補者が争う京都選挙区。参院選公示日直前の13日、自民党が政界を引退した野中広務氏の復党を発表し、政界を騒然とさせた。

野中氏が統べる全土連とは、どんな組織か。そして、京都を地盤とする野中氏と、自民現職・二之湯候補とのつながりはどんなものなのか。

野中氏という追い風を受け有利な選挙展開を行う二之湯候補だが、不安要素がないわけではない。迫る共産新人・大河原候補はどのような戦略で攻めるのか。京都選挙区に注目する。

野中広務、再び政界に舞い戻る。

自民党に復党した野中広務氏。(出典:http://www1.doshisha.ac.jp/~yowada/kasano/)

自民党に復党した野中広務氏。(出典:http://www1.doshisha.ac.jp/~yowada/kasano/)

野中広務が、再び政界に舞い戻った。自民党の党紀委員会は13日、2011年に離党した野中広務氏の復党を決めた。

山東昭子委員長は記者団に対し、野中氏が全国土地改良事業団体連合会長(全土連)であることを挙げ、

「(参院選で)ご協力いただかなければいけない」と語り、土地改良関連団体の支持に期待を示した。

(野中広務氏の自民復党決定 参院選の関係団体支持に期待|朝日新聞)

「最強の集票マシン」全土連とは?

全土連は、農業土木が専門の地元の中小・零細の建設会社を束ねる団体だ。農業票といえば、JA組合員といった農家が浮かぶが、

実際に東奔西走して地元で集票を行うのは中小・零細の建設会社だ。そういった団体を事実上傘下に置いているのが全土連だ。

長らく自民党政権を支えた「最強の集票マシン」であり、これを束ねる野中氏が戻ってきた。

ある西日本の土地改良区役員は、野中氏について

「民主党政権時代に予算を削られてわれわれが非常に苦労した時、自民党は何もできなかったが、野中さんは離党までして組織を守ってきた。」と語る。

(安倍自民を裏で動かす「巨大圧力団体」集票パワー|週刊新潮)

まして野中氏のお膝元の京都では、土地改良区の厚い選挙協力が施されると予想される。

「オヤジ」の代から 苦楽を共にしてきた二之湯候補と野中氏のつながり

(左)野中氏 (右)二之湯候補 (出典:http://www.ninoyusatoshi.com/)

(左)野中氏 (右)二之湯候補
(出典:http://www.ninoyusatoshi.com/)

二之湯候補と野中氏のつながりは深い。法務大臣や通産大臣を歴任した故・前尾繁三郎議員の時代まで遡る。

二之湯候補は、慶応義塾大学を卒業後、アメリカに留学し、20代から故・前尾繁三郎衆議院議員の秘書を務めてきた。

そして1983年、前尾議員が75歳で死去する。その際に、前尾議員の後継者として現れたのが野中氏だった。

二之湯候補はこの衆院選を野中氏と二人三脚で勝ち抜き、39歳で野中氏の後援会の事務局長に就任。

のちの5期20年にわたる京都市議会議員から始まるキャリアの礎を築いた。

野中氏の国政デビューから深いつながりを持つ二之湯候補。

全土連を率いる野中氏の帰還は、盤石とされている二之湯候補にはさらに追い風の要素となる。

「黒い」お金の使い方は野中氏ゆずり?オンブズマンが刺した「出所不明金」

しかしながら、二之湯氏についても不安要素がないわけではない。市民オンブズマンから疑義が呈されている、ある問題がある。

政治資金収支報告書に「出所不明金」などの虚偽記載があり、政治資金規正法違反の疑いがあるとして、

「政治資金オンブズマン」が、3月に二之湯議員や会計責任者に対する告発状を京都地検に提出した。

(二之湯智議員の告発状送付 市民団体「収支報告に虚偽」|京都新聞)

日刊ゲンダイが、この問題について二之湯候補の事務所に問い合わせをすると

「不慣れな者が(会計を)担当し、入力するのを忘れていたり、マルをつけていなかったりした。

単純なケアレスミスで、早く(報告書を)修正したい。お騒がせして申し訳ない」と釈明したという。

(自民・二之湯議員 恒常的すぎる「出所不明金」のデタラメ|日刊ゲンダイ)

オンブズマンによって疑義が呈されている問題があるなか、二之湯候補自身はこの件について有権者にどのように説明責任を果たしていくのか、

そして今後どのような政治運営をしていくのかが注視される。

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「知性」と「若さ」が武器 共産・大河原候補は政界に風穴を開けるか

演説をする共産新人・大河原候補。(出典:https://www.facebook.com/kyoto.justice/)

演説をする共産新人・大河原候補。(出典:https://www.facebook.com/kyoto.justice/)

野中氏の自民党合流と逆風が吹く中、現職2名を追い上げる大河原候補は若者への訴えに力を入れている。

京都精華大学などがある左京区や龍谷大学がある下京区で演説を行い、

学生・若者の悩みのタネの学費や奨学金問題、若者の雇用問題を取り上げ、

「多くの学生が、高すぎる大学の学費に苦しんでいる。10年間で半分に引き下げ、返済不要の奨学金もつくる」と党の政策を紹介した。

若者の雇用問題にも触れ、「不安定な非正規をなくし、正社員が当たり前の働き方を実現したい」と訴えた。

(若い共感つかむ 参院選、京都の候補者|京都新聞)

「知性」と「若さ」を前面に出す大河原候補が、現職の二之湯候補・福山候補にどれだけ迫れるかが注目される。

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