【松原市長選-情勢分析】現職・新人の一騎打ち 新図書館建設の是非などが争点か

      2017/05/24

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(「まつばらくん」。市制施行60周年を記念して、大阪芸術大学との官学連携で政策された松原市PRアニメーションに登場する。出典:Twitter)

(「まつばらくん」。市制施行60周年を記念して、大阪芸術大学との官学連携で製作されたPRアニメーションに登場する。出典:Twitter)

 

5月21日告示の大阪府・松原市長選(28日投票)。

いずれも無所属で、3選を目指す現職の澤井宏文氏(46)=自民、民進、公明、維新推薦=と、元同市職員で新人の植松栄次氏(55)=共産推薦=の2人が立候補。

候補者の顔ぶれと情勢を分析した(掲載は立候補届け出順)。

 

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現職・澤井氏 党派を超えた幅広い支援を受け、3選をめざす

【澤井 宏文(さわい・ひろふみ)】

(出典:http://www.city.matsubara.osaka.jp/index.cfm/17,0,73,400,html)

(出典:http://www.city.matsubara.osaka.jp/index.cfm/17,0,73,400,html)

 

松原市生まれ。大阪府立羽曳野高校、摂南大学経営情報学部卒。民間企業を経て国会議員秘書、松原市義を3期務めた後、2009年の松原市長選で初当選。現在2期目。

「待機児童ゼロ」などの子育て支援、また「事故・犯罪が激減したSC(セーフコミュニティ)活動の継続発展」などの防犯・治安対策のほか、新たな私立図書館建設に積極的なスタンスをとる。

また、第一声(21日)では、

「行財政改革を進め、市民のため財源を生む。その財源で子育て支援に投資させてほしい」

(5/22 産経ニュース「大阪府松原市長選が告示 現職新人一騎打ち 市議補選は新人2人」より)

と、行財政改革の更なる深化を訴えた。

2期8年の実績と、党派を超えた幅広い支援を受けながら3選を目指す。

 

新人・植松氏 市民目線の政策で現職に挑む 図書館の建て替えには反対

【植松 栄次(うえまつ・えいじ)】

(出典:植松栄次氏のFacebookより)

(出典:植松栄次氏のFacebookより)

 

八尾市生まれ。大阪府立藤井寺工科高校卒。1981年に市役所に入庁。労働組合活動が長く、市職員労働組合の執行委員長も務めた。市民団体「みんなが主人公 松原市民の会」の立候補要請を受け、3月末に退職。今回、共産から推薦を受ける。

 植松氏は、

「今の市政は市民の生活を見ていない。市民が主人公の住んで良かったと思える松原をつくる」

(5/22 毎日新聞「松原市長選/松原市議補選 市長選、現新2氏が立候補 市議補選にも2人 /大阪」より)

 

と現市政に対して批判的な立場から、「不燃・粗大ゴミの定期収集の復活」「小児・夜間救急医療の実現」「水道料金の引き下げ」など市民目線からの政策を訴えるほか、新図書館建設については「建て替えではなく、改修を」と否定的な立場をとる。

 

分散型から中央館の充実へ。私立図書館の建て替えの是非は、争点となり得るか?

(同市田井城にある松原市民図書館。出典:http://itot.jp/27217/10)

(同市田井城にある松原市民図書館。出典:http://itot.jp/27217/10)

 

澤井氏は、初当選した2009年5月の選挙で自民・公明・民主の推薦にくわえ、大阪維新の会・橋下徹知事(当時)からも支援を受け、共産推薦の梅木佳章氏を破った。

※ 澤井:23066票、梅木:18277票

この時、市の拠点病院であった「市立松原病院」の閉院(2009年3月)を受けた医療体制整備が争点となり、澤井氏は「医療水準を上げるため、専門家によるプロジェクトチームを立ち上げる」と訴え、「病院の復活」を掲げた梅木氏を退けた。

幅広の支援を受けた澤井氏に対し、梅木氏が約5千票差まで迫った要因としては、次の市政が「地域医療に対する市民の不安をどう解消するか」という明確な争点があったためと見られる。

なお、2013年の選挙でも澤井氏と梅木氏の一騎打ちとなり、澤井氏が22395票(梅木氏:11316票)を獲得し、再選を決めた。

 

今回、両候補の間でスタンスが異なり、かつ市民の間でも賛否がある問題としては、「私立図書館の建て替えの是非」が挙げられる。

もともと「松原市民図書館」は、気軽に歩いて行ける図書館として、同市田井城にある本館(松原図書館)と7つの分館が計画的に配置(各館から半径700メートルの円を描くとほぼ市域が埋まる)されているのが特徴だが、新図書館の建設は「中央館への機能充実と同時に、文館の図書館としての停止を求める」ものであるという批判がある。

2009年の選挙で争点となった松原病院の閉院問題は、当時の市長(中野孝則氏)のリコール運動にまで発展した経緯があったが、今回の私立図書館の問題に対して、どこまで市民の関心が高まるか。

大きな争点となれば、選挙戦は俄然盛り上がる。

28日の投票日まで、両候補の主張に注目したい。

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