【下田市長選2016・情勢予想】 (1) 16年ぶりの市長選 市庁舎移転が最大の争点

   

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下田市長選2016・情勢予想

6月12日投開票(6月5日告示)が迫った2016年の下田市長選。政治プレス新聞社では下田市長選の候補者の情勢予想をお届けします。

静岡県 下田市

下田市は、伊豆半島南部に位置し、人口は約2万3千人。

下田港を抱え、特産として「きんめ鯛」が有名である。

風光明媚な街並み、川端康成「伊豆の踊子」の舞台となったことなどもあり、観光業が下田市における産業の中心となった。

下田市長選 2016

市内を流れる平滑川。「伊豆の踊子」では、この川の近くに、踊子たちが泊まった宿がある。
(出典:http://loca.ash.jp/show/2002/e2002_odoriko.htm)

下田市が抱える課題とは?

観光中心の下田市、一時は年間600万人以上の観光客が訪れたが、バブル経済崩壊後は減少に転じ、2009年度には300万人を切るなど低迷。

更に、2011年の東日本大震災の影響で観光客が激減。ホテル、旅館など観光事業に関わっていた労働者の大量解雇が発生し、ハローワーク下田は、空前の人数の求職者、雇用保険手続きの失業者であふれる事態となった。

下田市の失業率は、静岡県内の自治体の中でも高く、観光業に過度に依存した産業構造の転換が求められている。

また、2012年に国の有識者がまとめた「南海トラフ」沿いで起きるとされる巨大地震の被害想定では、下田市でも津波の被害があるとの分析もあり、防災対策も喫緊の課題となっている。

16年ぶりとなる今回の市長選では、「津波浸水想定区域」内にある市庁舎の建て替え、少子高齢化・人口減少が進む地域の活性化などが争点となる。

下田市長選 2016

下田港と同市街地。
(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E7%94%B0%E5%B8%82)

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下田市長選-予想される候補者一覧(五十音順)

(1)楠山俊介氏(くすやましゅんすけ 現職・無所属)

下田市長選 2016

楠山俊介氏(62)
(出典:http://www.kusuyama.org/wp/archives/261/kusuyama1021)

会派:無所属(自民推薦)
履歴:現職
年齢:62
同市吉佐美の出身。静岡県立下田北高校、城西歯科大卒。前職は歯科医師。元下田青年会議所理事長。

(3)福井祐輔氏(ふくいゆうすけ 無所属・新人)

下田市長選 2016

福井祐輔氏(68)
(出典:http://tomiyo.cocolog-nifty.com/about.html)

会派:無所属
履歴:新人
年齢:68

高知県土佐清水市出身。静岡県立下田北高校、防衛大卒。元陸上自衛隊滝ケ原駐屯地司令、防衛大教授。防衛大卒。

各候補者の論評

 

【 楠山俊介氏 】

2期目に挑む楠山氏。

現職として「市政の継続」を訴える同氏。地元選出の国会議員など幅広い支援を受けながらの選挙戦となる。

■観光基盤に活性化 楠山候補
楠山候補は市役所近くの選挙事務所前で「下田の創生が求められている。人口減少を受け止め、小さくても豊かなまちを築き、観光を基盤に経済を活性化させる」と声を張り上げた。
新庁舎の建設は「もう一度みなさんと一緒に考え、しっかりとした庁舎を早く作りたい」と述べ、移転場所を含めて再検討する考えを示した。出陣式には地元選出の国会議員や県議、近隣市町の首長、伊豆漁協の幹部らが顔をそろえた。

(2016年6月6日「静岡新聞NEWS」「楠山氏、福井氏の一騎打ち 下田市長選告示」より)

最大の争点は、津波で浸水する危険がある市庁舎(海抜2・5メートル)の移転問題。市が移転候補地に選定した民有地(海抜7・5メートル)については関連条例案が昨年末の市議会で否決されており、同案を決定した楠山氏は「利便性、安全性、経済性のバランスを考慮して選定した。ここ以上の候補地はない」として、選挙で民意を問う考え。再選されれば選挙後に住民らの意見を聞いて候補地の選定をやり直す考えも示している。

(2016年6月6日「産経ニュース」 「下田市長選 現新一騎打ち 庁舎移転問題が最大の争点 静岡」より)

 

【 福井祐輔氏 】

一方の福井氏、市庁舎移転に反対する市民らの支援を受け、防災対策に重点を置く。

■防災体制を第一に 福井候補
福井候補は、下田市東本郷の選挙事務所前で出陣式に臨んだ。高校の同級生や、楠山候補が打ち出した敷根民有地への市庁舎移転に反対する市民らが集まった。
新庁舎について、福井候補は「できるだけ費用をかけず、敷根民有地以外の安全な場所を選定したい」と改めて主張。防災や観光を主体にしたまちの活性化、人口減対策を重点施策に挙げ、「避難場所や経路など体制づくりを第一に行う」と力説した。

(2016年6月6日「静岡新聞NEWS」「楠山氏、福井氏の一騎打ち 下田市長選告示」より

 

一方、移転計画の白紙撤回を求める市民団体などが支援する福井氏は、「現候補地は地盤が強固ではなく、市民を守る防災拠点としてふさわしくない」と主張。計画を白紙に戻し、市民の声を聞いた上で、現候補地よりもさらに災害に対して安全な土地に移転する方針を打ち出している。

(2016年6月6日「産経ニュース」 「下田市長選 現新一騎打ち 庁舎移転問題が最大の争点 静岡」より)

はやり、最大の争点は市庁舎の移転問題。

現市庁舎から西に約1キロ離れた民有地への移転を進める現市長・楠山氏と、それを白紙撤回し、更に高台への移転を求める福井氏という構図となっている。

 

投票は12日午前7時から午後8時まで市内21カ所で行われ、午後9時から下田小で即日開票される。期日前投票は6~11日、市役所で受け付ける。

4日現在の選挙人名簿登録者数は1万9818人(男9458人、女1万360人)。

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