【参院選-千葉-情勢速報】1から2を目指す自民の「天王山」 共産は初の議席に現実味 

      2016/07/07

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参院選-千葉-情勢速報

改選3の千葉選挙区では、総勢8人が立候補。

現在の議席は、民進が2、自民が1となっているが、2議席を狙う自民は今回、現職に加えて新人を擁立。

自民・民進による、まさに「陣取り合戦」となった千葉だが、3議席目を狙う共産も割って入る混戦となっている。

(1)浅野 史子(あさの ふみこ、共産・新人、45)

(2)元栄 太一郎(もとえ たいちろう、自民・新人、40)

(3)小西 洋之(こにし ひろゆき、民進・現職、44)

(4)猪口 邦子(いのぐち くにこ、自民・現職、64)

(5)古川 裕三(ふるかわ ゆうぞう、幸福・新人、34)

(6)高橋 正夫(たかはし まさお、無所属・新人、85)

(7)水野 賢一(みずの けんいち、民進・現職、49)

(8)香取 成知(かとり まさかず、こころ・新人65)

※届け出順

2議席を狙う自民にとっての「天王山」 自民現職・猪口氏が優勢

2議席を狙う自民にとって「天王山」とも言われる千葉。

まず、自民現職・猪口氏が選挙戦を有利に進める。

猪口氏は千葉県市川市出身。

「小泉チルドレン」としても知られ、今回出馬した候補者の中でも知名度は抜群だ。

他紙も、

知名度が高い猪口が一歩抜け出す。自民支持層の4割、公明支持層の3割の支持を取り付けた。

(6/24 日本経済新聞「2016 参院選の情勢」より)

と分析する。

また、今回自民は、現職に加え新人の元栄氏を立てたが、元栄氏は千葉に「足場」のない落下傘候補。

自民千葉の組織票が頼みの綱であり、知名度の向上が課題となっていた。

猪口氏の票が元栄氏に流れる若干の懸念があったものの、現時点で猪口氏がリードしていることから、党組織としても、選挙終盤にかけて元栄氏へのバックアップに注力できる状況となっている。

元栄氏は、残る2議席を、民進の2現職と共産新人とで争うことになりそうだ。

2議席維持に向け、激戦に臨む民進 総力戦も党内で不協和音

現有2議席の死守に向け、自民、共産との激戦に臨む民進。

前回(2010年)トップ当選した小西氏(約53万票)、3位当選した水野氏(約47万票)の両陣営には、岡田代表、蓮舫氏、山尾志桜里氏ら民進党現執行部が応援に駆け付けたほか、千葉民進の「顔」である野田佳彦元首相も精力的に動く。

しかし、水野氏の公認をめぐって党本部と県連側で意見の対立があり、党内は一枚岩とは言えない状況だ。

2010年の当選時、水野氏は「みんなの党」所属。民進に合流したのは発足時の今年3月だった。

元々は自民党に所属し、過去、衆院千葉9区で民主候補と争った経緯もある水野氏。

地元・民進県連にとってみれば、水野氏の持つ参院の椅子を「民進の現有議席」としてすんなり受け入れるのは、決して簡単なことではない。

また選挙活動の出遅れもあって、選挙戦術に乗せることも難しい状況と見られる。

 県連は元民主党の小西氏1人を擁立する予定だったが、3月に民進党が誕生した際、みんなの党の解党で無所属となっていた同選挙区選出の水野氏が加わった。永田町関係者は「水野氏は自民で4期衆院議員を務めたので個人票を持っているとみて2議席獲得も可能と考え、党本部が入党を呼び掛けた」と話す。
(6/28 スポニチアネックス「民進党、千葉で共倒れ危機…2人擁立の自民に対抗も共産“怖い”」より)

 

また今回、連合は小西氏のみの推薦を決定し、水野氏への推薦を見送ったことも、「民進2議席」の実現に影を落とす。

民進の最大の支持母体である連合も今回は小西氏のみを推薦し、唯一連携する社民も同様に水野氏は支持しない方針だ。
(5/9 毎日新聞「揺らぐ構図 2016参院選ちば/上 民進党 「2議席守れ」に県連反発 共倒れ懸念、公認でしこりも /千葉」より)

県連内の不満が解消されないまま選挙戦に突入した今回。

小西氏は、推薦を取り付けた連合千葉の支援を受けながら、水野氏に比べ優位に立つが、水野氏にとっては厳しい選挙戦となっている。

小西氏は推薦を受ける連合の支援を受け、民進支持層に浸透している。街頭演説では安保関連法廃止を前面に出しており、憲法改正問題を争点と考える有権者の支持を固めている。また、無党派層にも食い込んでいる。

旧みんなの党幹事長から民進発足直前に旧民主会派入りした水野氏は、民進支持層への浸透を急ぐが、県連が公認に反発した経緯もあり、固めきれていない。町村部では知名度があり、巻き返しを図る。
(6/24 毎日新聞「<2016参院選ちば>猪口氏、抜け出す 小西氏、元栄氏、浅野氏、激しく争う展開 水野氏追う 毎日新聞総合調査 /千葉」より)

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初の議席に向け期待感 近年勢いを増す共産が、3議席目を狙う

2010年の参院選以降、着実に票を伸ばしてきたのが共産だ。

比例票の上積みのみならず、千葉での議席を本気で狙う共産は今回、「45万票」を目標に掲げる。

上位3人で大きな差が拡がらなかった2010年参院選では、当選ラインが約48万票で、得票率は17.9%(最下位当選は水野賢一氏)。

自民に風が吹き、千葉でも自民候補2人が余裕の当選を果たした2013年参院選では、当選ラインが約39万票で、得票率は16.3%(最下位当選は民主・長浜博行氏)。

共産党が全国的に躍進した2014年の衆院選では、千葉県内全13選挙区における共産の得票は約34万票で、その得票率は13.69%だった。

上位2人が3位以下を大きく引き離す展開になれば、得票率が15%前後でも3位当選の可能性が出てくる。

2014年の衆院選以降、さらに勢いを増しているとすれば、共産の議席獲得は一気に現実味を帯びる。

一種の皮肉とも言えるが、過去の選挙結果から「自民が大勝すれば、共産が伸びる」との見方がある。

時の野党第一党が支持を失い、共産がその受け皿となって票を伸ばした、という分析からだ。

今回、野党第一党である民進への支持は心許ないものの、野党共闘が一定の効果を見せており、全体として「自民大勝」の情勢と見る向きはあまりない。

共産にとって今回の選挙は、先の「通説」を覆し、党の自力を証明するチャンスともなり得る。

自民現職・猪口氏がリードと報じられる中、共産が描くシナリオは。

野党共闘が見送られた千葉の状況に、安全保障関連法に反対する市民らからは「政権批判票が分散し、結果的に自民の二人が当選する可能性が高くなるのでは」との懸念の声が上がる。共産の浮揚幸裕県委員長は「複数区では野党のそれぞれが勝ち抜いて、結果として自公勢力を減らす結果を出すことを目指す」と理解を求める。

(中略)

自民、民進とも二人ずつ候補を擁立したことで、同じ党内で票の奪い合いとなった場合は、その間隙(かんげき)を縫って共産が初の議席を得る-。そんな可能性も現実味を帯び始めている。

(6/5 東京新聞「2016参院選ちば 混戦の構図 (下)共産 初の議席、現実味帯び」より)

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