B2Cが熱い!個性的な企業続々、中国のEコマース市場

   

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こんにちは!政治プレス新聞社インターンの東北大学大学院・経済学研究科 林冰清 (リン・ビンチン) です。

とても楽しいネットショッピング。前回は「なぜ選ばれる?中国のEコマース」というテーマで、中国という国でオンラインショッピングが選ばれる理由について解説してきました。

オンラインショッピングが大好きな中国人。彼ら・彼女らは今どんなサイトでお買い物をしているのでしょうか。

個性的な企業が続々登場する、中国のEコマース市場に迫ります。

拡大するB2C市場

グラフ 成長

現在中国でオンラインショッピングの主流を担っているのは、アリババ傘下の「タオバオ」に代表されるC2C(個人間取引)です。

その一方で、昨年から日本で言うアマゾンのようなB2C取引が高い成長率で拡大をしてきています。

マーケティングリサーチ大手のiReserchの研究調査によると、2015年の中国のオンラインショッピング市場はB2C取引が2兆元(約33兆3200億円)に達し、オンラインショッピングの全取引の51.9%を占めました。

成長率についても、これまで中心的な役割を担っていたC2C取引の成長率が19.5% に留まったのに対し、B2C取引は56.6%の高い成長率を記録しています。

どんなB2Cサイトがある?

中国 オンライン

中国のB2C市場のシェア(http://www.199it.com/archives/415547.htmlより作成)

さて、ここで具体的にどんなウェブサイトがあるのか見てみましょう。

2015年のB2C市場のシェアを示したグラフを見てください。この市場で1位がアリババ傘下の日用品から家電まで広く取り扱う総合サイト「天猫(Tmall)」で、

2位につけているのが同じように総合Eコマースサイト「ジンドン」になっています。

3位以下は「住み分け」で成長

シェア3位以下の企業は、「サニング(3位)・ビップ(4位)=家電、ジュメイ(guomei・5位)=コスメ、YHD(6位)=日用品、ダンダン(Dangdang・7位)=本」といった風に住み分けがなされています。

サニング(Suning)とビップ(Vip)社も以前よりシェアを拡大し、2~4位のジンドン・サニング・ビップ、そしてジュメイの4社の成長率はB2C市場全体の成長率よりも高いものになっています。

2位の「ジンドン」の取り組み

B2C中心のEコマースサイト「ジンドン(Jingdong)」は「タオバオ」と違ったプラットフォームを持っています。

アリババ傘下の「タオバオ」が、その時の必要に応じて対応できる物流企業とサプライヤーを別会社として有しているのに対して、

B2Cが主軸の「ジンドン」は巨大な物流施設とロジスティクス戦略チームを寺社で有しており、「ジンドン」それ自体が物流企業のような機能を有しています。

 

増える偽造品 したたかに躍動する「ハイタオ」

キャプション Haitao CEOの林明军。新しいビジネスモデルで業界の課題に取り組む。

Haitao CEOの林明军。新しいビジネスモデルで業界の課題に取り組む。(出典:林明军氏weiboより)

中国ではオンラインショッピングは比較的実店舗より安くお買い物ができるというメリットがありますが、一方でそのクオリティや原産地への不満も高まってきています。

アメリカや日本、オーストラリア製だとして、たくさんの偽造品が拡散されてしまっているという現状があります。

そういった不満に対してサービスを展開しているのがハイタオ( Haitao.com )のようなウェブサイトです。

ハイタオはアマゾンといった海外のEコマースサイト、メーカーの公式サイトと協業して、海外のサプライヤーと本物の商品が欲しい中国の顧客とを仲介し、

それと同時にそのサプライヤーを保護する役割を担っています。

課題も多い中国オンラインショッピング市場ですが、これからの動向にさらに注目です!

林冰清 (リン ビンチン)
1991年生まれ。中国杭州市出身。大学はアメリカのマイアミ大学から卒業した。現在東北大学経済学研究科在学中(修士1年生)、専門は経済史と対比研究。現在政治プレス新聞社でインターンシップ中。

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