金相場-過去最高規模の高騰-市場関係者は"ブルマーケット"到来とも

   

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日銀による為替介入や、米FRBの利上げ検討、中国経済の失速に端を発した世界為替取引の不安定化により、「比較的安全な通貨」である「円買い」が過熱する他方、このほどのイギリスのEU離脱によりさらに「比較的安全」な資産に世界は注目する。「金」である。

世界経済の不安定化と為替混乱により、世界の投資家は次の投資先、次の投資先とヘッジファンドらの助言を聞きながら工夫を凝らしてきたが、今回のイギリスの国民投票によるEU離脱の確定により、一部の投資家たちはもはや"冒険"を一旦取りやめた格好だ。

米金融紙大手ブルームバーグの6/27の紙面の分析によると今回の金相場の値動きは

金先物相場の年初来パフォーマンスは1979年以降で最高となっている。米金融当局が低金利を維持するとの観測が価値保存手段としての金の需要を押し上げ、地政学的な不安定要因も安全資産としての金の購入増加につながっている。(ブルームバーグ 6/27)

と、実に1979年以来、約半世紀ぶりの高騰となっている。

ブルームバーグによると1979年以来の金相場の高騰が続いているという。

ブルームバーグによると1979年以来の金相場の高騰が続いているという。

1970年代の金相場の高騰は、ベトナム戦争、一連の中東戦争などによる世界的政情不安が多くの原因と言われるが、それ以来の世界的な"不安定さ"を金の相場が示しているとも言える。

日本の日経新聞は24日のイギリスのEU離脱が濃厚であると国営放送BBCが報じる直前、金相場の値動きについていち早く報じた。

日経6/24の紙面は東証、為替のみならず金相場の繊細な値動きも捉え、報じた。

日経6/24の紙面は東証、為替のみならず金相場の繊細な値動きも捉え、報じた。

経済専門紙財経新聞は27日朝の紙面で、金の値動きの見通しについて金相場の引き続きの躍進を次のように報じた。

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高値もみ合いを想定。各国の政策対応の動きなどから、徐々にリスク資産に資金が回帰していく可能性もあるが、英国の欧州連合離脱を受けて、当面、米国の追加利上げの可能性は薄まったと考える。ドル高が抑制されるとの見方は、金価格の下支えとなっていこう。(財経新聞 6/27)

財経新聞は6/27の紙面で、金の下支えがしばらく続くとの見方を報じた。

財経新聞は6/27の紙面で、金の下支えがしばらく続くとの見方を報じた。

 

ブルームバーグバーグはまた、最新の報道で元FRBアラン・グリーンスパン議長のコメントを掲載した。

それによるとグリースパン氏は

“I guess to me, the most interesting thing is: are we seeing the first fault lines of a major correction and change in the financial and political systems?” he said. “If that’s the case, then we could very well be at the early stages of a major bull market.”

「推測するに、我々が、金融システムと政治システム上の一連の主要市場のとっかかりの修正と、変化にまさに直面しているとすれば。もしそうだとすれば、大きな"ブルマーケット(強気相場の市場)"の第一段階にちょうどあると言えるかもしれない。」(ブルームバーグ 6/27)

と、述べ、金相場も含めた波乱のマーケット動向がしばらく続くとの見方を述べ、また同紙はそれを受けて、金相場の引き続きの高騰が予想されると報じた。

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