【湖西市長選-情勢分析】若手新人による一騎打ちは、激戦の様相 市民の関心も高まる

   

スポンサーリンク

任期満了に伴う湖西市長選が13日告示された(20日投票)。

立候補を届出たのは、いずれも無所属新人で、影山剛士(42、かげやま・たけし、自民推薦)、菅沼泰久(40、すがぬま・やすひさ、連合静岡推薦)の2氏。

3期12年務めた三上元(みかみ・はじめ)市長は、退任を表明した。

今回の選挙では、公共施設再編や人口減少対策などが争点になると見られる。

 

若手新人2人による選挙戦は、どちらが当選しても、現職では県内最年少の首長になる見通しだ。

フレッシュな新人同士の対決に、地元での注目度も高まっている。

候補者の顔ぶれなどから、情勢を分析した。

★湖西市長選挙:20日(日)20時~投開票速報を随時更新★

湖西市長選挙 開票速報 2016 当選落選結果

湖西市(こさいし)とは?

(「スズキ」の湖西工場。出典:http://www.suzuki.co.jp/corporate/producingbase/)

(「スズキ」の湖西工場。出典:http://www.suzuki.co.jp/corporate/producingbase/)

 

 

湖西市は、静岡県の最西端に位置し、同県の浜松市、愛知県豊橋市に隣接し、人口は約6万人。

南側は太平洋、東側は浜名湖に面している。

トヨタグループ創業者・豊田佐吉の出身地としても知られ、トヨタ、スズキなど世界的な自動車メーカーの本社が近い。

その影響もあって、ハイブリッドカーのバッテリー、自動車用小型モーターの分野で世界一のシェアを占める地元企業や、国内最大の自動車工場などを抱える。

住民1人あたりの製造品出荷額で、全国1位となったこともある。

 

 

影山氏:行財政経験の豊富さを前面に出し、自民党の組織戦を展開

(影山剛士氏、出典:影山氏のHPより)

(影山剛士氏、出典:影山氏のHPより)

 

影山剛士氏(42)は、早稲田大学法学部を卒業後、大蔵省(当時)に入省。

その後、金融庁監督局、外務省在上海日本総領事館領事、財務省主計局課長補佐などを経て、今回の市長選に立候補した。

中央官僚としての経歴から、「中央とのパイプを最大限活かし、財源を確保して豊かなまちにします」(公式HPより)と訴える。

影山氏は、三上市長の市政に批判的な保守系市議らの後押しを受けて、出馬を決意。

出陣式には、多数の支持者が駆け付けた。

(11/13 影山氏の出陣式。出典:影山剛士氏のFacebookより)

(11/13 影山氏の出陣式。出典:影山剛士氏のFacebookより)

 

行財政経験の豊富さを前面に出し、自民推薦ならではの組織戦を展開する。

スポンサーリンク
 

菅沼氏:土木技術のプロ 民間出身の「強み」を活かした選挙戦

 

(菅沼泰久氏。出典:菅沼泰久氏のFacebookより)

(菅沼泰久氏。出典:菅沼泰久氏のFacebookより)

 

菅沼泰久氏(40)は、横浜国立大学工学部を卒業後、建設コンサルタント会社に入社。

ブータンで「JICA青年海外協力隊」の活動(国道の建設設計業務)に参加し、帰国後は、都内の建設コンサルタント会社で勤務。

途中、会社を休職し、「政策研究大学院大学」開発政策プログラムを修了した経歴を持つ。

自身のHPに、「民間の『土木技術者』として、世界中を飛び回ってきました!」とあるように、土木技術関係のプロだ。

民間企業出身ならではの「原価意識」、土木技術者として持つ「インフラ整備の専門知識」などを糧に、市政に取り組むとしている。

「湖西市の市政が新しく生まれ変わるべきなのか、それともこれまでの旧態依然とした市政をこのまま続けていくのか、この二者択一の市民の選択こそが最大の争点」(菅沼氏のFacebookより)

と、市政の刷新を訴える。

 

選挙戦では、「連合静岡」の推薦を受けているほか、同級生らが中心となって菅沼氏を支える。

また、引退を表明した三上市長は、「(浜岡原発について)安全性が保証されない限り再稼働させるべきでない」とする菅沼氏の支援に回る。

 

(菅沼氏の支援者ら、テーマカラーはオレンジ。出典:菅沼氏のFacebookより)

(菅沼氏の支援者ら、テーマカラーはオレンジ。出典:菅沼氏のFacebookより)

 

民間出身者であることを前面に出しながら、「動く男」をキャッチフレーズに、自民党推薦の影山氏と市長の座を争う。

 

 湖西市では、自民・民進が拮抗 さながら、与野党対決の様相に

今年7月の参院選における、湖西市の得票数(選挙区当選者)を見てみる。

※ 今年7月の参院選静岡選挙区(改選2)では、自民党・岩井茂樹(約7万4千票)、民進党・平山佐知子氏(約6万9千票)の2氏が当選。

 

■民進党・平山佐知子 1万3千300票

■自民党・岩井茂樹氏 1万2千800票

 

全県的には、自民・岩井氏の得票が多いが、湖西市では、民進・平山氏が岩井氏を上回る結果だ。

今回、民進党の支持母体である「連合静岡」が菅沼氏を推薦するため、自民・民進の与野党対決と見た場合、票が拮抗し、激戦になる可能性もある。

「連合静岡」には、「自動車総連 スズキ労働組合」など大きな労組が加盟しており、菅沼氏にとっては追い風となる。


(出典:連合静岡のFaceboookより)

菅沼氏を支援する三上市長は、3期12年にわたって、市政を担った。

浜岡原発(御前崎市)の再稼働阻止を優先課題に掲げ、自身も「脱原発首長会議」の世話人を務めるなどしており、市長選では再稼働阻止を前面に押し出し支持を集めた経緯がある。

その意味で、原発再稼働を進めたい自民党としては、何としても影山氏を当選させたいところだ。

 

両候補は、年齢も近く、また輝かしいキャリアを持つという点で共通する。

しかし、影山氏が文系、菅沼氏が理系であり、政策面、またそれぞれが持つ「強み」は、非常に対照的だ。

今回の選挙は、フレッシュな新人候補者による一騎打ちとなったことで、地元の関心も高まっている。

注目の湖西市長選は、20日(日曜日)に投票を迎える。

関連記事

★湖西市長選挙:20日(日)20時~投開票速報を随時更新★

湖西市長選挙 開票速報 2016 当選落選結果

より多くの皆さんにご覧いただき、より厳しくコンテンツを磨いていくために、ぜひクリックをお願いします。
ブログランキング用バナー
スポンサーリンク

Comments

comments

 - 中部地方選挙, 政治ニュース, 選挙区・情勢予想, 静岡県内選挙 , ,