[市場動静]波乱の東電株-リスクづくめの市況打破は森新潟知事誕生がカギ

   

スポンサーリンク
埼玉県新座市の地下ケーブル送電線から発火した黒煙は首都圏を支える重要インフラの脆弱性を露呈した。

埼玉県新座市の地下ケーブル送電線から発火した黒煙は首都圏を支える重要インフラの脆弱性を露呈した。

東京電力は今、非常に深刻な岐路に立たされている。

発送電分離、電力の自由化規制のさらなる緩和により、これまでの事業の形の転換を迫られているだけでなく、度重なるリスク要素により市況は荒れている。

10月12日に発生した埼玉県新座市にある東電の地下送電ケーブルの火災は、経産省の発表によると58万戸あまりの首都圏の停電を引き起こしたと報告されており、その原因は以前不明の中、きょう16日に中断されていた実況見分が警察などにより再開され、週の初めからその真相は明らかになっていくものの、東電にとっては「どのような報告」になるにせよ、耳が痛いニュースになることは間違いない。

突発的なリスクの露呈のみでなく、10月5日の福島原発の一括廃炉に伴う損失により一転債務超過に陥る可能性を同広瀬社長が言及したことにより、市場は急反発し前日比8%あまりの大幅な値下がりをおこしたばかりだ。

日本経済新聞10.8は深刻な波紋の拡大を指摘した。

日本経済新聞10.8は深刻な波紋の拡大を指摘した。

スポンサーリンク

東電にとって「波乱の10月」はまだ終わらない。

ここでさらなる大きなリスクファクターとして待ち構えているのが、16日投開票の新潟県知事選だ。

東電最大の原発と言われる柏崎刈羽原発の動向である。同原発の再稼動は東電にとって2,000億円あまりの収益をもたらすと言われているが、再稼動に比較的理解を示している有権者が支援している森たみお候補に対し、再稼動の全面的反対を訴える支援者の根強い人気を得ている米山隆一候補の鼻息が荒い。

共同通信等、主要メディアによる終盤の出口調査によると、両候補横一線の見方が濃厚であり、与党の推す森たみお候補が万が一米山隆一候補に水をあけられることになれば、週明けの東電株の大幅な下落が予想されると、米金融紙大手ブルームバーグは指摘する。

米山氏当選のシナリオでは長期的な原発再稼動のハードルとなるとして、市況への反発を示唆している。(10.14ブルームバーグ)

米山氏当選のシナリオでは長期的な原発再稼動のハードルとなるとして、市況への反発を示唆している。(10.14ブルームバーグ)

 

本紙の情勢分析によると、投票日当日16時時点で浮動票の微増の情勢であり、未だ両候補予断を許さない状況ではあるが、東電にとって2016年の第3四半期の走り出しとなる10月の最大の天王山は、今後の同社の動静に大きな影響を与えることになりそうだ。

同、新潟県知事選は即日開票の上、同日深夜大勢が判明する見通し。

スポンサーリンク

新潟県知事選 16時現在の投票率は29.66%で推移 無党派層の躍進濃厚

新潟県知事選挙 開票速報 2016 当選落選結果

 

 - ヘッドライン, 経済ニュース , , ,