任天堂の映画事業参入で注目される 映画事業とゲーム事業の関係

      2016/10/12

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615678bc3c7ec1d925cbab813b296c2b_mゲーム機大手の任天堂の映画事業参入が話題になっています。

任天堂の君島社長に単独取材をした朝日新聞によると、任天堂は映画事業に参入するため世界の複数の制作会社と提携交渉を進めているとのこと。

映画事業でキャラクタービジネスを強化し、ゲーム人口を増加させる狙いがあるとみられます。

任天堂から作品の内容は明らかにされていませんが、朝日新聞は「マリオ」や「ゼルダの伝説」の主人公「リンク」など、世界で人気の高いゲームのキャラクターが登場する3Dアニメ映画が有力との見方を示しました。

このページでは映画事業とゲーム事業の関係について掲載します。

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密接な関わりのあるゲーム事業と映画事業

ゲーム事業と映画事業は密接な関係にあります。

例えばゲーム会社の「スクウェア・エニックス」は2001年にCG映画「ファイナルファンタジー」を公開(当時の社名はスクウェア)。

同社は今年3月にファイナルファンタジーXVの発売日発表に合わせて、長編CG映像など関連作品の公開を発表しています。

日本の大手AV機器メーカーでゲームのハードウェアなども手がける「ソニー」は、2015年から2017年の中期経営方針で、ゲーム・ネットワーク分野と映画分野、音楽分野を成長牽引領域として位置付けています。

また「ワーナー」がゲーム事業に参入するなど、映画会社がゲーム事業に参入するパターンもあります。

今年1月には日本の映画製作会社「日活」がゲーム市場への本格参入を発表しました。

ゲームの第一弾は、組織を育てて制圧地域を拡大する抗争シュミレーションゲーム「刺青の国」で、今年1月に台北で開催されたゲームショウに出展して話題を集めました。

日活 - 刺青の国

日活 - 刺青の国
出典:http://nikkatsu.com/game/sushityphoon/irezumi/jp/

日活 - 刺青の国

日活 - 刺青の国
出典:http://nikkatsu.com/game/sushityphoon/irezumi/jp/

なぜゲームから映画へ、または映画からゲームへ事業参入するのか

まず両事業ともに映像、音楽、音声などを扱う事業であることから、それらのコンテンツを制作するために現在まで培ったノウハウを活かしやすいというメリットがあると考えられます。

またどちらもDVD・BDやゲームソフトなど、ソフトの販路を既に持っていることもメリットとして挙げられます。

以上の点から、ゲームから映画へ、または映画からゲーム事業へ参入する企業が多いと考えられます。

ただし事業の参入は容易ではない 過去には記録的な赤字も

ただしゲームから映画へ、または映画からゲームへの事業参入は、成功するとは限りません。

上述の2001年に公開された「ファイナルファンタジー」は製作費総額167億円(技術開発費込み)をかけて製作されたもの、日米で興行収入が振るわず、最終的に当時のスクウェアは130億円もの負債を抱える結果となりました。

更にスクウェア本社へのソニー・コンピュータエンタテインメントの資本参加、またテレビアニメ『FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜』の放送終了(打ち切り)にまで発展しました。

また今回映画事業への参入が明らかになった任天堂も1986年にアニメーション映画『スーパーマリオブラザーズピーチ姫救出大作戦!』を発表しているが、目立った興行収入をあげられなかったためか、以降アニメーション映画を制作していません。

 

任天堂はスマートフォン向けゲームの台頭などで、本業のゲーム機ビジネスが苦戦しており、2017年3月期の連結売上高は過去最高だった09年3月期から約7割減の5千億円を見込んでいます。

今回の映画事業への参入は任天堂の社運をかけた参入となりそうです。

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