なぜ選ばれる?中国のEコマース。中国人女子大生が解説してみた

      2017/01/13

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こんにちは!政治プレス新聞社インターンの東北大学大学院・経済学研究科 林冰清 (リン・ビンチン) です。

突然ですが皆さん、ネットでお買い物はしたことがありますか?Amazonはとっても便利ですよね。私も日本ではよく使っています。

さて、そんな風に、中国人は実はオンラインショッピングが大好きなんです。

日本では、27%の家庭が2015年にオンラインショッピングを1度はしたことがあるそうです。そしてその約6割は、ネットより実店舗で買い物をしようとする傾向があるそうです。

一方中国では、2015年のEコマース企業「アリババ」の売上だけで中国の小売業全体の16%を占めたと言われているほど。小売業全体ですよ。こんな「魔法」、中国でしかありえません。

日本の人と比べると、どうしてこんなに中国人ってこんなにオンラインショッピングが大好きなんでしょう?その理由は、3つあるんです。

なぜ選ばれる?中国のEコマース。その3つの理由

1.ネットはとにかく安い

パソコン ネット 女性

お、掘り出しもの見つけた♪

もしあなたが中国のデパートやお店に行ったなら、「あれ、なんだか人があんまりいない…?」ということに気が付くかもしれません。

それもそのはず、オンラインショップと実店舗では驚くほどに価格が違うんです。

例えば、デパートなら5,000元(約82,000円)のパソコンが、ネットでは3,000元(約50,000円)。もっと安いことだってあります。

今となってはデパートはアリババのための展示スペースになのです。

日本にはある法律の規制が中国にはほとんどないということも、この大きな価格差を助けています。

2.実店舗でのサービスが粗悪

女性 叫ぶ

もう交渉なんてイヤだ―!

中国では、お店が往々にして実際よりも高い価格を設定しています。

その後に価格などの交渉をするのですが、もちろん、こういう交渉をすると不愉快な気持ちになることも少なくありません。オンラインショッピングは嫌な気持ちをしないで済む1つの手段なのです。

日本の接客業はその素晴らしいおもてなしで中国でも有名です。

例えば、白いクッションが売っているとしますね。中国ではそういうとき決まって「触らないで!」と書いているものですが、日本では「ご自由に触れてみてください」と書いてあります。

そういう違いに触れると、日本の人がなぜ実店舗でお買い物をするのが好きなのかわかるのです。

3.中国国内の物流の改善

女性 配達

中国の物流も、以前に比べてかなり改善されました。

今現在、中国国内の物流は効率化され、大きく発達してきています。

中国国内の西部といった地方部では、商業があまり発達していないため、日用品の不足と交通の不便さからオンラインでのお買い物を選ばざるをえないという事情もあります。

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Eコマースの利用者はどんな人?「王者」タオバオから見えたもの

タオバオ

「見つからない宝物はない、売れない宝物はない」を豪語するタオバオ。中国のオンライン市場の7割を占める巨人。

「タオバオ」は中国国内最大のEコマース企業アリババの子会社です。C2C(個人間取引)を主とする「タオバオ」とB2C(企業と個人間の取引)中心の「天猫(Tmall)」に分かれています。

「中国のEコマースの王者」とも言われるタオバオ。2011年から2015年にかけての「タオバオ」利用者の傾向を見ると、中国のオンラインショッピング利用している人の傾向がわかります。

中国のインターネット利用者の傾向(ECサイト「タオバオ」利用者2011~2015年のデータ分析より)

(1)スマートフォンでアプリを活用する「スマホ世代」

(2)上海・北京・広州といった都市部だけではなく、地方部でも利用されてきている

(3)28歳以下の世代の急激な拡大

私はこの傾向の原因は、中国のスマートフォンの普及したためと、若い世代の消費の傾向がオフラインからオンラインに転換したためではないかと考えています。

さて、スマートフォンの普及によって大きく変わった中国の消費。次は彼らがいまどんなところで買い物をしているか、次回深掘りしていきたいと思います!

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林冰清 (リン ビンチン)
1991年生まれ。中国杭州市出身。アメリカ・マイアミ大学卒業、現在東北大学経済学研究科在学中(修士1年生)。専門は経済史と対比研究。政治プレス新聞社・学生記者。

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