WeChatペイとアリペイで見る中国のオンライン決済

   

スポンサーリンク

こんにちは!政治プレスインターンシップ&東北大学大学院経済学研究科の林 冰清 (リン ビンチン)です。

私は現在、大学院の春休みに合わせて、中国の実家に帰省しています。

さて、久しぶりに中国に帰ったら、何かとお買い物や食事、公共料金を払ったり……日本とはまた違った出費がありますね!

ネットでのお買い物も爆発的に拡大した中国。そこで活躍しているのが、今回お話しするWeChatペイや、アリペイといったオンライン決済サービスです!

今回はその2サービスから中国のオンライン決済を読みときます。

「WeChatペイ」「アリペイ」2大サービスにみる中国のオンライン決済

何でも買えちゃう!WeChatペイ

wechatpay

(出典:http://www.netstars.co.jp)

「中国版LINE」のWeChat(微信)はご存知ですか?中国で最も有名なアプリの一つです。

WeChatユーザーはWeChatペイを使っていろいろな送金ができます。友人に送金したり(春節に少額の「お年玉」を送ったりもします)、

あるいはインターネットでお買い物をしたり、株に投資したり、電器・水道代を払ったり、

タクシー代を払ったり(「中国版Uber」とも言われるDiDiとも提携しています)、

電車や飛行機のチケット、本、ライヴ、映画のチケットも買えちゃいます。

安定のアリペイ:ネット通販から株式投資までを幅広く網羅

(出典:https://www.alipay.com/)

(出典:https://www.alipay.com/)

一方、アリペイもまた、株式投資といった分野で同様のサービスを展開しています。

また、アリババはこういったサービスをすべて同じグループ会社内で担っているので、アリババの方が技術的に安定しています。

アリペイは長きにわたってインターネット決済の分野で展開しており、とても安定した顧客基盤を持っています。WeChatペイがアリペイを倒すのはかなり難しいです。

アリペイとネット通販最大手タオバオはともにアリババの子会社で、長年にわたってお互いのサービスで協力しています。

タオバオの出品者が売上を銀行口座に送金し、買い手も購入した商品が確実に届くという双方にそれぞれメリットがあるため、タオバオ上で活用されています。

スポンサーリンク

「着いてから」「満足してから」決済 買い手も安心の仕組み

アリペイを擁するアリババは、最大手ECサイトの「Taobao.com」も運営している。

アリペイを擁するアリババは、最大手ECサイトの「Taobao.com」も運営している。

タオバオで買い物をすると、次のような流れで決済がなされます。

商品を買いたい人が出品者にお金を支払うと、そのお金は直接出品者には渡らず、一定期間仲介するアリペイの手元に置かれます。

商品が到着し、受け取った人が満足しなければ、その人は支払いを取り下げられます。そのお金は、アリペイからその人の所に戻ります。

アリペイの技術やシステムはその信頼性の高さもあって、多くの人が自身の支払いをオンラインからオフラインに切り替えつつあります。

中国全土が熱狂!独身の日

「独身の日」を市場にもたらしたEC最大手アリババはこの日過去最高売上を突破し、10-12月期55%の増益をたたき出した。

中国では「反バレンタインデー」「独身の日」と呼ばれる日があります。日本の人を含めた多くの外国の人がこの11月11日午前6時の勢いに驚いています。

この日だけで利益は100億元(約166億円)にのぼり、1億人以上もの人がタオバオやTmallといった主立ったショッピングサイトで買い物をしたとされています。

オンラインショッピングを勢いづけるために、この「独身の日」を初めて考案したのはアリババでした。

この日は、タオバオやTmaillの出品者の多くが見たこともないような割引を全種類の商品にわたって行います。

独身の人だけではなく、様々な人が買い物をします。ついつい要らないものを買ってしまうことも。夜12時になった瞬間、このセールは終わってしまうので皆必死です…。

個人情報を渡すのにためらいがある人も

アリペイの方がWeChatペイよりも機能がすぐれているともいいますが(送金のスピードやアカウントのセキュリティ性の高さなど)、

個人情報が容易に知られてしまうのを恐れて、自分の口座情報をそういったアプリに登録するのにためらうという人もいます。

WeChatは中国でもより生活に身近なチャットアプリというのもあり、その点では抵抗は少ないようです。

次回もまた中国で熱いオンライン決済のお話をします!

スポンサーリンク
林冰清 (リン ビンチン)
1991年生まれ。中国杭州市出身。大学はアメリカのマイアミ大学から卒業した。現在東北大学経済学研究科在学中(修士1年生)、専門は経済史と対比研究。現在政治プレス新聞社でインターンシップ中。

 - 経済ニュース , , , ,