【参院選-鳥取・島根-情勢速報】自民現職が優勢 合区による選挙関心の薄れも懸念

      2016/07/20

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参院選-鳥取・島根-情勢速報

改選1の鳥取・島根選挙区。

選挙戦は、自民現職と「野党統一候補」である無所属新人による事実上の一騎打ちとなる。

(1)国領 豊太(こくりょう ぶんた、幸福・新人、34)

(2)福島 浩彦(ふくしま ひろひこ、無所属・新人、59)

(3)青木 一彦(あおき かずひこ、自民・現職、55)

※届け出順

自民現職が優勢 「青木ブランド」は未だ健在

戦後初の合区となった鳥取・島根選挙区。

地元・島根で圧倒的な知名度を誇る自民現職・青木氏。

「参院のドン」と呼ばれ、内閣官房長官も務めた青木幹雄氏を父に持つ現職は、「青木ブランド」をフル活用。

地元である島根だけでなく、知名度不足が懸念された鳥取でも保守層に浸透し、選挙戦を優位に進める。

数々の大物議員を生んだ「自民王国」の鳥取・島根の地で、2選に向けて盤石の態勢をととのえる。

■鳥取・島根 島根地盤の青木に安定感

山陰の2県が合区された初の選挙は、島根を地盤とする青木に安定感があり、福島を引き離している。国領は支持の広がりが見られない。

2期目をめざす青木は、地元ではない鳥取にも支持を広げている。両県全体で自民支持層の9割をまとめ、公明支持層にも浸透している。福島は民進支持層の8割程度を固め、公認候補を取り下げて推薦する共産の支持層も取り込んでいるが、無党派層への支持拡大が課題。
(6/24 朝日新聞 「参院選序盤の情勢 選挙区(中国・四国・九州・沖縄)」より)

 

一方、野党統一候補となった福島氏。

国政の経験はないが、千葉県の我孫子市長を3期、また民間人として消費者庁長官を務めた実績を訴え、浮動票や政権批判票の取り込みを図る。

米子市出身の福島氏は、地元・鳥取を中心に街頭演説に注力。

「アベノミクス」や「TPP」への反対姿勢を明確にし、農村部などへの浸透も狙う。

◇地域で循環の経済を 福島氏

公示翌日の23日から、地元の鳥取を中心に回る福島氏は、25日は県西部、26日は県中部で精力的に街頭演説をこなした。

「地方の声を大事に」という姿勢から、主に農村など小規模集落を回った。街頭演説では格差是正や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への反対を掲げた。また、英国の欧州連合(EU)離脱にも触れ、「株価や為替に支えられているアベノミクスは弱い」と指摘。「地域で循環する堅実な経済に転換すべきだ」と訴えた。
(6/27 毎日新聞 「<2016参院選>「鳥取・島根」選挙区 3氏、支持へ奔走 初の週末 /鳥取」より)

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戦後初の合区で「地域代表」の意味が問われる 候補者は解消を訴え

「高知・徳島」「鳥取・島根」の2つの選挙区は、今回の参院選から適用となった「合区」によってできた新しい区割りだ。

都市部への人口集中と地方の過疎化による「一票の格差」を是正するための措置だが、該当する地域の有権者からは「地方切り捨て」との反発が根強い。

「合区」による有権者の選挙関心の薄れ、それによる投票率の低下も懸念されている。

1票の格差を是正するために導入した制度が、候補者が遊説できない地域を生んでいる。県境に位置する“へき地”では、選挙への関心が薄れ、投票率の低下を心配する声も上がる。
「この間、看板を付けた車が走っていたのを見たがそれっきり。候補本人の姿も見ないし、本当に選挙をやっているのか」
(6/30 日本海新聞 「候補者来ない!!へき地に悲哀 足運べぬ広大さ」より)

青木氏は、自民党組織をフル活用して地元以外でも支持を拡げているが、長距離の移動が必要となるなど、候補者にとっても「合区」による負担は大きい。

各陣営は、選挙初日から「合区の早期解消」を訴えたが、選挙区の大幅な拡大による影響は、選挙活動のみならず、当選後の議員活動にも及ぶ。

「一票の格差」と「地域代表」の両立をどう捉えるべきか。

選挙後は、投票率などを含めた「結果」の検証が求められるだろう。

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