[論説]舛添都知事はハメられたのか。文春と都庁職員リーク。

      2016/07/08

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一連の政治資金問題で窮地に立つ舛添都知事。

都議会最終日の明日15日にも、与野党より不信任議決の提出により、辞職か、都議会解散か、失職か。一定の区切りがつくというのが世論の大勢だ。

一連の問題の発端となったのは、週刊文春のスクープだった。文春によると、「都庁職員より内部告発があり」「独自に調査をした」結果、湯河原温泉別荘地への公用車通いを問題としてスキャンダルを報じたわけだ。

政府首脳の早々の分析

本紙は5月、サミット開催に合わせ俄かに政府首脳の会合が立て続ける中、安倍首相側近の首脳の舛添問題についてのコメントを、入手した。「サミットの上々の出来にご満悦の饒舌な語り口で舛添問題に触れ」と、続き、支援者に向け「舛添を相当面白くなかった都庁関係者がいるんだろうなぁ。舛添は面白くない、首を取れ。と、やったら収拾つかないところまで行ってしまって、首を上げなくてはどうしようもないムードも出始めている」と。

文春に続き、首脳も「都庁関係者」が発端と指摘する。

石原、猪瀬、舛添都政の外遊事情に詳しい情報筋は「もうすでに公の事」と前置いた上で、「石原氏も、猪瀬氏も、ファーストクラスでの外遊はあった。何も今更、舛添さんだけ鬼の首をとったように言われるなんて」、と。

絵画問題、別荘問題、諸々の問題が噴出した舛添氏の一連の問題であるが、疑問が残るのは「なぜこの時期に」「舛添が」という点だ。

「本丸」をおろそかにする与党の危機管理の甘さ。「政争の具」で五輪と都政を台無しにする、ポピュリズム。

石原、猪瀬時代と同じくするといえども、舛添氏は都政のトップとして説明責任と政治姿勢を厳しくただし、行動で訴えていく事が当然要請される。

しかし、近づく参院選に向けて「時限爆弾」として「政争の具」とせんとした思惑があるとしたら、世論は本当に憎むべきはそのような勢力である。

中国の政治家と、その部下との関係を示した古典『貞観政要』にこんな言葉がある。

「諍臣必諫其漸」(諍臣は必ずその漸を諫む。)…良い部下は、トップが立ち戻りできなくなるほどの大問題を露呈する前に、つぶさに諌め、政治の安定を図る。)

都政の安定を顧みず、いたずらに政局を見て動いた役人がいるとしたら、真に憎むべきは彼らではないか。

本当に都政を大事にする者のみをみつめ、扇動されない事は真に、都政を考える事である。

「あいつはなんだかグレーだから、糾弾しよう」というだけでは、いつまでも我々市民は、踊らされるだけである。

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